DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ウェルター級(06‐10‐10)

2010年06月10日 05時00分05秒 | ボクシングネタ、その他雑談
2010年6月10日現在のウェルター王者たちです。

WBA:ビアチェスラフ センチェンコ(ウクライナ/防衛回数1)
WBA暫定:ソウレイマン ムバイ(仏/0)
WBC:アンドレ バート(米/4)
IBF:ヤン ザベック(スロベニア/1)
WBO:マニー パッキャオ(比/1)
OPBF(東洋太平洋):ウェール オモトソ(豪/0)
日本:中川 大資(帝拳/3)

そして下記が前回、2008年10月3日のウェルター王者たちです。

WBAスーパー:アントニオ マルガリート(メキシコ)
WBA:ユーリ ヌズネンコ(ウクライナ)
WBC:アンドレ バート(米)
IBF:ジョシュア クロッティー(ガーナ)
WBO:ポール ウィリアムス(米)
OPBF(東洋太平洋):佐々木 基樹(帝拳)
日本:沼田 康司(トクホン真闘)

*こうして王者の閲覧すると、意外に地味なクラスに映るウェルター級。ひとつ下のスーパーライト級、そして上のスーパーウェルターが活発になってきた影響かもしれませんね。
センチェンコ、バート、ザベックも悪い選手達ではないのですが、保持する王座の防衛が手一杯というのが現状。それは日本王者中川にも言えることです。
実力的には王者たちの上をいくのがフロイド メイウェザー(米)。期待されるパッキャオ戦、実現するのでしょうか。
王者の中で試合が決まっているのはセンチェンコのみ。センチェンコは8月30日、地元でチャーリー ナバロ(ベネズエラ)の挑戦を受けます。
オモトソは先日、同地区のIBF王座も獲得しています。今後日本人選手の壁となるのか、あるいは独自の路線を歩んでいくのか。地元豪州ではかなり期待されている新鋭選手のようです。
クラス単位で見た場合、パッキャオ進出後、小康状態に突入した同級。このまましばらく、地味なクラスに定着するかもしれません。
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シルベスター、カニンガム

2010年06月09日 03時36分04秒 | 世界ボクシング
先週末5日、ドイツで行われた試合結果です。
IBFミドル級戦:
王者セバスチャン シルベスター(独)引き分け1ー1(117-111、111-118、114-114)挑戦者ローマン カルマジン(露)

IBFクルーザー級王座決定戦:
スティーブ カニンガム(米)TKO5回開始 トロイ ロス(カナダ)

*ミドル級戦は試合全般を通し、激しい打ち合いが行われた様子。ジャッジによっては見方が大きく違い、一人は大差でシルベスターを、もう一人はカルマジンを支持。そして三人目のジャッジは引き分けと、このような三者三様の判定もめずらしい気がします。

クルーザー級戦は、ロスの負傷(左目のすぐ下)によりカニンガムが1年半ぶりに王座返り咲きを果たしています。4回にダウンを奪われたカニンガムですが、そのダウンによるダメージはそれほど感じさせませんでした。負傷によるTKOは仕方ありませんが、試合が盛り上がりつつあっただけに、両者による明確な決着が望まれます。
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バスケス、マルティネス

2010年06月08日 03時37分54秒 | 世界ボクシング
先月末29日、プエルトリコで行われた試合結果です。
WBOスーパーバンタム級戦:
王者ウィルフレド バスケス(プエルトリコ)TKO10回1分12秒 挑戦者ゾルト ベダク(ハンガリー)

WBOスーパーフェザー級戦:
王者ローマン マルティネス(プエルトリコ)KO4回1分48秒 挑戦者ゴンザロ ムングイア(ニカラグア)

*無敗の若手同士の対戦となったスーパーバンタム級戦。バスケスがスピードとパンチの多彩さでベダクを上回り、王座の初防衛に成功しています。
スター性を感じさせるバスケス。主武器の左ジャブがとにかく早く、そしてうるさいです。それに続く右も中々のもの。当て勘がよく、特に5回以降はいつ試合が終わってもおかしくない場面を連続して作りました。逆に言えば、それほどKOの場面に遭遇しながら10回まで試合が長引いたのはパンチがないため。ボクシングのやわらかさ、スピードは偉大なる父を凌いでいますが、パンチ力、体力面では劣っているようです。
パンチを何度か貰っていましたが、ブロッキングとウェービング、ダッキングを混ぜたディフェンスも中々のもの。動きを見ていると、若いころの辰吉丈一郎を彷彿させるものでした。
今後が楽しみなバスケス。どこまで防衛記録を伸ばしていくのでしょうか。

昨年3月に獲得した王座の2度目の防衛に成功したマルティネス。評価の高い選手だけに、もう少し試合間隔を短くしていってほしいというのが個人的希望です。
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アコスタが王座統一に成功

2010年06月07日 03時27分31秒 | 世界ボクシング
先月29日、ナミビアで行われた試合結果です。
WBAライト級王座統一戦:
暫定王者ミゲル アコスタ(ベネズエラ)KO6回2分17秒 正規王者パウラス モーセス(ナミビア)

*逆境に強いとの評判のアコスタがアフリカのリングに登場。日本にも馴染みの深いモーセスを破り、WBAライト級王座の統一に成功すると共に、同王座の初防衛に成功しています。
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亀田兄弟の近状

2010年06月06日 12時49分38秒 | 世界ボクシング
まずは末弟和毅から。
先月29日土曜日、メキシコで行われた試合結果です。
WBCカリブ地域バンタム級王座決定戦:
亀田 和毅(亀田)判定3ー0(99-91、98-92x2)ハビエル ロドリゲス(メキシコ)

*自身2冠目となる王座を獲得しています。


そして興毅と大毅。
*来月25日、大阪府立体育会館でそろって無冠戦に出場。井岡 一翔(井岡)も登場する豪華な3大世界前哨戦になります。3選手とも対戦者は決定していません。

そして9月25日に東京で予定されている試合。
WBAフライ級戦:
王者亀田 大毅 対 挑戦者坂田 健史(協栄)

*無事に実現してほしい一戦です。
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今週末の試合予定

2010年06月05日 02時07分22秒 | 世界ボクシング
2010年6月第1週末の試合予定です。

5日 土曜日
ドイツ
IBFミドル級戦:
王者セバスチャン シルベスター(独)対 挑戦者ローマン カルマジン(露)

IBFクルーザー級王座決定戦:
スティーブ カニンガム(米)対 トロイ ロス(カナダ)

米国ニューヨーク州
WBAスーパーウェルター級戦:
王者ユーリ フォアマン(ベラルーシ)対 挑戦者ミゲル コット(プエルトリコ)

後楽園ホール
日本スーパーフェザー級戦:
王者三浦 隆司(横浜光)対 挑戦者竹下 寛刀(高砂)

日本フェザー級戦:
王者李 冽理(横浜光)対 挑戦者天笠 尚(山上)

OPBF(東洋太平洋)フライ級戦:
王者ロッキー フェンテス(比)対 挑戦者池原 繁尊(横浜光)
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色々(06‐04‐10)

2010年06月04日 01時59分35秒 | 世界ボクシング
最近(2010年6月4日ごろ)のニュースです。

1)4月17日にケリー パブリック(米)を破り、2階級制覇を達成したセルジオ マルティネス(亜)。今後の路線はいまだに不透明ですが、WBOのミドル級王座は空位となっています。

2)8月6日、地元米国ミズーリー州セントルイスで凱旋防衛戦を予定しているデボン アレキサンダー(米)。王座統一後初の防衛戦の相手は元WBA王者アンドレイ コテルニク(ウクライナ)。

3)トーマス アダメック(ポーランド)のヘビー級転向第4戦目が決定しています。保持するIBFインターコンチネンタル、NABOヘビー級王座の防衛戦に臨むアダメック。挑戦者は元世界王者候補筆頭だったマイケル グラント(米)。

4)IBOクルーザー級王者ダニー グリーン(豪)の次戦が決定しています。7月21日、シドニーのリングで王座の防衛戦に臨むグリーン。今回の挑戦者は同国人ポール ブリッグス。

5)WBOスーパーウェルター級暫定王者アルフレド アングロ(メキシコ)が7月17日、元WBA王者ジョアシム アルシン(カナダ)と対戦します。この試合が暫定王座の防衛戦になるのか、無冠戦になるのかは不明です。

6)最近リング活動が不活発なザブ ジュダー(米)。7月16日に米国ニュージャージー州で2010年の初戦を予定しています。今回ジュダーと対戦するのは、元WBCライト級暫定王者のホセ アルマンド サンタ クルス(メキシコ)。

7)先月15日、アメリカ進出を果たしたばかりのアミア カーン(英)。来月31日に早くも次の試合、WBAスーパーライト級王座の3度目の防衛戦を予定しています。今回の挑戦者はスーパーフェザー、ライトで2階級制覇を果たしている技師ホエル カサマヨール(キューバ)。
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ラサルテ、6度目の正直

2010年06月03日 04時37分05秒 | 世界ボクシング
先週末29日土曜日、アルゼンチンで行われた試合結果です。
IBFライトフライ級戦:
挑戦者ルイス ラサルテ(亜)判定2ー1(116-112、115-113、113-115)王者カルロス タマラ(コロンビア)

*これまで暫定王座を含め、5度の世界挑戦に臨んできたラサルテ。絶対不利の予想で行われた6度目の世界挑戦。僅差ながらも予想を覆す判定勝利を収め、39歳にして初の世界戴冠となっています。

ラサルテの世界初挑戦は1999年にさかのぼります。当時のWBOミニマム級王者ケルミン グアルディア(コロンビア)に地元で挑戦し、1対2の判定負け。
2度目の世界挑戦者2001年師走、敵地タイで。現在2度目のWBCフライ級王座を保持しているポンサックレック ウォンジョンカムに2回TKO負けと歯が立たず。
3度目の世界挑戦、2002年9月の挑戦は同国人対決となっています。当時のWBOフライ級王者オマール ナルバエスに10回失格負けを喫しています。
メキシコで臨んだ4度目の世界挑戦は2007年7月に実現。エドガル ソーサの持つWBCライトフライ級王座に挑戦するも、またしても10回失格負けという汚点を残しています。
2年前の9月、再びミニマム級王座(WBO暫定王座決定戦)に臨むも、ダニエル レイハ(コロンビア)に0対2の判定負けと、ここでも王座奪取に失敗しています。

これまでのラサルテの戦績は47勝(18KO)9敗1引き分け。アルゼンチン国内王座の2階級制覇(ミニマム、ライトフライ)、南米王座の3階級制覇(ミニマム~フライ級)達成に成功。そして今回、念願の世界王座獲得となっています。
今後の防衛戦では、常に王座転落と隣り合わせの試合をしていくと思いますが、頑張って防衛記録を伸ばしていって貰いたいものです。
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お疲れさま、長嶋

2010年06月02日 04時41分30秒 | 日本ボクシング
先日30日日曜日、古河市古河体育館で行われた試合結果です。
無冠戦8回戦:
長嶋 建吾(18古河)判定3ー0(80-73x3)ポンサトーン スリスリー(タイ)

*日本、東洋太平洋(OPBF)王座それぞれの2階級制覇を遂げた長嶋。タイの対戦者にフルマークの判定勝利を収め、自身のキャリアを有終の美で飾っています。
15年にも及ぶ長嶋のキャリア。終身戦績は39勝(18KO)4杯引き分け。

今後は名古屋でトレーナーの修業をしながら、ボクシングに携わっていくそうです。
長嶋さん、これからも頑張って下さい。
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楽勝、ビタリ

2010年06月01日 00時18分41秒 | 世界ボクシング
先週末29日土曜日、ドイツで行われた試合結果です。
WBCヘビー級戦:
王者ビタリ クリチコ(ウクライナ)TKO10回2分20秒 挑戦者アルバート ソノウスキー(ポーランド)

*決して手を抜いているわけではないのですが、倒そうと思えばいつでも倒せる。ビタリにとりそんな4度目の防衛戦でした。
体格差、実力差が如何せんありすぎました。私(Corleone)はすべてのラウンドをビタリに与えましたが、3人のジャッジはどうだったのでしょうか。
ビタリの左からの右、威力そして打ち分けがあり、この試合でも挑戦者にダメージを与えていきました。
ソノウスキーの頑張りも見られましたが、両者に横たわる差を埋めれるものではありませんでした。

ビタリの試合を見ていつも「コンスタンチン チュー(豪/元3団体統一スーパーライト級王者)に似てるな」と感じます。スウェーを多用するディフェンス、何となく雑な攻撃、トランクスの色にソックスの上げ方。癖のあるスタイルなのですが、好感が持てるボクシングです。

昨年は世界ランキング上位陣を一掃したビタリ。今年はどんな路線を歩んでいくのでしょうか。
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