DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

カネロの世界戦について

2011年03月10日 04時03分46秒 | 世界ボクシング
先週末5日土曜日、米国カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBCスーパーウェルター級王座決定戦:
サウル アルバレス(メキシコ)判定3対0(119-108x3)マシュー ハットン(英)

*一昨日、結果のみを載せたWBCスーパーウェルター級戦。昨日試合を見ることができました。

まずは訂正から。前回「ゴング後の加撃のために7回に減点1を科されたアルバレス。」と書きましたが、実際はカネロの後頭部への加撃のための減点です。これはカネロにとり少々厳しいもの。実際にアルバレスはハットンにこのパンチを放ちました。しかしそれはハットンが先に打ったパンチへの報復的なもの。もちろん注意されるべき行為ではありますが、それなら両者に注意が与えられるべきだったでしょう。

アルバレスは決して一発屋ではなく、連打型の選手ですね。攻防のバランスが良く、最近では珍しい重量感のある選手です。ディフェンスも悪くなく、ブロッキングが主体。それに加えパンチを避ける勘も優れていますね。それらに加え元々体が頑丈そうです。

試合の方は採点が示すとおりのワンサイド・マッチ。どのラウンドも、ちょっとハットンに振るのは無理のように見えました。しかしアルバレス側から見ると、一方的な試合展開ながら大きな山場を作れなかったのも事実です。この試合、アルバレスにとり文句なしの勝利。しかしまだまだこれからの選手という印象が残りました。

今後の飛躍が大いに期待できる20歳のアルバレス。スーパーファイトに乗り出す前に、今年は王座の地固めをすべきでしょう。
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