先週末15日、米国ネバダ州で行われた試合結果です。
WBCミドル級戦:
王者カルロス アダメス(ドミニカ)判定3対0(119-109、118-110x2)挑戦者テレル ガウシャ(米)
*2022年10月に暫定ながらも世界王座を獲得したアダメス。その後、正規王者だったジャモール チャーロ(米)の動向もあり、1度しか防衛戦を行うことが出来ませんでした。春先に、チャーロのリング外でのトラブルが原因で晴れて「暫定」の2文字を返上する事が出来たアダメス。一階級下のスーパーウェルター級を主戦場としてきたガウシャを迎え、防衛戦を行うことになりました。
実力は認められてはいるものの、どちらかというと地味な選手同士による対決となった今回のミドル級戦。暫定戦を含め、4つもの世界戦が同時に行われた興行の一つとして行われましたが、他の3試合と比べると注目度は低かったように思われます。実際の試合も、盛り上がりの欠ける内容が淡々と続き、試合終了のゴングを聞くことに。アダメスが大差判定で保持する王座の2度目の防衛に成功しました。
アダメス同様、実力はありながらも華の欠ける世界王者たちが君臨している現在のミドル級。2024年6月21日現在の、同級のタイトル保持者たちを確認しておきましょう。
WBA:エリスランディ ララ(キューバ/防衛回数2)
WBC:カルロス アダメス(ドミニカ/2)
IBF:ジャニベック アリムハヌリ(カザフスタン/0)
WBO:ジャニベック アリムハヌリ(カザフスタン/3)
OPBF(東洋太平洋):テイジ プラタップ シン(豪/0)
WBOアジア太平洋:国本 陸(六島/1)
日本:国本 陸(六島/3)