まったり☆てぃ~たいむ

いくら寝ても眠いのは何故?(・ω・*)?

家族ゲーム 第6話

2013-05-23 23:18:18 | ドラマ

第6話

『緊急家族会議! 議題は家庭教師解雇の件』





「沼田茂之。 平成10年5月12日生まれ。 A型。

幼い頃から優秀な兄と比較されてきた。

何をやっても兄に勝てない僕は劣等感の塊だった。

父さんが叱るのは僕がバカだから。

母さんが笑わないのは僕に興味がないから。

そう思って生きてきた。

そんな僕に友達なんて出来る訳もなく、ずっとひとりだった。

そして・・・・・あの事件が起きた。

毎日執拗に虐められて引きこもりになった。

そんな時だった。 吉本先生と出会ったのは。

先生は・・・無茶苦茶なやり方で僕を追い込んでいった。

虐めから逃れられない現実を・・・

家族から見放されている現実を・・・

友達がいない現実を・・・

痛いほど思い知らされた。

先生が来てから、目まぐるしく色んなことが変わっていった。

だから偶に思うんだ。

先生の手の平の上で転がされているんじゃないかって。

僕を振り回して、面白がっているだけなんじゃないかって。」



また虐めに遭っている茂之。

そこへ園田が来て庇ってくれるが・・・

結局2人共やられてしまった。



沼田家では、吉本に家庭教師してもらうことを拒否する慎一。

吉本は万引き写真などを慎一にチラチラ見せて脅す。

結局、慎一も吉本に教えてもらうことになった。

吉本は夏休みの間、一緒に家に住んでいいかと提案。

佳代子は賛成。

慎一もナイフを見せて脅され了承する形になる。

そこへもう業者が吉本の荷物を運び込んで来た。



翌朝から、吉本は慎一のあらゆる場面を写メで撮りまくる。


「あの。 その写真のデータはどこにしまってあるんですか?」


「ここだよ、ここ。 俺のハートォ!」


学校の外にも張り付いて写真を撮る吉本に舌打ちする慎一。

そこへ自殺未遂した高津が登校。

慎一は自分のせいじゃないよな?と、

半ば強引に高津に「うん」と言わせる。



真希からのメールを見ていた慎一の後ろから吉本が現れる。


「まだ彼女と会ってたんだ~。 でもお似合いだと思うよ。

自己中のバカップルって感じで。」


「何だよ それ。」


「いいねえ。 そういう風に態度に出せたら

良かったんだけどなあ~、高津くんも。

君が自殺に追い込んだんだろ?」


「俺は何もやってません。」


「直接手を下さなくてもやり方はいくらでもある。」


「まあ確かに死ねとは言いましたよ。

でも普通ホントに首吊ると思わないじゃないですか。」


「彼の気持ちを考えなかったのか?」


「死にたいやつの気持ちなんて分かりませんよ。」


吉本は慎一を壁に押しつける。


「これより苦しかったんだぞ? 彼の心の中は。

お前の無神経な一言で、

彼がどれだけ傷ついたか考えたことがあるか?

首を吊る前、お前に縋った僅かな希望を考えたことがあるか?

部室のパイプにロープを縛った時の、

彼の絶望を考えたことがあるか?

彼の気持ちを想像してみろよぉ、優等生~。」


「だったら俺の気持ちも想像してみろよ家庭教師!

散々つけ回して勉強に集中出来る訳ないだろ!!

もう俺のことは構わないでくれよ。」


「分かった。」


吉本はそう言い行ってしまう。



会社で妻の愚痴を部下に話す一茂。

総務課の前に来た時、浅海舞香を呼んでもらう。

が、やって来たのは全くの別人だった。



真希に会い、吉本が家庭教師になって

一緒に住み始めたと話す慎一。


「いや、勿論追い出すよ。

家族が吉本に感化されないうちに。」


「でも、どうやって?」


「吉本の人殺し発言。

あれってあなたの家族のことだと思ってました。

でも本人にそういう意識がないってことは、

他の誰かを死に追いやった可能性がある。」



慎一は真希を連れ、本当の吉本荒野の病室を訪ねる。

偽吉本のことを教えて欲しいと母親に聞く慎一。

1枚の写真を出す母親。


「これで最後にして下さい。

息子の叔父です。 名前は高柳。

8年前に息子と同じ中学の教頭をしていました。

今は退職してます。」


その写真の後ろの方に、

偽吉本が写っているのに気づいた慎一。


「あの男も同じ中学校の教師でした。」



茂之は真野さくらが自分に気があると聞き大喜び。

信じられないと、根拠は何かと。


「お前が成邦館高校受かったら教えてやるよ。」


「そんな・・・いいじゃないですか~。 教えて下さいよ~。」


茂之とは楽しそうにやっているのに、

慎一の家庭教師の時は一言も話さない。


「茂之の時とは随分違うんですね。 聞いてます?」


「構うなって言ったのはそっちだろ。

それとも、僕に構ってほちいんでちゅか?」



リビングに下りて来た慎一は、

茂之と佳代子、吉本が楽しそうに遊んでいるのを見て

無言で家を出て行く。


「早くあいつを追い出さなきゃ、家族が駄目になる。」



慎一は真希と一緒に教えてもらった高柳の家に。


「懐かしいなあ。 荒野は生徒思いの先生でね。

あんな事故に遭わなければ

立派な教師になっていたはずだよ。」


「あの、ここに写ってる先生は?」


「田子先生だよ。 田子雄大。

悪い先生じゃなかったが荒野とは馬が合わなくてね。

他の先生とも上手くいってるとは思えなかった。」


「あの、吉本先生はどんな事故に遭われたんですか?」


「階段で足を 踏み外したんだよ。

帰宅途中の長い階段でね。

何度も転がって頭を強打したらしい。」


「本当に事故だったんですか?」


「うん・・・警察の見解ではね。

でも暗くもないのに足を 踏み外す訳がない。

実際警察も事件性を疑ってたんだけど、

とうとう決定的な証拠が見つからなくてね。」


「田子雄大が突き落としたっていう可能性は?」


「その質問には答えられないな。

でも第一発見者は彼だった。」



帰り道、慎一は田子が吉本突き落としたと言うが、

真希は今の話だけで決めつけるのはどうかと思うと。

名簿を借りて来たから、他の先生にも聞いてみると慎一。

それは自分にやらせてと真希。


「あいつにバレずに動くには私一人がいいと思うの。

心配しないで。 今度は私があなたの力になりたいの。」



沼田家は夕食中。

一茂が旅行にでも行くかと提案。

お金はどうするのかと心配する佳代子に、

満期過ぎてるし定期を崩せばいいだろと。



慎一は自室に戻るとナイフを出し枕をズタズタに。


「あ~あ、枕そんなにしちゃって。

まだ返すの早かったかなあ。」


「このまま上手く行くと思うなよ? 家族は俺が守る。」


「笑わせんなよ。 お前がいつ家族のために動いたよ。

お前が守りたいのは家族じゃない。

自分に都合のいいこの生ぬる~い環境だ。

カッコつけんなよ、優等生~。

あと何日でお前の居場所がなくなるかな。」


翌朝、ネット株をする佳代子のPCを覗いた吉本。

こんな銘柄薦めてないと言う吉本に、

自分で上がりそうな株を・・・と佳代子。

吉本はすぐに売るよう言う。


「一時は持ち直したんです。

今は下がってますけどまた上がると―」


「いいから早く!!」


佳代子は言われた通り株を売った。


「ざっと95万の損失ってところですか。」


「どうしたら・・・」


部屋に戻り封筒を取って来て佳代子に渡す吉本。


「100万入ってます。

これで定期の損失分の穴埋めにして下さい。」


「出来ません。 そんなこと。」


「定期使い込んでいたこと

ご主人にバレたら沼田家泥沼になりますよ。

元々大金を使わせたのは僕ですから、僕の責任でもあります。

もうおしまいにしたらどうです?

結局向き合うしかないんですよ。

ご主人と。 子供たちと。 自分自身と。」



茂之と園田が遊んでいると

リーダー格以外の虐めっ子たちがやって来た。

自分たちも交ぜてくれと。


「なんか山尾と一緒にいるのがめんどくさくなって。」


そして茂之に謝り、茂之は許した。



慎一と真希が会っている。


「田子雄大が吉本荒野を殺そうとしても

おかしくない理由が分かったよ。

これをご両親に見せればあの男をクビに出来ると思う。

でも弱みを握られてるんでしょ?」


「それはなんとかする。 それより田子の動機って?」


「田子雄大が担任だったクラスの生徒。 名前は真田宗多。

彼は虐めが原因で自殺したの。」



サウナで吉本と話す一茂。

やっと舞香が会社にいないことに気づいた一茂は

吉本に相談する。


「一体彼女はどこの誰で、なんのために俺に近づいて来たのか。」


「気になりますか?」


「まあね。 家族旅行も彼女のことを忘れるためのものだからね。」


「捜してあげましょうか?」


「えっ?」


「いやちょっと心当たりがありまして。」


「ホント?」


「家族のためなんですよね?

彼女とケリつけて家族と向き合うために会うんですよね?」


「勿論。」


2人がサウナで話している間に、

吉本の服のポケットからUSBメモリーを奪う慎一。


「何してんだ?」


「これに写真のデータが入ってるんですよね?」


吉本はタオルを腰に巻いたまま慎一を追いかける。

USBメモリーはテーブルの上でグツグツしていた鍋の中へ。


「これであんたから解放される。」


「慎ちゃんどういうことなの? 説明して。」


「人殺しなんだよ、こいつは。」


そこへ茂之が帰宅。


「これから家族会議を始める。

議題は家庭教師の解雇処分について。」


「何それ。」


「ここにいる吉本荒野・・・いや・・・

田子雄大を首にしてもらいたいんだよ。」


「何だ? その田子雄大っていうのは。」


「それがあなたの本名ですよね?」


「どういうこと?」


「俺たちに嘘ついてたんだよ。」


アルバムを見せる慎一。

茂之も名前が違うことは知っていたと。


「どうして言わなかったんだ?」


「確証がなければ言いくるめられるからだよ。

でも今度は違う。 ちゃんと証言も取って来た。

高柳教頭先生をご存知ですよね?

あなたと本物の吉本荒野は同じ中学の教師だった。

8年前、本物の吉本先生は人格者として

親にも生徒にも評判の教師だった。

叔父の教頭からの信頼も厚かった。

それと対照的に無愛想だったあなたは職場でも孤立していた。

あなたと吉本先生は仲が悪かったそうですね。

そしてある日事件が起きた。」


「事件?」


「この吉本先生が階段で足を踏み外して頭を打ったんだよ。

今は昏睡状態だ。

あんたが吉本先生を突き落としたんだろ?」


「臆測で人を犯罪者にして欲しくないなあ。」


「そう言うと思ったよ。」


別の写真を見せる慎一。


「誰?」


「8年前、この人の教え子だった真田宗多くん。

彼は中学で虐めを受けていた。

田子雄大・・・あんたにね。 懐かしいですか?

丸川先生、西口先生、羽間先生。

当時の同僚ですよね?」


真希から渡された映像を再生した。


「職場では完全に孤立してたよ、田子先生は。

暗いというか無愛想というか。

吉本先生とも仲が悪くてね。

だからあの事故が起きた時も

すぐに田子先生の顔が浮かんだよ。

彼が突き飛ばしたんじゃないかってね。

真田宗多という生徒がいてね。

田子先生は真田を虐めてたんだ。

でもその事実を知った吉本先生が

叔父である教頭先生に相談しようとして・・・」


「うん。 その直後だった。 あの事故が起きたのは。」


「しかもね、事故の後逃げるように辞めちゃってね。

あの野郎、くそっ。」


「羽間先生。 証拠が出なくて警察もお手上げだったけど、

俺たちはみんな田子先生の仕業だと思ってるよ。 今でもね。」


映像が終わる。


「嘘だろ・・・」


「あなたがその子を虐めてたんですか?」


「そうだよ。 こいつが虐めてたんだよ。」


「どうして?」


「最初は親身に接してたんですよね?

真田くんは家庭内暴力に悩んでいた。

担任だったあなたは彼の相談に乗って父親に厳しく指導をした。

でも効果はなかった。

助けを求めてきた彼をあなたは突き放した。

あなたに見放された真田くんは吉本先生に相談をした。

でもそれを告げ口だと勘違いしたあなたは彼を虐めた。

そしてその虐めの事実が教頭にバレることを恐れて、

吉本先生を階段から突き落とした。

吉本先生は昏睡状態に陥り、

味方をなくした真田くんは山小屋で自殺をした。」


「ホントなのか? なんとか言ったらどうだ。」


「僕がやったという証拠はありません。」


「でもあなたがやってないという証拠もない。

実際あんたは何度も警察の事情聴取受けてんだろ?

吉本荒野と偽ったのも、自分の過去を暴かれたくないからだろ?

言ったよな? 俺や茂之に。 人を殺したことがあるって。

吉本荒野のことか? 真田宗多のことか? なんとか言えよ!!

何がおかしいんだよ。」


「よく出来た作り話だなと思って。」


「作り話じゃないよ。 全て真実だ。」


「俺はやっていない。」


「嘘つけ!」


「俺はやっていない!!」


「我々も君がやっていないと信じたい。」


「父さん。」


「でも・・・どっちにしろ

子供たちが君に不信感を抱いたのは事実だ。

このまま続けてもいい関係を築けるとは思えない。

申し訳ないが―」


「やってないよ。 先生はやってないよ。」


「茂ちゃん。」


「だって先生は、ここにいる誰よりも俺の味方になってくれたんだよ。

そんな人が人殺しなんてする訳ないよ。」


「お前なあ・・・」


「だって先生がいなかったら俺は負け犬のままだったんだよ?

もしかしたらその虐めで自殺した子みたいに

死んだかもしんないんだよ?

先生が俺を救ってくれたんだよ。」


「だからお前は落ちこぼれなんだよ。

だったらあいつの人殺し発言はどう説明すりゃいいんだよ!!」


「あれは・・・俺を脅すための嘘だよ。」


「んなわけないだろ!!

いいか? お前は騙されてるんだよ。

あいつが裏で何をやってるか知らないから

お前はそんなことが言えるんだよ!!」


「いいんだよ、それでも!!

確かにやり方は無茶苦茶かもしれないよ。

俺が知らないこといっぱいあるかもしんない。

でも! 俺・・・今楽しいんだよ。

先生のお陰で学校に行けるようになって・・・

友達も出来て・・・毎日すっごく楽しいんだよ。

こんなこと初めてなんだよ。

だからもっと色んなこと教わりたい。

先生にもっと色んなこと教わりたいよ!!」


泣きながら言う茂之を抱き締める佳代子。


「私も先生に続けてもらいたい。」


「いやいや、ちょっと待ってよ。」


「いや、母さんまでさ・・・」


「茂之をここまで変えてくれたのは先生よ?

今辞められたら茂之、また元に戻っちゃうかもしれないじゃないの。

今まで何人の家庭教師が辞めていったか考えてみて。

私たちじゃどうにもならなかったことを先生はやってくれたのよ。」


「父さん。」


「先生、本当にやってないんだね?」


「ええ。 やってません。」


「分かった。 先生を信じよう。」


「なんで?」


「確証のない話で、犯罪者と決めつける訳にはいかないだろ。

どうしても嫌ならお前の件は白紙に戻していい。

でも先生には今まで通り茂之の家庭教師を続けてもらう。」


「そんな・・・」


「これからもよろしく頼むよ。」


「分かりました。」


「おかしいだろ。 おかしいだろ?

なんで息子の言ってることが信じられないんだよ。

なんなんだよ。 なんなんだよ一体! おかしいだろ。」


慎一は出て行った。


「慎ちゃん。」


「ほっとけ! いいんだよ。 すまなかったね。」


「いえ。 僕がいけないんです。」


「何か事情があるんだろ?

またいつか話せる時が来たら教えてよ。

吉本先生・・・で、いいんだよね?」


「はい。 僕は吉本荒野です。」


「座ろう。 吉本先生。浅海くんのことよろしく頼むよ。」


「ええ。」



真希に会う慎一。


「どうしたの?」


「吉本に家族を取られちゃいました。 俺は・・・俺は・・・」


「私がいるから。 私があなたを信じてるから。」


真希に抱き締められ泣き出した慎一。



茂之は吉本に聞いた。


「ホントにやってないですよね?」


「んっ? ポケットの中にはUSBが一つ。

もう一つ叩くとUSBが二つ。」



佳代子は主婦仲間に株はやめたと話すが、

お得情報を聞き、心が動いたようで・・・



慎一と待ち合わせをしていた飛鳥のところへ

吉本がやって来た。


「君にプレゼント渡そうと思って。」


封筒を飛鳥に渡す。

飛鳥が中から写真を取り出すと、

そこには慎一の万引き写真が!!

驚いた顔を見せた飛鳥を見て吉本は。


「いいねえ~。」





なんか嘘臭いわ~(o¬ω¬o)


あの吉本の過去話。


あれを真希だけで調べたってとこも怪しいよね。



一茂は漸く舞香が会社の人間じゃないことが分かったね~。


で、余計気になっちゃった感じ?


吉本に捜してやると言われ、あっさり乗っちゃうと。


ちょろいな(笑)



そして更にちょろい人間が。


USB駄目にしてあんなに喜んじゃって。


一つだけの訳ないじゃ~ん!!


ホント父子共、考えが浅いんだから。


さすが親子だね~。


慎一も真希を頼りにしちゃって心奪われるのか?


父と息子でドロドロか?



佳代子は折角吉本に100万もらったのに、


ウマい話に乗せられてそれを使っちゃうのか?


しかしあの主婦仲間もちょっと怪しいよね・・・



謎だらけでホント気になる。


何が真実なんだ~。


次回は時間拡大のようです。


で、沼田家崩壊?


どうなるのか楽しみだ。





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コメント (2)
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