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時悠人chosan流処世術

★共同生活の今昔

2017-04-10 10:41:15 | 日記・エッセイ・コラム
 桜の季節は、花見に浮かれるだけでなく、卒業・入学・入社等の人生の大きな節目に当たるので、感慨深い。

 今朝のTV番組で、今どきの学生寮を紹介していたが、ホテル並みの居住空間で、個室を確保しつつ、共有スペースで仲間と交流するスタイルは、コミュニケーションの理想形かもしれない。
 
 私は、自宅通学だったので、下宿や学生寮で過ごしたことはないが、社会人になってからは、独身寮・家族寮・単身赴任者寮・二人世帯寮と形態の異なる共同生活を経験した。

 最も印象に残っているのは、昭和46年、東京の独身寮で過ごした1年間。和室六畳一間に、二人同室で、年齢も職場も違い、ライフスタイルも違った。

 私の職場は、夜9時、10時退社が常態化していたので、布団の上げ下げや、入浴・洗濯等の時間等、共同生活の不自由さを味わった。

 彼が、時々、静岡県の実家へ帰る時だけ、自由に手足を伸ばすことができ、六畳間を広いと感じた。満たされた環境に育った現代の若者には、耐えられない不自由さだが、今となれば、懐かしい若い頃の一ページを飾っている。