DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

コットが激戦を制す

2011年03月17日 03時38分19秒 | 世界ボクシング
先週末12日土曜日、米国ネバダ州ラスベガスで行われた試合結果です。
WBAスーパーウェルター級戦:
王者ミゲル コット(プエルトリコ)TKO12回53秒 挑戦者リカルド マヨルガ(ニカラグア)

*両雄とも好コンディションで臨んだ一戦。終始打ち合いが続くすばらしい試合でした。そんな中、常にリードを保っていたのが王者コット。前戦のユーリ フォアマン(ベラルーシ)戦から飛躍的な進歩を見せている左ジャブに、一段と磨きがかかっていました。そしてジャブに続く左右のボディー攻撃で、徐々にマヨルガの戦力を削いでいきました。

磐石な攻撃以上に目についたのがディフェンスです。基本的な防御(ウェービング、ダッキング、スウェーバック、ブロッキング)を自在に駆使し、マヨルガの攻撃をさばきつづけました。膝を柔らかく使うのもコットの特徴でしょう。

常に丁寧に、そして冷静に試合を行っていたコット。最終回に左アッパー、右、そして左のコンビネーションでダウンを奪い、そのままマヨルガを戦意喪失まで追い込んで勝利を手にしています。

安定した力を見せつけたコット。11回までの採点も、ジャッジ3人そろって107対102で王者を支持してます。試合後に引退を表明したマヨルガ。非常にいいコンディションだったように見えます。多分再起するでしょう。

3階級目の王座の初防衛に成功したコット。次はアントニオ マルガリート(メキシコ)との再戦が濃厚のようです。


IBFライト級戦:
王者ミゲル バスケス(メキシコ)判定3対0(118-110x2、117-111)挑戦者レナード ザッパビグナ(豪)

*少々影の薄い存在のバスケスですが、強打の挑戦者をワンサイドの判定で退け2度目の防衛に成功しています。

これまで31戦の内3敗を喫しているバスケス。1つはWBC/WBOスーパーライト級王者ティモシー ブラッドリー(米)に喫したもので、残る2つはWBCスーパーウェルター級王座を獲得したばかりのサウル アルバレス(メキシコ)に喫したものです。3試合ともKO(TKO)負けでなく、判定まで粘っています。
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