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時悠人chosan流処世術

★日本社会の品格

2018-04-07 09:42:07 | 日記・エッセイ・コラム
 舞鶴市長に心臓マッサージをしていた女性を土俵から降ろす場内アナウンスや、宝塚市長が、土俵下で挨拶をさせられた問題が物議をかもしているが、相撲界の「伝統と差別」問題に矮小化してはいけない。

 歌舞伎は男性限定で、宝塚歌劇団は女性限定を批判する人がいないように、男女平等なる陳腐な単語を使うなら、日本社会は矛盾だらけになる。

 ちなみに、世界経済フォーラムによる「政治・経済・教育・健康」の4分野における男女格差を分析した「2017年版ジェンダー・ギャップ指数」では、調査対象144カ国のうち、日本は114位に低迷している。

 格差が少ない1位は、アイスランドで、ノルウェー、フィンランドが続き、フランス11位、ドイツ12位、英国15位、米国49位で、中国100位、韓国118位だった。

 GDPでは、2位・3位・11位の中日韓三か国は、皮肉にも経済大国だが、国民性や社会構造では、世界から取り残されていることを示している。

 日本が、島国固有の文化を培ってきた歴史や伝統をグローバル社会にどう適合させるかは、ジェンダーと価値観の多様性に対する理解を深める社会環境を作ることから着手すべきなのだが、、、。