DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

意見番(06‐01‐11)

2011年06月01日 06時32分46秒 | ボクシングネタ、その他雑談
2011年6月1日ごろの意見番です。

*今回は2人の偉人、バーナード ホプキンスとロイ ジョーンズ(共に米)について。

この両選手、現在の戦力には大きな隔たりがあります。しかしホプキンスもジョーンズも、将来の殿堂入りが確定している選手たちと断言していいでしょう。

偶然にも2人は、先月21日に試合を行っています。ホプキンスはカナダに乗り込みWBCライトヘビー級王座を獲得。その勝利は46歳4ヶ月で世界王座奪取という記録までついてきています。

一方ジョーンズ。元スーパーマンも敵地ロシアのリングで、現役クルーザー級の最強選手の内の一人レベデフと対戦。善戦空しく、試合終了直前でKO負けを喫しています。

私(Corleone)がボクシングに興味を抱き始めたのが1990/1991年ごろの事。ちょうど両選手が世界の檜舞台に登場し始めた頃と重なります。

両者はこれまで2度対戦しています。1度目が1993年5月。その時は空位のIBFミドル級王座を賭け対戦しています。結果は僅差の判定でジョーンズが勝利し、その後数年、スター街道を突っ走っていく事になります。

その一戦で敗れたホプキンス。3年後に世界王座を獲得します。しかしいくら防衛記録を伸ばしていっても、世間一般の評価は今ひとつ。ボクシング界の地味な実力者として長らく君臨することになります。

両者の再戦が行われたのは昨年4月。当時無冠王だった両者ですが、その時点での勢いが明白に現れ、ホプキンスが大差の判定勝利を収めています。

初戦からリマッチまでの間、ホプキンスはIBFミドル級王座の20連続防衛に成功し、同級で4団体の統一王座にも就いています。しかもその4つの王座、一つ一つ統一していく形で。

長らくボクシング界の顔として活躍したジョーンズ。IBFミドル級、IBFスーパーミドル級、そして3団体統一ライトヘビー級王座を獲得。それでも飽き足らず、何とWBAの最重量級、ヘビー級王座まで獲得しています。

現役の世界王者で、自分の半分ぐらいの年齢の選手たちと堂々と渡り合っているホプキンス。ここ10戦の戦績は5勝5敗。KO勝ちもKO負けも2つずつのジョーンズ。

ではどちらの選手が偉大だったか、強かったか?それは個人の好み次第。ジョー カルザゲ(ウェールズ)、アントニオ ターバー(米)、グレン ジョンソン(米)にフェリックス トリニダード(米)。両者の共通の対戦相手も強豪ばかりですね。しかしやはりジョー カルザゲが一番でしょう。何たってホプキンスとジョーンズの両英雄に勝利しているんですから。

今後両選手がどれだけ戦い続けるかは分かりません。ただ無事で現役生活を終えて貰いたいですね。
コメント
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