DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

フランプトン、明白な判定勝利(WBAフェザー級:スーパー王座)

2016年08月09日 03時36分23秒 | 世界ボクシング
先月末30日、米国・ニューヨーク州で行われた試合結果です。
WBAフェザー級戦(スーパー王座):
挑戦者カール フランプトン(英)判定2対0(117-111、116-112、114-114)王者レオ サンタ クルス(メキシコ)

*スーパーバンタム級の2団体王座を統一したフランプトンが、フェザー級転向初戦でサンタ クルスを破りWBAスーパー王座を獲得。2階級制覇に成功しています。

判定は2対0となりましたが、僅差ながらも英国人の勝利は明白なように思えました。114対114というイーブンという数字は、少々フランプトンにとって厳しいように感じられました。

身長で劣るフランプトンが先手を取ったこの試合。前後の小刻みなフットワークを駆使しながら小刻みにパンチを放ち、試合をリードしていきます。2回には左フックでメキシカンをグラつかせた挑戦者。3回には右ショートでライバルに差をつけていきます。



中盤戦で盛り返しを図ったサンタ クルス。得意の打ち合いに持っていってもフランプトンの反撃に合い完全なペース奪取はなりませんでした。前に出る愚直なボクシングしか選択枠のないメキシカンに対し、より幅広いボクシングでサンタ クルスを抑えたフランプトン。そのあたりがこの試合の勝敗を分けたのではないでしょうか。

   

敵地のリングで実力者を破り2階級制覇を達成したフランプトン。小柄な体格の持ち主ですが、上体が発達しているだけに、フェザー級でもそれほど体格で不利になるということはないと思います。現在WBAの同級には、レギュラー王座にヘスス クエジャール(亜)が、暫定王者にはカルロス サンブラーノ(ペルー)が君臨中。サンタ クルスとの再戦話もあるようですが、まずはWBA内の王座を統一して行って貰いたいですね。




スーパーライト級10回戦:
ミゲル アンヘル ガルシア(米)TKO5回2分2秒 エリオ ロハス(ドミニカ)

*本来なら現在、スーパースター選手の1人に数えられているべきガルシア。マネージメント問題がようやく解決し、2014年1月以来の実戦に臨むことがようやくかないました。ガルシアにとり、団体が違うとはいえ元フェザー級の先輩王者ロハスを迎えてのリング復帰戦。ロハスもその技巧で米国人に対抗して行きますが、結局はガルシアの強打に計3度沈んでしまいました。

そのパンチの当て勘はいまだに健在である事を証明したガルシア。次戦が楽しみです。
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