DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

下田、16ヶ月ぶりの再起に成功(フェザー級)

2015年06月10日 02時27分56秒 | 日本ボクシング
先週末6日土曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
フェザー級8回戦:
元WBAスーパーバンタム級王者下田 昭文(帝拳)判定3対0(78-74、78-75x2)日本7位関 豪介(角海老宝石)

*昨年2月、中国のマカオで元WBOスーパーフライ級王者マービン ソンソナ(比)にまさかのKO負けを喫して以来の試合となった下田。しぶとい関を相手に上々の内容で勝利。今後の巻き返しが大いに期待できそうです。


スーパーフライ級10回戦:
元WBCフライ級王者五十嵐 俊幸(帝拳)判定3対0(97-94、97-93、99-92)レネリオ アリザラ(比)

*最終的には実力差を見せ勝利を収めた五十嵐。しかし中盤戦は何度か冷や冷やする場面が見られた様子。世界王座転落後4連勝を果たすと共に、連続負傷判定勝利の穴からも抜け出すことに成功しています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダルチニアン、3階級制覇の夢果たせず(WBAフェザー級)

2015年06月09日 01時59分19秒 | 世界ボクシング
先週末6日土曜日、米国・カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBAフェザー級戦(レギュラー王座):
王者ヘスス クエジャール(亜)TKO8回1分4秒 挑戦者ビック ダルチニアン(豪)

*これまでに3度バンタム級で、そして今回の挑戦を含め2度フェザー級での世界王座獲得を目指したダルチニアン。フライ級、スーパーフライ級での王座時代には圧倒的な強さを見せ付けていたのですが、5度目の3階級制覇挑戦も実らずに終わってしまいました。

前回のフェザー級王座挑戦からちょうど1年。ニコラス ウォータース(ジャマイカ)戦では手も足も出なかったダルチニアン。しかし今回のクエジャール戦では、ベテランの上手さを随所に見せました。

小柄な挑戦者がアウトボクシングを展開。その意外な流れに王者は明らかに戸惑いを見せていました。7回終了時までの正式採点は分かりませんが、それまでの試合内容が競っていたことは事実です。私(Corleone)は68対65でダルチニアン優勢と見ました。

8回、ちょうどそのラウンドに入り1分が経過しようとした時、アルゼンチン人の左からの右がヒットし挑戦者がダウン。ダルチニアン陣営は迷う事なくそこでタオルを投入しています。

意外な苦戦で4度目の防衛に成功したクエジャール。今週末に試合を予定しているスーパー王者ウォータースとは少々実力の隔たりがあるようです。

ダルチニアン、現役続行なら一つ下のスーパーバンタム、もしくはバンタムでの再起が妥当な線でしょう。


ウェルター級10回戦:
ロバート ゲレロ 判定2対1(97-92、95-94、94-95)アーロン マルティネス(共に米)

*3ヶ月前にキース サーマン(米)の保持するWBA王座に挑戦し、大差判定負けを喫しているゲレロの再起戦。ゲレロは中堅選手相手に4回にダウンを喫する失態を演じながらも僅差の判定勝利を収めています。


フェザー級10回戦:
マービン ソンソナ(比)判定2対0(96-94x2、95-95)ジョナサン アレリャーノ(米)

*ちょうど1年前、ニューヨークでウィルフレド バスケス(プエルトリコ)に雪辱を果たし、2階級制覇達成に向け前進したかに見えたソンソナ。バスケス戦後上昇気流に乗ると予想されていましたが、今回が1年ぶりの試合となってしまいました。

そんなソンソナ。昨年11月にバスケスに判定負け(その時も0対2)を喫しているアレリャーノに思わぬ苦戦。何とか1年ぶりの試合に勝利を収めることに成功しています。そういえばこの夜、ライバルのバスケスも格下選手に不覚を取っていますね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コット、ゲールに快勝(WBCミドル級)

2015年06月08日 01時30分24秒 | 世界ボクシング
現地時間の一昨夜、米国・ニューヨーク州で行われた試合結果です。
WBCミドル級戦:
王者ミゲル コット(プエルトリコ)TKO4回1分28秒 挑戦者ダニエル ゲール(豪)

*セルジオ マルティネス(亜)を予想外の一方的なTKO勝利で破り、同王座を獲得してから1年。その初防衛戦でも、予想以上の圧勝劇を演じゲールを粉砕。契約ウェートに関し批判的な見方がありましたが、コットが今秋にも予定されるサウル アルバレス(メキシコ)戦に向け大前進しています。

自分より体格で上回る豪州人を相手に、無理して打ち合わず見事なヒットアンドランを展開していったコット。要所要所でクリーンヒットを重ねていきました。

左の好打が目についたこの日のコット。ジャブ、フック、ボディーに加え、右のボディーでも相手を追い込んでいきます。攻撃のみならず、柔らかいダッキング、固いブロッキングで防御力の高さも見せたプエルトリカン。この夜、ゲールのパンチをほとんど貰っていませんでした。

4回、左の打ち合いで勝り、挑戦者を吹っ飛ばしたコット。連打後、右を頭に、そして左をボディーに持って行きダウンを追加。レフェリーストップに追い込んでいます。

意地悪な見方をすれば、豪州人が昨年7月にゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)から貰ったダメージから回復していなかった、とも考えられるでしょう。しかし今回のコットの出来は素晴らしいものがありました。


フェザー級8回戦:
フェルナンド バスガス(メキシコ)判定3対0(77-75、78-74、79-73)元WBOスーパーバンタム級王者ウィルフレド バスケス(プエルトリコ)

*2011年5月にホルへ アルセ(メキシコ)に敗れて以来、勝ち負けを繰り返しているバスケス2世。その敗戦後の戦績は今回の敗戦を含めて4勝(2KO)4敗。

かつてIBF、WBAでスーパーウェルター級の王座に輝いた同名の選手がいましたが、このバルガスはあくまで他人。29勝(20KO)9敗3引き分けの戦績の持ち主ですが、これまでに10回戦以上の試合経験は僅かに4。しかも2ヶ月前の最新の試合では敗戦を喫しています。

そんな相手に勝利は確実と見られていた元世界王者。数字だけ見ると完敗ですね。親父さんの持っていたしぶとさ、勝負強さはどうやらこの息子には遺伝しなかったようです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロイ ジョーンズ、大西洋のリングに登場(色々:06‐07‐15)

2015年06月07日 01時31分12秒 | 世界ボクシング
最近(2015年6月7日ごろ)のニュースです。

1)クルーザー級で5階級目の王座獲得を目論んでいるロイ ジョーンズ(米)。8月29日に大西洋に浮かぶ孤島シント マールテン(Sint Maarten)でダニー サンティアゴ(米)と対戦することが発表されています。


(オランダの自治領だそうです)

この3年間、スパーリング程度の実戦をこなしてきたジョーンズですが、今回のサンティアゴは中々骨のある選手。ライトヘビー級で2度の世界挑戦を経験しており、これまでの戦績は33勝(19KO)7敗1引き分け。最新の試合では(と言っても昨年の1月までさかのぼります)、現在IBFクルーザー級の暫定王者であるビクトル ラミレス(亜)にTKO負けを喫しています。

今後再び世界戦線に復帰したいジョーンズにとり、まさに格好の対戦相手ではないでしょうか。

2)現地時間の約半日後に行われるWBCミドル級戦に出場するミゲル コット(プエルトリコ)。前日軽量では、ミドル級はおろか一つ下のスーパーウェルター級のリミットである154ポンドを切る153.6ポンドまで絞った姿を見せています。もし今夜のダニエル ゲール(豪)戦にコット陣営の予定通り勝利を収めた場合、サウル アルバレス(メキシコ)と空位になっているであろうと予想されるWBCのスーパーウェルター級王座を争うことになるのではないでしょうか。

3)現在、そのWBCスーパーウェルター級王座を含め、2階級にまたがり5つの王座を保持しているのがフロイド メイウェザー(米)。次戦の対戦相手は決定していませんが、その試合は9月12日、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドで行われる模様です。

4)メイウェザーに対しWBOは保持するウェルター級王座の今後の方針について回答を6月1日までに求めていました。しかし期限を過ぎてもメイウェザー陣営から何ら発表はされていないようです。

5)25戦全勝全KOという凄いというか、少々如何わしい戦績の持ち主であったイエメンのアリ レイミ(Ali Raymi)が先月23日、同国内での空爆により死亡したとの情報があります。

6)元WBOヘビー級王者トミー モリソン(米)の実子トレイ リッペ(Trey Lippe)が先月末30日、プロ8戦目を行い2回TKO勝利を収めています。昨年2月15日にデビューを果たしている25歳のトレイ。今回が2度目の6回出場でした。今回の試合を含めすべて故郷である米国の中央部であるオクラホマ州で戦っています。

トレイには異母兄弟で2歳年下でジェームス ウィットという弟がおり、こちらも先月の興行に出場。4回判定勝利を収めています。兄は戦績を8戦全勝全KOに、弟は5戦全勝4KOに伸ばしています。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週末の試合予定

2015年06月06日 01時04分55秒 | 世界ボクシング
2015年6月第1週末の試合予定です。

6日 土曜日
後楽園ホール
フェザー級8回戦:
元WBAスーパーバンタム級王者下田 昭文(帝拳)対 日本7位関 豪介(角海老宝石)

米国・ニューヨーク州
WBCミドル級戦:
王者ミゲル コット(プエルトリコ)対 挑戦者ダニエル ゲール(豪)



米国・カリフォルニア州
WBAフェザー級戦(レギュラー王座):
王者ヘスス クエジャール(亜)対 挑戦者ビック ダルチニアン(豪)


8日 月曜日
後楽園ホール
ライト級10回戦:
日本スーパーフェザー級王者内藤 律樹(E&Jカシアス)対 荒川 仁人(八王子中屋)

OPBF(東洋太平洋)フライ級戦:
王者江藤 光喜(白井・具志堅スポーツ)対 挑戦者福本 雄基(三迫)



10日 水曜日
後楽園ホール
IBFスーパーバンタム級挑戦者決定戦:
和氣 慎吾(古口)対 マイク タワッチャイ(タイ)



12日 金曜日
米国・イリノイ州
WBAスーパーウェルター級戦(レギュラー王座):
王者エリスランディ ララ(キューバ)対 挑戦者デルビン ロドリゲス(ドミニカ)

ライトヘビー級戦:
アルツロ ベテルビエフ(露)対 アレキサンダー ジョンソン(米)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デゲール、フロッチの後釜に(IBFスーパーミドル級)

2015年06月05日 04時02分08秒 | 世界ボクシング
先月23日、米国・マサチューセッツ州で行われた試合結果です。
IBFスーパーミドル級王座決定戦:
ジェームス デゲ-ル(英)判定3対0(114-112x2、117-109)アンドレ ディレル(米)

*ちょうど一年前、同国人の先輩王者カール フロッチと、デゲールに唯一の黒星を与えているジョージ グローブスの再戦以来試合が行われていないIBFスーパーミドル級王座。現役続行か引退か、フロッチのはっきりとしない態度に業を煮やした同団体はフロッチから王座を剥奪。今回の王座決定戦が行われる運びとなりました。

2009年10月に、英国に乗り込んで当時フロッチが保持していたWBC王座に挑戦して以来の世界挑戦となったディレル(米)。今回は2回に2度のダウンを喫し、そのままポイントの逆転にまではつながりませんでした。

初の世界戦、そして初の米国での試合で王座奪取に成功したデゲール(英)。以前フロッチが大苦戦した米国人を破ったことにより、フロッチが対戦希望を示唆するようなコメントを発しているようです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カーン、苦しい勝利(ウェルター級)

2015年06月04日 00時39分27秒 | 世界ボクシング
先月末29日、米国ニューヨーク州で行われた試合結果です。
ウェルター級12回戦:
アミア カーン(英)判定3対0(115-113、117-111x2)クリス アルジェリ(米)

*試合後、「次はメイウェザーだ」と雄叫びを揚げているカーン。どこまで信憑性があるかは分かりませんが、カーン本人曰く、メイウェザー戦実現はかなり高いようです。

少なくとも今回のアルジェリ戦、勝利を収めた事自体に感謝しなければならないでしょう。117対111でカーンが勝利というジャッジには首を傾げたくなります。117対111ということは、カーンが9ラウンド、アルジェリが3ラウンド優勢だったという事。カーンの勝利自体を批判するつもりはありません。しかしどちらかの一方的な勝利はなかったように見えました。ちなみに私(Corleone)は115対113でアルジェリとしています。

確実に言えるのは、試合全体のペースは米国人が握っていたという事。カーンは明らかに米国人の攻撃を持て余し、手を出すのではなく、出さされていました。惜しまれるのはアルジェリのパンチ力の無さ。何度かカーンにパンチをクリーンヒットしていましたが、20勝中KO勝利が僅かに8。36%のKO率通りのダメージしか英国人に与えることが出来ませんでした。

今回の試合で評価を上げたのはカーンではなくむしろ敗者アルジェリ。IBF王者ケル ブルック(英)、WBA王者キース サーマン(米)、もしくはティモシー ブラッドリー(米)対ジェシー バルガス(米)戦の勝者との対戦が見てみたいものです。この選手は誰と戦っても好勝負を演じることが出来るでしょう。


WBAスーパーフェザー級王座決定戦(レギュラー王座):
ハビエル フォントゥナ(ドミニカ)判定3対0(117-111x2、116-112)ブライアン バスケス(コスタリカ)

*フォントゥナはフェザー級で、バスケスは2度目の同級での暫定王者時代、前日計量失敗で同団体の王座を失っています。

不名誉な記録の持ち主同士の一戦。同級に転向後5勝(4KO)1引き分けの好成績を残しているドミニカ人が中差の判定勝利を収め、内山 高志(ワタナベ)の格下王座を獲得することに成功しています。2階級制覇に成功したフォントゥナ。年末に来日する可能性はどれぐらいあるのでしょうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

意見番(06‐03‐15)

2015年06月03日 00時24分23秒 | ボクシングネタ、その他雑談
2015年6月3日ごろの意見番です。

*試合内容、結果、そして両誌の表紙3拍子そろって予想通りとなりました。ここまで予想が的中すると気分がいいものです。

   

2週間後に発売される次号の表紙は、田中 恒成(畑中)が達成したプロ5戦目での世界王座奪取になるでしょう。同時にその一戦以外、該当するイベント、ニュースがないというのが事実でもありますが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リナレス、敵地で逆転TKO防衛に成功(WBCライト級)

2015年06月02日 01時11分30秒 | 世界ボクシング
先週末30日土曜日、英国で行われた試合結果です。
WBCライト級戦:
王者ホルへ リナレス(帝拳/ベネズエラ)TKO10回2分57秒 挑戦者ケビン ミッチェル(英)

*1回目の前日計量に失敗しているリナレス。即行われた再計量で難なく事無きを終えた王者でしたが、実力拮抗者同士の一戦。打たれ脆さに定評のある(?)リナレスだけに、挑戦者のKO/TKO勝利もあるのでは?王座転落も大いに予想された試合前でした。

案の定、地元出身の挑戦者のペースで試合が動いたこの試合。9回終了時までの採点でも、若干英国人のリード。採点は2対0(86-84、88-82、85-85)でミッチャルでした。私(Corleone)も85対84の僅差ながら英国人がリードしているように思えました。また5回には、ショートの逆ワン・ツーで挑戦者がダウンを奪っています。

巧者リナレスを相手に試合内容でも上回っていた英国人ですが、結果として王者より打たれ脆いという欠点が試合結果につながってしまいました。

前半戦、そのラウンドの大部分を支配していた挑戦者。しかし王者の一発でグラッとしてしまい、ポイントをあえなく譲るという回が何度かありました。中盤戦は明白なリードを保った挑戦者。しかし左目上が大きく腫れ上がります。迎えた10回1分過ぎ、リナレスの右、そしてその後の連打でピンチに瀕したミッチェル。同回終了間際にストップを勧告されてしまいました。

今回の試合を含め3敗を喫しているミッチェル。そのすべてが世界戦でのKO/TKO負けです。ここまで打たれ脆いとまさに命取りですね。

ミッチェルと同様、これまでに3敗を喫し、そのすべてがKO/TKO負けというリナレス。しぶとさが付いてきた感があります。また以前より上体、膝を柔らかく使おうという意図が見られたこの試合でのリナレス。3階級制覇を達成していながら、まだまだ向上心があるという所も見せています。


IBFウェルター級戦:
王者ケル ブルック TKO6回2分51秒 挑戦者フランキー ギャビン(共に英)

*2ヶ月前の防衛戦に続きサウスポーの挑戦者を迎えたブルック。同国人であるギャビンは中々評価の高かった選手でしたが、王者との実力(特にスピード)は大きかったようです。

時々左構えにスイッチするという余裕を見せていた王者。個人的には無駄のないすり足気味のフットワークを大変評価しています。

同国のライバルに付け入る隙を与えずに2度目の防衛に成功したブルック。次戦を8月末に予定しているようです。


IBFフェザー級戦:
挑戦者リー セルビー(ウェールズ)負傷判定8回(3対0:80-72、79-73x2)王者イフジェニー グラドビッチ(露)

*これまで中国のマカオに3度、そして米国のど真ん中で防衛回数を重ねてきたグラドビッジ。軽い左ジャブを放っては動き回る(逃げ回る)セルビーを捕まえきれず大差判定負け。5度目の王座防衛に失敗しています。この王座交代劇には少々残念。セルビーが同郷の先輩、ジョー カルザゲ型の選手だったら話は別ですが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

田中、5戦目で世界戴冠(WBOミニマム級)

2015年06月01日 05時06分41秒 | 世界ボクシング
一昨日30日土曜日、パークアリーナ小牧で行われた試合結果です。
WBOミニマム級王座決定戦:
田中 恒成(畑中)判定3対0(115-113、117-111x2)フリアン イエドラス(メキシコ)

*中部期待の星田中が、井上 尚弥(大橋)が打ち立てたプロ6戦目での世界王座を獲得するという記録を破り、世界王者の座に就いています。

WBOミニマム級戦は、昨年末に続いて日本で王座決定戦が行われた事になります。その師走の試合で王座を獲得しているのが、現在もIBF王座を保持し、4月にその王座の初防衛に成功している高山 勝成(仲里)。近い将来、最軽量級で日本人同士による王座統一戦が行われるのでしょうか?今後の田中、そして高山の動向に注目が集まります、

今後といえばこれから、田中が樹立した記録を破ろうとする日本人選手が出現するのでしょうか?その点にも注目が集まりますね。

下記のリンクから、この試合に関するジョー小泉氏の英文レポートを読むことが出来ます。

http://www.fightnews.com/Boxing/full-report-tanaka-wins-wbo-title-in-5th-pro-bout-293074#more-293074

ジョーさんによれば、田中の世界奪取、プロ5戦目での王座獲得は歴代4番目に早い記録で、日本人のみでは4番目に若い世界王者になるそうです。また、名古屋地区からの世界王者は16年ぶり5人目になります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする