去年のバレンタインは、土曜日。今年は、日曜日。気温が上がり、去年より8日早く、「春一番」が吹いた。今日は、一転して雪。さながら世情を投射したようだ。
第1(金融緩和)と第2の矢(公共事業)で、「円安・株価」を現出した。2本の矢の成功で、第3の矢(経済成長戦略)への期待感が膨らんだが、中身は白紙状態が続いた。
一方、デフレ脱却を目指す政府に呼応して、2013年4月の就任時に「2年以内に、物価上昇率2%」をぶち上げた黒田日銀総裁。たび重なる異次元緩和を断行しても、やがて3年になるが、全く、出口が見えない。
ついに、「マイナス金利」の奇策に出たが、その後の情勢を見れば、一目瞭然だ。「中国経済の減速、原油安」を理由に挙げるが、BRICs4カ国、なかでも、中国のバブルがはじけるのは時間の問題だったし、中東情勢や原油安も容易に想定できた筈だ。
窮した安倍総理は、昨年9月、批判の矛先を変えさせようと、新3本の矢(GDP600兆円・出生率1.8%・介護離職ゼロ)を放ったが、威勢の良い数字だけが並び、具体策は全く不透明だ。
仮に、安倍総理が、「原発全廃」の大英断を下せば、情勢は激変する。国家百年の計「クリーン・エネルギー大国」を中心に、全国に新たな産業が次々に生まれ、社会構造・経済構造が抜本的に変革すると確信している。
次回更新は、17日の予定
3年半前の安倍政権発足時、「3本の矢」を柱としたアベノミクスが脚光を浴びた。★春近し?今日、“バレンタイン・デー”は、生憎の土曜日。とっくに忘却の彼方と化した「義理チョコ」だが、職場では前日に渡すのだろうかと、埒も無い詮索。 商業ベースで、日本独特の進化を遂げ...
第1(金融緩和)と第2の矢(公共事業)で、「円安・株価」を現出した。2本の矢の成功で、第3の矢(経済成長戦略)への期待感が膨らんだが、中身は白紙状態が続いた。
一方、デフレ脱却を目指す政府に呼応して、2013年4月の就任時に「2年以内に、物価上昇率2%」をぶち上げた黒田日銀総裁。たび重なる異次元緩和を断行しても、やがて3年になるが、全く、出口が見えない。
ついに、「マイナス金利」の奇策に出たが、その後の情勢を見れば、一目瞭然だ。「中国経済の減速、原油安」を理由に挙げるが、BRICs4カ国、なかでも、中国のバブルがはじけるのは時間の問題だったし、中東情勢や原油安も容易に想定できた筈だ。
窮した安倍総理は、昨年9月、批判の矛先を変えさせようと、新3本の矢(GDP600兆円・出生率1.8%・介護離職ゼロ)を放ったが、威勢の良い数字だけが並び、具体策は全く不透明だ。
仮に、安倍総理が、「原発全廃」の大英断を下せば、情勢は激変する。国家百年の計「クリーン・エネルギー大国」を中心に、全国に新たな産業が次々に生まれ、社会構造・経済構造が抜本的に変革すると確信している。
次回更新は、17日の予定