旅の楽しみの一つ「食」。ホテルの夕食には、連日、コラーゲンたっぷりの美肌鍋や海鮮鍋が供された。食材は、真狩産の牛や豚、自家菜園の野菜、キノコ等々、全て地元のものばかり。「新鮮で美味」の誘惑に負けて、日頃の禁を解き、料理に合わせて、ニセコ産のワインと地酒を満喫した。
さて、鏡沼へのハイキングの帰路、昆布温泉に立ち寄り湯をし、ホテルへと車を走らせていたら、妻が「もう一つ寄りたい」と言うので驚いた。というのも、妻も私同様、風呂のはしご嫌いで、一ケ所逗留派だ。
ところが、「今のは”美肌の湯”、もう少し先に”若返りの湯”というのもある」と、案内書を見せたので、笑ってしまった。「今さら美肌・若返りは遅すぎる、、」と言いそうになり、慌てて言葉を飲み込んだ。
旅行から帰った翌朝、5日振りにジョギングをしたら、体が重くて動かなかった。まるで金縛りにあったようで、足が全く前に出ず、もどかしかった。体重計に乗ると、旅行前より3㎏増えていた。そこでしか味わえない料理に出会うのも旅のだいご味だが、私には、粗食が似合うようだ。