先月23日、米国ジョージア州で行われた試合結果です。
WBOスーパーフェザー級戦(王座統一戦):
暫定王者シャクール スティーブンソン TKO10回1分30秒 正規王者ジャメル ヘリング(共に米)
*サウスポー同士の一戦となった今回のWBO内での王座統一戦。予想通りにスティーブンソンが、持ち前のスピードでヘリングを終始圧倒。ヘリングからはそれほどのダメージは感じられませんでしたが、あまりにも一方的な試合内容だったため、レフィリーが試合をストップ。若きスティーブンソンが6月に獲得していた「暫定」の二字を返上すると共に、タイトルの初防衛に成功。
打ち合いを望むファンから、「ヘリングはまだまだ戦えたのでは?」という非難の声も出ましたが、試合の流れからして、ヘリングが逆転劇を起こす可能性はかなり低かったでしょう。健康面を考慮すると、レフィリーの判断は正しかったと思います。
圧勝劇を演じたスティーブンソンですが、あれだけのスピードのさ、手数、有効打の数で上回っていながらも、ダウンはおろか、それほどのダメージを与える事が出来なかったとは。パンチの重みもそうですが、切れもここまでないと、自身が望むスター選手への昇進は難しいのではないでしょうか。
下記は2021年11月3日現在のスーパーフェザー級王者たちとなります。
WBA(レギュラー):ロジャー グティエレス(ベネズエラ/1)
WBC:オスカル バルデス(メキシコ/1)
IBF:空位
WBO:シャクール スティーブンソン(米/1)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:ジョー ノイナイ(比/2)
日本:坂 晃典(仲里/1)
*2019年師走以来試合が行われていないOPBFタイトル。現在の1位はノイナイで、2位は坂となっています。