月曜日、お休みなので、車で30分くらいの金木の
芦野公園に行きました。
目的は鳥見でした。
桜並木は、まだ紅葉していませんでしたが、
落ち葉が多くて、かさっ、かさっと心地よい音。
ナナカマドがありました。
真っ赤に色づいていました。
行くなり急に雨が降ってきて、
結局、鳥見はできませんでした。涙
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そして、昨日の夜はコンサートに行きました。
70年前、広島で被爆したピアノを使ったコンサート。
青森では初のコンサートだそうです。
(全国回って、青森は下から二番目だそうですよ。
あと行っていないのは宮城だけだそうです。)
被爆ピアノは五台あるそうで、この日二台が来ました。
「みさこさんのピアノ」と「岩田さんのピアノ」
(お二人とも80歳以上で、今もご健在です。)
岩田さんのピアノは、大正時代に作られたので、
鍵盤が象牙で作られていて、薄い柄がありました。
どちらのピアノも85鍵しかありません。
(普通は88鍵あります。昔、85鍵のピアノは、
ショパンの活躍した時代にあったそうですよ。)
この2台は、爆心地から2キロ以内で見つかりましたが、
普通は焼失してしまう距離なのに、奇跡的に残ったようです。
だいたいは3キロから5キロでの範囲で被爆したピアノが
多く残されていました。
この日の演奏は、バッハ、モーツァルト、ショパンがメインで、
ラストだけは、ドビュッシーの「月の光」でした。
みさこさんのピアノでショパンの「英雄」を弾いたとき、
演奏中に、突然「バーン!!」という音がして、
弦が切れたんですよ!
演奏者もひびったようで、音が飛びました。
実は、被爆ピアノは、
なるべく当時のままの音を出したいと、
調律師の方は、なるべく改良せず、
最低限の修理に留まっているそうで、
たまに弦が切れることはあると言います。
そんな調律師さんが同行されていて、
この方のお話も伺いました。
著書も書かれています。
演奏後、ステージにあがって、
ピアノを見たり、弾いたりしてもいいと言うことで、
私も娘と共に、ピアノを見ました。
本当に古いピアノ、でも、とても温かい音でした。
会場のロビーには、広島原爆の悲惨な絵や写真、
記事、説明のボードが展示されていました。
戦後70年の年。
広島にはまだ行ったことがないので、
良い体験になりました。
被爆ピアノの企画には、必ず「モスバーガー」が
協賛しているようで、今回もモスの100円割引券が
プレゼントされました。
ちなみにコンサートは1000円でしたよ。
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今日で9月もおしまい。
暑くなかったせいか、
毎日が早く過ぎてしまったような気がします。
さあ、明日から10月。
私たちにはアニバーサリーの月です。
何かと多忙になりそうです。
ここあでした。