鍼灸院クラルテのスタッフ日記

院長・受付嬢・事務のおねえさん・掃除のおばさんを一人でやってるスタッフの日記です。
ゆる過ぎる頻度で更新。

即翁與集愛玩

2021-11-03 | アート・文化

この間の日曜日に
京都国立博物館で開催中の「畠山記念館の名品」を観てきました。

事前予約<優先>制
ということで、サイトで予約をしようと思ったところ
ローチケのサイトに飛び、会員登録をしないと買えないという・・・。
釈然としない思いで、登録し
「3日以内にローソンでチケット発行しないと取り消す」とメールで何度も脅されつつ
ローソン探して取りに行って(最近セブンイレブンとファミリーマートばっかりで、ローソン少なくない?)
「予約の時間から1時間以内に入場しないと無効」って書かれたチケット握りしめ
緊張してかなり早めに着いてしまったため、入り口で待たされて
その間、当日鑑賞券をすんなり買って、すんなり入っていく人を横目で見ながら
地団駄踏んでたら
受付の人が明らかに怯えてました。ごめん。

と、のっけから文句ばっかり言ってますが
展示は素晴らしかった。
私、あまり興味のないものは、すっ飛ばして観るので
いつもだったらズンズン進むんですけど
今回は、全部興味あったから、全部じっくり観て
気が付いたら2時間近くいました。
そして、疲労困憊。

図録が欲しくて、買おうと思ったけど、重くて断念!
(オンラインショップで入手できます)

せっかく京都に来たんだから、あちこち寄りたかったんですが
京阪七条駅に着いたら、もう気力が残ってなくて、淀屋橋行の特急乗って帰っちゃった。
それぐらい魂持っていかれました。

国宝六件、重文三十一件を含む二百件。
あくまで私の感想ですけど、畠山即翁さん、綺麗で瀟洒なものがお好みだと思いました。
茶友さんたちも錚々たる面々で、中でも益田鈍翁さんと仲良しだったらしい。
即翁さんが経営する荏原製作所で、ストライキが起こった時に
鈍翁さんが茶事に誘ってきたりだとか(喫茶去、ってことなんでしょう)
「毘沙門堂」っていう銘の茶碗を、鈍翁さんと競り勝って手に入れたら
それがとても悔しかった鈍翁さんが「毘沙門堂」って大書して(横に小さな字で愚痴をつらつら書き連ねて)
送りつけてきたのを大事に持っておくとか
なんか良いー。

ちなみにタイトルの「即翁與集愛玩(そくおうよしゅうあいがん)」は
蒐集品に押されている愛蔵印で
意味は「即翁はみんなと一緒にこれを楽しみます」
だそうです。

畠山記念館の名品 ―能楽から茶の湯、そして琳派―
京都国立博物館
2021年10月9日(土)~12月5日(日)


そういえば
来年の10月8日(土)から、京都国立博物館で
「茶の湯」展が開かれるもよう。すでにチラシが置いてありました。

コメント
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