現地時間の一昨日(14日・土曜日)、米国・ネバダ州ラスベガスで行われた試合結果です。
WBOウェルター級戦:
王者テレンス クロフォード(米)TKO4回2分11秒 挑戦者ケル ブルック(英)
*現役実力ナンバー1候補の一人に上がっているクロフォードが、元IBF王者ブルックを迎えて行った11ヵ月ぶりの防衛戦/実戦を行いました。スロースターター傾向のあるクロフォードがやや後手の展開で迎えた4回。クロフォードの放ったサウスポースタイルからの右ジャブが、フック気味にブルックの顎を捉え、その後の連打でレフィリーのカウントが入ります。試合再開後もダメージから抜けきれないブルックに再び連打を浴びせ、試合はそこで終了。クロフォードが一瞬のチャンスをものにし、全勝記録を37(28KO)に伸ばすと同時に、防衛記録を4としています。
エロール スペンス(米)、ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)やショーン ポーター(米)等、ビックネームとの拳を交えた経験のあるブルックを撃退したクロフォード。しかしウェルター級でも標準の体格の持ち主であるブルックと見比べると、体の小ささが目についてしまいました。同級に進出後、真の強豪との対戦がないクロフォードなだけに、その辺りが不安要素と言えるのではないでしょうか。
クロフォードが一角を占めるウェルター級戦線の、2020年11月16日現在の同級王者たちの顔ぶれを見てみましょう。
WBA(スーパー):マニー パッキャオ(比/防衛回数3)
WBA(レギュラー):ヨルデニス ウガス(キューバ/0)
WBA(暫定):ジャマル ジェームス(米/0)
WBC:エロール スペンス(米/0)
IBF:エロール スペンス(米/4)
WBO:テレンス クロフォード(米/4)
OPBF(東洋太平洋):長濱 陸(角海老宝石/0)
WBOアジア太平洋:別府 優樹(久留米櫛間/0)
日本:小原 佳太(三迫/0)
WBAスーパーフライ級戦(レギュラー王座):
王者ジョシュア フランコ(米)2回無効試合 挑戦者アンドリュー マロニー(豪)
*6月に対戦している両選手。その時は僅差の判定ながらもフランコが番狂わせの判定勝利。王座奪取を果たしています。5ヵ月ぶりの再戦となった今回の一戦。雪辱に燃えるマロニーは、スピードと、パンチの手数、そして的確性でフランクを圧勝。初回にはパンチにより、ライバルの右目を大きく腫れさせることにも成功しました。
2回もマロニーの圧倒的優勢で試合が進んでいきました。そしてその回終了後、王者の視界が完全に塞がってしまったという事で、リングドクターが試合のストップを要請。マロニーが王座奪回を果たしたと思いきや、フランコの負傷は故意でないバッティングによるものとの裁定が。試合のリプレイを見ても、両者の頭が当たったという箇所は発見できませんでした。しかしそれでも出された結果が覆されることはなく、そのまま試合終了。何とも後味の悪い試合結果となってしまいました。
両者による第3戦目が即行われると予想されますが、マロニーがこの日のようなパフォーマンスを見せれば、6月に失ったベルトの奪回は難しくはないでしょう。
日本にも馴染みの深いスーパーフライ級。下記が2020年11月16日現在の同級の王者たちのリストと防衛回数となります。
WBA(スーパー):ローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳/防衛回数1)
WBA(レギュラー):ジョシュア フランコ(米/1)
WBC:ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ/2)
IBF:ジェルウィン アンカハス(比/8)
WBO:井岡 一翔(Reason大貴/1)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:福永 亮次(角海老宝石/0)
日本:中川 健太(三迫/1)