プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★2010年ランニングの総括

2009-12-08 10:38:21 | 日記・エッセイ・コラム

 091127_001 写真は、小豆島へ向かうにあたり、無事を願い、最後の調整を兼ねて大乗寺までジョギングした11月27日に撮ったもの。091127_024_2 紅葉の名所は各地にあるが、四季の移ろいを敏感に投影するこの寺と周辺の景色は、私のお気に入りのコースの一つだ。091127_016

 11月29日の小豆島タートルマラソンで今年の予定は全て終了した。出場したレースは、全部で10回(内訳は、フル:3、ハーフ:4、10㎞:1、その他:2)。去年の6レースにくらべれば、大きな故障もなく一年を過ごした。内容的にも、ここ2年間、フルマラソンを完走できなかっただけに、喜んでいる。

 レース後の筋肉痛も癒えたので、お礼と報告を兼ねて、朝方、大乗寺までジョギングした091127_006。境内の紅葉は終わりをつげていたが、静寂な空間には秋の残照が輝いていた。もう無理ができない体になったが、走るたびに新たな発見があり、新鮮な刺激と感動を感じるうちは走り続けたい。


★小豆島紀行~ハプニング~

2009-12-04 09:53:46 | 旅行記

 旅行にハプニングはつき物と心得てはいるが、それが現実になると戸惑うもの。旅程には、必ず時間的余裕を見こむことにしているが、タートルマラソンの旅行中、そのバッファが役に立った(?)。

 金沢から小豆島へのルートは色々あるが、今回はJR北陸線で、新大阪で新幹線に乗り換え、岡山から快速マリンライナーで高松へ出て、高速艇で小豆島へ渡った。所要時間は約6時間。以前は、小松空港から高松と松山への定期便があり便利だったが、採算割れで廃止されて久しい。

 さて、金沢から乗った特急サンダーバードが、滋賀県に入った時だった。「近江舞子近辺が強風のため、低速運転(時速30㎞)に切り替える」旨の車内アナウンスが流れた。青空が広がる好天で意外だったが、スピードがガクンと落ち、安曇川駅(近江舞子の手前)で臨時停車した。

 先行する普通列車のダイヤが乱れ、特急もあおりをくって新大阪に25分遅れで到着した。乗り継ぎに間に合わず、新大阪~岡山~高松間の指定席を取り直す羽目になった。高松駅で約40分の余裕を見ていたので、高速艇の乗船時間にぎりぎり間に合ったが、私が一番楽しみにしていた「さぬきうどん」を食べる時間を奪われたのが何とも口惜しかった。


★第30回瀬戸内海タートルマラソン大会③番外編

2009-12-03 09:51:16 | スポーツ

 「タートルマラソン」は、晩秋の小豆島の風景をのんびり楽しみながら走るには、やや厳しいコースだが、もう一度走りたい印象深い大会になった。20091129_023

 魅力の要因は、ホスピタリティに満ち溢れた大会だといえよう。スタート前に振舞われた”にゅう麺”は、体の内から力が湧いてきたし、沿道の私設エイドでは、飴湯やおにぎり、ふかし芋、寒天等々、手作りの品が多いのに頭が下がった。 20091129_028

 ゴール1㎞前で、おばあさんから「痛い足でよう帰ってきはったのぉ」と労わりの声をかけてもらった。ゴール後、疲れた体をまた”にゅう麺”が癒してくれた。翌日、土庄港から高速艇で高松に向かう時、好物のオリーブ漬けやじゃこ天を買ったら、マラソンに出たと知り、値引きまで。滞在した三日間、島の人たちが自然に身に付けた、お遍路さんへのお接待の心を随所で感じた。20091129_03320091129_031

  日本三大渓谷美に数えられる寒霞渓の紅葉のピークは、終わりを告げていたが、宿の周辺を散歩したら見頃の紅葉を見つけた。 心地よい平穏な時を過ごせたことに感謝している。


★第30回瀬戸内海タートルマラソン大会②奮戦記

2009-12-02 09:09:14 | スポーツ

20091129_020 スタートして10㎞地点だった。「アレッ!どうしたの?遅いわね!!」と、聞き覚えのある声がしたので振り向くと、妻がいた。10分後にスタートした妻(ハーフの部)に、追いつかれた。手元計測で、74分52秒だった。

 今年2回走ったフルは、5時間46分と5時間30分の低空飛行だったので、今回にかける思いは悲壮だった。制限時間(5時間30分)を逆算すると、1㎞のペースは「7分49秒」。後半のペースダウンを考慮し、「7分30~40秒/㎞で、最低30㎞、出来れば35㎞まで足を止めない」ことを目標に設定した。

 10㎞地点で75分00秒~76分40秒になるので、設定ペースより速かったのだが、妻の先行を許すことになった。中間点を折り返して来た妻にエールを送りながら、後塵を拝した無念さをかみしめつつ、後半に備え自重した。

 ついては、前半のスローペースが功を奏し、34㎞まで足が止まることはなかった。35㎞からの最後の長い坂で先行するランナーが歩くのを見て、易きに流れ追歩(?)。坂をのぼり切り、気合いを入れ直し、ペースを落としながらもゴールした。

 グロスタイム5時間15分42秒は上出来だが、それ以上に内容的に満足だった。如何にイーブンペースが大切かを再認識したし、救護車に収容されるようなら、フルを止めるつもりだったので、来年以降への展望が開けたと素直に喜んでいる。


★第30回瀬戸内海タートルマラソン大会①レース概観

2009-12-01 11:09:40 | スポーツ

20091129_016  11月29日午前9時30分、号砲とともに1,000名を超えるランナーが42.195㎞の長丁場に挑んだ「瀬戸内海タートル・フルマラソン全国大会」。10分後、ハーフと10㎞の部が同時にスタートした。

今年は、第30回の記念大会にあたり、参加者が前年より400人程増えて2,902名(フル1,070名、ハーフ1,055名、10㎞777名)。好天に恵まれて、応援家族等も含め会場は、お祭りムードで賑わった。20091129_021

 フルの部は、土庄町役場前をスタートし、県道28号線沿いに東進し、寒霞渓への登り口の先(小部)を折り返すコースで、小刻みな起伏が続く変化に富む設計だ。北陸でいえば、能登和倉マラソンのコースに酷似していて、片道7つの坂を上り下りするので、かなりタフなレースを強いられた。

 この大会は、往復とも海岸寄りを走るルールなので、ランナーがすれ違う際と、交通規制が限定的なので、通行車両に注意しながら走る必要がある。それでも沿道の応援と私設エイドの多さに驚いた。島の人たちの温かい“お接待”の心が伝わる「厳しくとも楽しい」人気大会に加えたい。