プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★2007ランニング総括

2007-11-09 10:43:26 | スポーツ

 立冬を過ぎ、いよいよ本格的なマラソンシーズンの到来というのに、精神的には不完全燃焼状態が続いている。年内に、あと2レースの出場を予定しているが、今年は満足出来るシーズンを送ることが出来ずに終わりそうだ。

 いささか早いが、今年の総括をしてみると、出場レース回数は7回で、うち完走が4回しかない。実に、3回を途中棄権。気象条件や転倒が原因とはいえ、自分の不注意以外の何ものでもない。完走4回も、ハーフが1回限りで、あとは10キロのレースばかりで、フルマラソンの記録は残らなかった。

 昨年は、17レース出場し、途中棄権が2回(フル1、ハーフ1)。完走内訳は、「フル2、30キロ1、ハーフ5、20キロ1、2時間走1、10キロ4、8Kクロカン1」とバラエティに富んでいた。それだけに、今年の低迷振りが目立つが、昨年・今年と共通して顕著なのが「途中棄権」数が増え続けていること。

 好調時には、制限時間が厳しい大会で、関門不通過失格というケースはあったが、自らの意思でリタイアしたことはなかった。年間で、フルを7回完走し、ベストを更新(4時間15分33秒)したのは、2001年57歳。加齢とともに、レースに対する執着心まで希薄になって来たようだ。来年の課題は、出場レースはすべて走りきる、「全レース完走」としたい。


★メディアと評論家の無責任さ

2007-11-07 13:57:31 | 日記・エッセイ・コラム

 世論形成上、メディアが与える影響力は、かつてないほど強大な現代。そのメディアを利用することを生業としているジャーナリストや評論家という人種を、我々市民は警戒すべきだ。我が国では、ジャーナリストを名乗るための特別な資格や基準は不要なので、その人の価値観を見極めないまま、鵜呑みにすると危険だ。

 今回の「大連立騒動」の仕掛け人と、それを喧伝した一部のジャーナリストが「福田良い人、小沢無責任な人」に仕立てあげた。当事者の一方は、「あうんの呼吸」の一言で片付け多くを語らず、もう一方は「政権担当能力不足」「役員から不信任」と口にし、批判の集中砲火を浴びた。

 参院選で大敗したにも拘らず、安倍前総理が引責辞任せず、所信表明直後に政権を放り出した無責任さが伏線だ。総裁選挙で、1ヵ月半の政治空白を作った自民党の迷走に手を貸したのが、今回の騒動のフィクサーだ。アメリカ追従一辺倒の大物が、「テロ特措法」の期限切れに業を煮やし、仕掛けた芝居だったとの憶測も飛び交う。

 福田総理と小沢代表は、少なくとも、相互に信頼出来る相手と認めたからこそ、国政の停滞から脱する突破口を求めて、何度も会談を重ねたと解したい。単に、「政権交代vs連立」の構図の中で対立するのではなく、真の民主主義定着に向けての胎動と受け止めたい。今夕、小沢代表がどういった会見をするかを静かに見守りたい。


★不気味な予告編「時事放談」

2007-11-06 09:36:38 | 日記・エッセイ・コラム

 「大阪・淀川市民マラソン」が開催された4日。午前6時、走る準備をしていたら、テレビの「時事放談」が始まった。ゲストは、中曽根元総理大臣と読売新聞グループ代表取締役会長の渡辺恒雄。

 「時事放談」といえば、50年の歴史を持つ辛口の政治評論が売り物。かつて、朝日新聞出身の細川隆元と日経新聞出身の小汀利得の歯に衣着せぬ対談が好きで、毎日曜、楽しみにしていた。その後、小汀利得さんが退き、藤原弘達さんが登場した頃までは、記憶にあるが、早朝ジョグを始めてからは遠ざかっていた。

 さて、中曽根・渡辺対談で、「大連立政権構想やむなし」、更には、連立を推進しないと、政治が停滞すると両氏が意見一致したその日に、小沢民主党代表が辞任会見におよんだことが不気味だ。しかも、中曽根さんが、「渡辺さんは、主筆だ。政局にも影響力を持つ」と発言。その言葉を裏打ちするかのように、Y新聞だけが「福田・小沢会談において、17閣僚のポストの配分数」について言及した。

 自民・民主両党だけでなく、国民世論を巻き込んだ騒ぎに発展し兼ねない状況だけに、時事放談の中身が奇妙に符合する点が気掛かりだ。確かに、9月10日に臨時国会が開会して2ヶ月近く経つが、法案が一本も成立していない。「衆参ねじれ現象」が原因であることは事実で、これが参議院の地位を高め、国民にとっても好都合だとの考え方もある。だが、この状況を打開し、更に高度な民主主義次元に到達しない限り、最低、向う3年間は同じ現象が続き、国民生活への影響も大きい。政党それぞれの思惑と駆け引きがあるのだろうが、国民不在の政局に突き進むことがないようにと、祈る。


★第11回大阪・淀川市民マラソン大会

2007-11-05 10:29:36 | スポーツ

Epsn0010 第11回大阪・淀川市民マラソン大会は、11月4日枚方市の淀川河川敷公園を発着地点として開催された。好天に恵まれたが、脱水症状で倒れるランナーも出たほどで、長距離には厳しい条件だった。

開催回数を重ねるたびに、参加者数も増えて、今年は6千数百名に膨れ上がった。フルとハーフの二種目だけだが、制限時間が緩やかで(フル8時間、ハーフ4時間)、平坦なコースとあって、ゆっくりランナーにも格好の舞台なのが人気の秘密だろう。Epsn0013

Epsn0006 写真上は、フルの部のスタート直後のもので、我が走友の雄姿を撮ろうと待ち構えていたのだが、大集団に押されてシャッターチャンスを逃がしてしまった。下の写真は、大阪の仲間達が私を歓迎し、作ってくれた横断幕と7人衆。レース後とは思えない、元気ですがすがしい笑顔(?)は、充実感からか。

 レース後の反省会では、自己ベストを達成した者、目標タイムに及ばなかった者それぞれに、来期に向けた熱い決意表明があった。その場の雰囲気にのまれて、私も「フル4時間50分、ハーフ2時間」などと、無茶な宣言をしてしまった。酒の勢いとは怖い。都合で参加出来なかった仲間の士気鼓舞のために、敢えてロートルの次期目標値を紹介した。ちなみに、私のゴールタイム(ハーフ)は、2時間12分24秒で10分以内の宣言未達成であった。


★福田・小沢会談の怪談

2007-11-03 10:06:24 | 日記・エッセイ・コラム

 昨夜来、福田・小沢会談の批判でマスコミは賑やかだ。今後の国会運営に大きな影響を及ぼすとの見方が大勢を占める。

 二大政党制と大連立は、矛盾するとの論理と、議論は公開の場で行うべきとの小沢哲学が豹変したのかと、身内からも批判が集中した。先の参院選で民主党が圧勝した結果、「ねじれ国会」が誕生し、政権与党が野党(=民意)を無視できなくなった矢先に、大連立構想かと思わせた両首脳会談。

 一寸先は闇の永田町だけに、さまざまな憶測が飛び交うのも当然だが、小沢代表が福田総理の提案を持ち帰って役員会に諮ったことを、ぶれたと批判するのが解せない。小沢さんの、豪腕・独善的なイメージを払拭出来ずにいる方がおかしいと、私には思える。会談を赤坂の料亭で、秘密裏に行ったのであればともかく、二大政党の代表が話し合いをするのは自然だ。その際、重大な提案があれば、役員会で意見交換するのは民主主義の鉄則ではないのか。

 到底、受け入れることが出来ない提案だから、その場で拒否すべきところを持ち帰ったことが批判されているが、それでは、永遠に対立し平行線のままだ。国を憂い、国民のために何を為すべきかを真摯に考えるならば、代表同士が胸襟を開いて、話し合うことは歓迎すべきこと。それを「密室」の一言で片付けて良いのだろうか。永田町や霞ヶ関の文化は、私には到底、思い及ばぬ次元のようだ。