漢字一文字で「失」と表現したように、今年は失うことが多かった。失った分だけ得るものも多かったので、決して、悲観的ではない。もっとポジティブに「捨」てるステージへと踏み出すべきだったと反省している。
「捨てきれなかったこと」にも色々な種類があり、自分なりの整理学で分析中だ。物に対する愛着は、もともと大した物を持ち合わせていないので皆無に等しいが、自我意識からの脱却が厄介だ。
退職してやがて10年の節目を迎えようとしている。退職に当たり、「現職時代の組織・人間関係を持ちこまない」と決心したのに、OB会から色んな誘いがくると心が揺れる。特に、今年結成された「OB走友会」への入会を断る理由が見当たらない。趣味の世界だから拘る必要が無いと思うのだが、自我との葛藤が続く。