今月末27日、米国ニューヨーク州で予定される試合です。
IBFスーパーフェザー級戦(王座決定戦):
尾川 堅一(帝拳)対 挑戦者アジンガ フジレ(南ア)
*2017年の師走、ラスベガスのリングで今回と同じくIBFスーパーフェザー級の王座決定戦に出場した尾川。僅差の判定で勝利を収めるも、ドーピング検査に引っかかってしまい王座奪取は無効に。
その後、1年の謹慎期間後にリング活動を再開。WBOアジア太平洋戦では負傷引き分けという消化不良の試合を演じてしまいましたが、幻の世界王座獲得以降3勝(2KO)1引き分けと順調な再起路線を歩んできました。
本来は8月に、アラブ首長国連邦で王座決定戦に臨む予定でしたが、対戦相手だったシャフカッツ ラヒモフ(タジキスタン)が試合直前に負傷してしまい、結局はその試合は中止に。今回、フジレに相手を変更して、改めて世界戦に出場する事が決まりました。
25勝(18KO)1敗(1KO負け)1引き分けの尾川に対し、フジレは15勝(9KO)1敗(1KO負け)。戦績だけ見ると、尾川が若干有利のように見えます。尾川にとり最重要なのは、試合内容より、兎にも角にも勝利を収め、その腰に世界のベルトを巻く事。尾川にとり4年ぶりの世界戦になりますが、今回こそ、是が非でも世界王座獲得を果たして貰いたいものです。
このIBFスーパーフェザー級戦は、3団体ライト級王者テオフィモ ロペス(米)対 挑戦者ジョージ カンボソス(豪)と同じ興行で行われます。これまでスーパーフェザー級戦、ライト級戦共に、何度も延期となってきました。今回、両試合ともに無事に行われる事を期待しましょう。