DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

クアドラス、痛い勝利

2014年06月11日 08時11分20秒 | 世界ボクシング
先月末31日、メキシコで行われた試合結果です。
WBCスーパーフライ級戦:
カルロス クアドラス(メキシコ/帝拳)負傷判定8回(3対0:77-75、77-74、78-73)王者シーサケット ソー ルンビサイ(タイ)

*この試合後のクアドラスの戦績は30戦全勝(24KO)。日本の帝拳ジムの契約選手で、デビュー当初から母国メキシコ、日本で注目されてきた選手です。しかしこの世界戦のみで判断すると、正直失望。

無駄にフットワークを多用する挑戦者。パンチも逃げ腰で放つために威力はありません。27勝(25KO)の王者もパンチのみの選手で技術はナシ。ジャブを放つ事も知らなければ、パンチの打ち終わりを狙うなどの芸当など無理。しかし4回と、7回のボディー攻撃はよかったです。

右構え(挑戦者)と左構え(王者)同士の対戦のため、頭が自然に当たってしまうのはやむを得ません。そのため4回に左目上(眉の上)をカットしたクアドラス。8回開始早々に事故が再発し、切り口を大きくしてしまい試合終了。眉と長さが同じぐらいの長い傷口でした。



4回にアクシデントのヘッドバットのために、「加害者」シーサケットに減点1が科されています。それでも78対73はないでしょう。私(Corleone)は76対76(8回は10対10)のイーブンとつけました。

ガードの上からとはいえ、タイ人のパンチを貰うたびに吹っ飛ばされていた新王者。期待されていただけに、今回の試合内容にはガッカリさせられてしまいました。次戦での名誉挽回に期待しましょう。
コメント
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