シネマ見どころ

映画のおもしろさを広くみなさんに知って頂き、少しでも多くの方々に映画館へ足を運んで頂こうという趣旨で立ち上げました。

「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」 (2015年 アメリカ映画)

2015年09月11日 | 映画の感想・批評


 またまたやってくれました、トム・クルーズ!今回はいきなり飛び立とうとする飛行機に素手でぶら下がるなんて、まあなんと恐ろしい!!ワイヤーで守られているとはいえ、スタントマンは一切使わず、自ら過酷なアクションに挑戦していく姿には毎回本当に感動してしまう。しかし、これは序の口。その後もオペラハウスの屋根から飛び降りたり、カー+オートバイチェイス、さらに息づまる潜水アクションと、危険と背中合わせのわくわくシーンが息つく暇なく登場するのだ。53歳(!)になった今も、ますますレベルアップが可能だなんて、先日の世界選手権で200連勝を達成した吉田沙保里選手が「霊長類最強女子」なら、同じレスリングを志したトムはさしずめ「ハリウッド最強男子」か。もちろん体重別であるが…。
 このシリーズ、20年前に映画化されて今回が6作目となるが、前身は1966年から始まったテレビシリーズ。日本でも「スパイ大作戦」という題名で放映され、人気を得た。主人公イーサン・ハントに指令が伝われば消滅する仕組みや、時間との競争という哲学が半世紀もの間変わらず貫かれているのがうれしい。そして変わらないといえばおなじみのあの曲。自分もお気に入りで、ずっとケータイの呼び出し音になっている。♪~~ミッション発令、ミッション発令!!
 今回はイーサンが所属する米国の極秘諜報機関IMFの解体という危機も描かれ、そこに多国籍スパイ組織“シンジケート”の陰謀も加わって、イーサンは多方面から追跡されることになる。彼を支えるのはイーサンの能力を信じて疑わない仲間たち。チームのリーダーとして存在感が増したトムもいいが、その仲間たちがまた魅力的。前作に続きよき相棒を演じるサイモン・ペッグにジェレミー・レナー、何とアレック・ボールドウィンも加わって、IMFはさらにおもしろくなりそう。このメンバーたちと任務遂行できるなら、美女のお誘いもお預けかな?!
(HIRO)
 

原題:「Mission:Inpossible-Rogue Nation」
監督:クリストファー・マッカリー
脚本:クリストファー・マッカリー
撮影:ロバート・エルスウィット
出演:トム・クルーズ ジェレミー・レナー サイモン・ペッグ レベッカ・ファーガソン ヴィング・レイムス アレック・ボールドウィン