2012年1月1日、午前10時過ぎ、実業団駅伝中継を観ていたら、電話の呼び出し音。「もし、もし」と言っても、応答が無い。いたずら電話かと思って、受話器を置こうとしたら、「hi kenzo?」と問いかけて来た。
パースに住む次女の夫(NZL人)が、初孫の誕生を知らせて来たのだ。予定日より2日早く、元日の午前5時30分、娘が男児(3.5㎏)を無事出産し、3日に退院するとの報せだった。
大晦日から日が改まっただけで、我が家の空気が一変した。オーストラリアと日本では、出産の仕方が違い、何の手助けも出来ず、気をもんだが、母子ともに元気と聞き安堵した。
以前に、流産した経緯もあり、半ば諦めていたが、「you are grandpa」と言われて、「じじばば族」に仲間入りしたのだと気付いた。孫との対面は、当分先になるが、老夫婦の気持ちに張りが出来たことは確かだ。