読者の皆さん、お久しぶりなのだ
季節もそろそろ春を迎えるが如何お過ごしだろうか?
ギターを弾くには良い季節だと思う
まぁ、私のようなギタークレイジーは通年ギターを弾いているが・・
早いもので3月も終わりに向かっているのだ
歳を重ねるほどに時間の経過が早く感じられる
私が子供の頃に周囲の大人達が愚痴っていた気持ちが今になって分かる
時は金なり・・・
ギター弾きという立ち位置で時間と向き合うべきだと思う
昨年、一歩も踏み出せなかったという人は覚悟を決めてギターと向き合うべき
気合いを入れなければ、あっという間に一年が終わってしまうのだ
お金の無駄遣いは許せるが時間の無駄遣いは嫌いなのだ
仕事が出来ない人、趣味が充実してない人に共通して言えることは時間の使い方が下手だということ
読者の皆さんは如何だろうか?
繰り返しになるが年齢を重ねるほどに効率よく生きるべきだと思う
私は一週間単位で色々と計画することが多い
ダラダラと弾いているように感じるギターに関しても意外にも明確な目標を設定することが多い
ちなみにジミヘンの看板曲でもあるリトルウイングを相変わらず弾いているのだ
この曲には良い意味で終わりがない
原曲は2分チョイという短い曲なのだ
後半のソロがフェードアウトされるがその先を聴いてみたいという声も多い
そんな願望を満たすべく、多くのギタリストがその先を想像しつつ曲と向き合っているのだ
ジミヘンの曲の多くはブルースのような循環系のコード進行が多い
普通のギタリストが弾くと弾いている自分が飽きてしまう
そして聴いている側も飽きてしまうことが多い
引き出しが少ないが故の悩みなのだ
この曲は深い
本当に多くの一流ギタリストにカバーされてきた
完コピする人も多いがアレンジを加える人も結構いるようだ
熱烈なフォロワーで有名なのはジョン・メイヤー
レイヴォーンが好きでストラトを持ち、ジミヘンに回帰したタイプなのだ
とにかく上手い!
現代の三大ギタリストのひとりだけのことはある
ちなみにレイヴォーンも超絶なジミヘンの信者なのだ
レイヴォーンが弾くリトルウイングは本家超えという声も多い
レッチリのジョン・フルシアンテもジミヘン好きで有名なのだ
ジョン・フルシアンテがあるインタビューで語っていた
「リトルウイングを聴いた時は正直ショックを受けたよ」
「まったく弾ける気がしなかったよ 憧れの曲だよね」
という感じなのだ
一流ギタリストの謙遜とリスペクトの姿勢はカッコイイと思う
気持ちだけが強い多くの素人ギター弾きの真逆をいっている
私の周囲にもジミヘン好きが多い
好きというよりは信者に近い感じなのだ
熱烈なファンにも関わらず曲のコピーはダメダメなのだ
何故だろうか?
「ジミヘンは特別な存在だから・・」
「恐れ多くてコピーなんか出来ないよ」
こんな理屈で逃げているように感じる
本気でファンを自覚しているのだろうか?
私の周囲のジミヘンファンにはある共通点がある
それはジミヘンのコピー曲を認めないということ
どんなに完璧にコピーをしてもそれを認めない
その曲を弾いている人を褒めることが出来ないのだ
ギター弾きの悲しい性だと思う
伸びないギター弾きに多く見られる傾向なのだ
読者の皆さんは如何だろうか?
周囲に上手い友達がいるならば思い切って褒めてあげていただきたい
寝ている間にギターが上手くなるほどギターの世界は甘くない
上手い人は人知れず努力を重ねているのだ
加えて創意工夫を積み重ねているのだ
上手い人の声やプレイからは学ぶべきことが多い
必ずギター上達へのヒントが隠されているのだ
因みに私は褒め好きであり褒め上手なのだ
先に述べたような魂胆?が介在しているのではない
純粋にひとりのギター弾きとして上手い人を賞賛したくなる
YouTubeなどでもジミヘンのカバー曲をスラスラと弾いている人を見かける
多くは顔が無いが外国のプレイヤーだと思う
おそらくプロだと思う
ジミヘンの曲の多くは難曲だがそれを克服している人がいるのだ
同じ人間としてこの地球のどこかに存在しているのだ
とかく神格化されるジミヘンだが曲の雰囲気を真似ることは出来る
頑張れば何とかなるような気がしているのだ
ジミヘンも人間なのだ
天才であることに違いはないがギターが好きな人間なのだ
私はジミヘンの魂に惚れる
ギターとの向き合い方に賛同しているのだ
ジミヘンは大金を手にした時にも使い慣れたギターを弾き続けていた
知人から持ったストラトなのだ
天才ジミにとってギターなど然程大きな問題はなかったように感じられる
ギターの音は値段ではないということを証明してくれた
ジミヘンのアコギ音源は少ないが数少ないテイクは知人からの借り物なのだ
他人のギターでも自在に弾きこなしてしまう
何かと言い訳が多いギター弾きは反省なのだ
最近はギターを弾くことが楽しくて仕方がない
特にジミヘンの曲を弾く時にはストラトを用いる
表現が適切ではないかもしれないが・・・
アホのように音が良いのだ
経年でギターの変化(成長)したが弾き手である私も確実に進化している
自画自賛と笑う人がいるかもれしれないが私は気にならない
成長している自分を感じられる環境を本当に嬉しく思う
多くのシングル弾きは色々意味で挫折してしまうことが多い
シングルギター特有の良さを引き出すことが出来ないからなのだ
ハムバッカーからの持ち替え組に多い
シングル系のギターって何だろう?
クランチと一口に言っても難しい
ギターを言葉で表現することにはいつも苦戦する
ハマった時のクランチは芳醇でありとてもエロい
私にはそう感じられる
機材やピックアップの組み合わせを云々言う人も多いが・・
ひとことで言うならばテクニックなのだ
ピッキングのニュアンスと押弦の力加減なのだ
フレットがグリグリと磨り減るほどの激しいビブラートを繰り出せるか?
音の伸びは左手(左指)で作り出すものなのだ
それに気づいた人は何割くらいいるのだろうか?
それに気づくことなくギター人生の幕引きをする人はどのくらいいるのだろうか?
話をリトルウイングにも戻そう・・
因みに私はイントロからエンディングまで完コピに成功したのだ
周囲のジミヘン好きに聴かせる時には完コピバージョンで弾くことが多い
決して賞賛する声は聞けないがその顔色を見るのが楽しい
『やっぱりジミヘンって特別な存在なんだなぁ・・』
と心の中で独り言を言っているのだ
とりあえず、原曲を弾いた後でオリジナルのフレーズを弾き倒す
先にも述べたがこの曲はどのようにでも弾けるのだ
音楽的な話をすると原曲は微妙にスケールから逸脱しているのだ
良い意味でそれがスリリングなニュアンスを醸し出しているのだ
併走するベースラインがそれを下支えする構成なのだ
一人で弾く時にはその部分を微調整して弾くことが多い
コード進行の構成を意識してソロを組み立てることが多い
ベースラインが下降する有名な一節があるのだ
興味ある方は原曲の楽譜を入手してみていただきたい
コード進行を軽く鳴らすだけでもあの雰囲気が出る
コード進行に力がある証明にもなる
一聴して忘れてしまうような今時の曲とは区別したい
ジミヘンのプレイばかりに注目が集まるが作曲能力も神がかっている
ブルースが軸になっているが独特のジミヘンスパイスが散りばめられている
この曲には色々なギタリストにカバーされている
ジェフベックのプレイもかなりカッコイイ!
ジミヘンへのリスペクトが強く感じられる
スティーブ・ヴァイもかなりカッコイイが主張が強い
性格が如実に表れていることが面白い
ギターリストにとって音は言葉なのだ
ギターが弾けないギター弾きは言葉が覚束ない赤ん坊と同じ
見た目は立派な中年おじさんだがその実は赤ん坊なのだ
そんなギター弾きが私の周囲には溢れているのだ
それなりに経験と知識は豊富だが実が伴っていない
ギターを鳴らす本当の楽しさに出会っていないのだ
「他人の心の中なんか分かるか?」
という声も聞こえてきそうだが・・・
分かるのだ
ギターが本当に楽しいならば夢中になってギターを弾くはず
空き時間を見つけてはがむしゃらにギターと向き合うはずなのだ
「先週はどのくらいギターを弾いたの?」
そんな意地悪な質問を投げかけることがあるのだ
「まったく弾いてないよ」
「忙しくってさ時間がない」
私はどんなに忙しくでもギターを弾くのだ
練習のつもりはないのだ
ただ弾きたいだけなのだ
ここ最近はリトルウイングばかり弾いているのだ
「そんなに弾いていて飽きない?」
まさに愚問なのだ
何百回弾いても飽きることがない
その都度に納得できない部分があるのだ
『もっと良いプレイがあるんじゃない?』
自問自答の日々なのだ
ジョン・フルシアンテが良い言葉を残している
「あの曲ってオーバーダブかと思ったよ」
「一人で弾いているって知った時は驚いたよ」
あの有名なイントロ部分の感想なのだ
おそらく世界一有名なイントロだと思う
天国への階段と良い勝負だと思う
ギターを知らない人、ギターが弾けない人を納得させるプレイ
美しいプレイや音楽には説得力がある
彼女や友達の前で言い訳をするのは格好悪い
「まだ練習中でさ・・ 昨日は上手く弾けたんだよね」
昨日のプレイなど誰も欲しがっていない
度胸も実力のうちなのだ
あがり症の人は本番では実力の7割くらいに設定すると上手くいく
実は私も本番はあまり得意ではないのだ
「もしプロになっていたらスタジオ系だね」
仲間内で冗談を言うことも多い
私の知合いに度胸だけでステージを乗り切ってしまう猛者がいる
心臓に毛が生えているのだと思う
それはそれで素晴らしい能力だがギター弾きとしてはデメリットになる
羞恥心がないギター弾きには向上心が伴わない
一生横柄な感じで貫いていくのだと思う
そういう人がいるのだ
因みにそういう人種とは話が合わないし友達になれない
私は音楽以外の友人や知人は多いが音楽仲間は少ないのだ
「セッションの後で飲み会しない?」
こういう感じが苦手なのだ
飲み会をする時間があるならばギターを弾きたい
そもそも、打ち上げはやり切った者が到達するご褒美なのだ
私は現場に愛車で駆けつけてサッと弾いて帰りたい
そんなわがままは通用しないのだ
まぁ、色々な考え方があっても良いと思う
結局のところ、ジミヘンも人間関係では上手くいかなかったようだ
それはそれでひとつのアプローチだといえる
ジミヘンが自分でベースを弾いてレコーディングした曲も多い
バンドとして大成功を収めたレッドツェッペリンとは対峙する
私はそんな生き様や経緯なども好きなのだ
単純にギターを抱えていれば満足という性格ではない
当ブログでもジミヘンが初渡英したエピソードを綴った記事がある
今でも人気があるのだ
その時のクラプトンの心情なども興味深い
因みに盟友であるクラプトンもリトルウイングをカバーしている
クラプトン節が炸裂しているところが面白い
私も引き出しとして一節コピーしているのだ
色々なプレイヤーの美味しい部分を連結させるのが私流なのだ
歌好きなレイヴォーンがインストで攻めるリトルウイングも一興なのだ
何故歌わないのか?
その辺りに興味津々なのだ
一説には本家超えという声も多い
自称ジミヘンファンは絶対にそれを認めない
ジミヘンプレイは秀逸だが音源として微妙なテイクが見受けられるのも事実
それを含めて味があるという考え方も出来るが・・・
ブラッシュアップした良い音で弾いてみるのも良いと思う
一説にはジミヘンは常にファズをonにしていたとう話がある
当時を良く知るエンジニアもそんな話をしていた
曖昧な記憶も混在するが概ね事実なような気がする
「ファズって野太い歪みでしょ?」
ファズというペダルは魔法の箱
ボリュームを絞ると変幻自在に音が変化する
特に英国系のギタリストは手元でボリュームを調整する
ジミヘンもそんなプレイスタイルだったように思える
あの独特な太い音はファズを通したことによる音なのだ
加えて絶妙なピッキングのニュアンスが追加される
ギターの音構成は一つではない
「あのギタリストの機材教えてください!」
という声をよく耳(目?)にする
まったくもってナンセンスであり愚問なのだ
そもそも、それに答える人は誰なのだろうか?
ギタープレイはあまり得意ではないが知識は豊富という人も多い
私の周囲にもそんな人が多い
次々に立派なギターを買うがすべて押し入れの肥やしになっている
「カスタムショップのストラト売ってよ~」
と私が冗談交じりに問いかけてみる
以前にガンズのスラッシュが名言を残している
「弾かないギターを抱えている奴は糞だな」
「弾きたい奴に譲るべきじゃないか?だろ?」
私は強く賛同するのだ
出所が分かっているギターを格安でゲットできる人は迷っている時間はない
私はそう思うのだ
同じ中古でも知合いから買うギターは安心できる
まぁ、知合いだけに面倒臭いトラブルに発展することも多いが・・・
相場よりは良い品を安く買えるはずなのだ
私の周囲にはお宝的なギターが多々眠っているのだ
長い眠りから目覚めることが出来ない不遇なギターが多い
まぁ、現状のギターに満足しているが良い品があるならば欲しい
そんな感じなのだ
アンプやペダルに関してはお腹が一杯なのだ
近年はむしろ、ギターという個体に強く惹かれる
ヴィンテージライクなストラトが欲しいと思っているのだ
リバースヘッドのストラトにも惹かれるが・・
イマイチ勇気が出ないのだ
長くなるが雑用が入ったのでこの辺で・・・😊