DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

コット、予想外のワンサイド勝利

2014年06月08日 20時33分17秒 | 世界ボクシング
昨夜、米国ニューヨーク州で行われた試合結果です。
WBCミドル級戦:
挑戦者ミゲル コット(プエルトリコ)TKO10回開始 王者セルジオ マルティネス(亜)

*個人(Corleone)の予想としては、コットが1度、もしくは2度ダウンを奪うも、マルティネスのアウトボクシングが冴えて中差判定勝利と予想していました。しかし蓋を開けてみると試合内容、結果とも大きく予想を裏切るものに。

米国東海岸では大人気を誇っているコット。体格で上回るマルティネスに臆することなく立ち向かっていきます。ジャブの打ち合いで始まったこの試合。初回1分過ぎに大きな動きがあります。まずコットの放ったフック気味のジャブでマルティネスがダウン。試合再開後、左フックで2度目、そして右を合わせて立て続けに3度のダウンを奪ったコット。最高な形で試合の主導権を握ります。

   

ダメージを引きずるマルティネスを相手に、自らのペースで試合を推し進めていくプエルトリカン。ワン・ツーのタイミングを変えながらパンチを当てていきます。

この試合、特に目立ったのがコットの左ジャブ。先手、カウンター、左フック気味と種類を使い分け、マルティネスに的を絞らせません。逆にマルティネス(サウスポー)の右ジャブは、足に力が入らないためか、ほとんど当たらず。



体格はもちろんマルティネスが勝っていました。しかし、もちろん両者のスタイルの違いもあるでしょうが、常にプレッシャーをかけていたのは、小柄なコットでした。

9回終盤、リング中央で左ジャブをコツンと当て4度目のダウンを奪ったコット。結局マルティネスはこの回終了時に棄権を申し入れています。

予想外の圧勝で強豪を破ったコット。プエルトリコ史上初の4階級制覇達成を果たしたことになります。



コットの今後ですが、マニー パッキャオ(比)との再戦は、両者とも参謀がフレディー ローチ氏ということでナシ。フロイド メイウェザー(米)との第2戦も、テレビ局が違うために実現しないと見ます。

予想外の完敗を喫したマルティネス。自身の怪我が多いだけに、このまま引退ではないでしょうか。

ちなみに9回終了時までの採点は、3人のジャッジ揃って90対77で勝者を支持していました。
コメント (2)
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