DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

最後にヒヤリ、ブラッドリーが王座復帰(WBOウェルター級:暫定王座)

2015年06月29日 04時35分40秒 | 世界ボクシング
一昨夜27日、米国・カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBOウェルター級王座決定戦(暫定王座):
ティモシー ブラッドリー 判定3対0(116-112、117-111、115-112)WBAスーパーライト級王者ジェシー バルガス(共に米)

*7回からスタイルを変更し、ペースを完全に把握した感のあったブラッドリーですが、最後の最後に落とし穴が待っていました。試合も残り20秒になった時。バルガスに右カウンターを直撃されグラつきます。それ以上のダメージは回避出来ましたが、不安定な一面をまたまたさらけ出してしまいました。

ブラッドリーは幸運に助けられましたね。主審がラウンド終了前10秒の合図とその回終了のゴングの音を聞き間違え、試合時間残り10秒のところで両者の間に入ってしまいました。それをレフェリー・ストップだと勘違いしたバルガスは歓喜の雄たけびを上げていましたが数分後、結局は判定負けを聞く結果となっています。あの状況からバルガスが実際に、逆転TKOを収められたかは疑問視されますが、ブラッドリーにとりラッキーだったことには変わりありません。

一進一退の攻防が繰り広げられた最初の6ラウンド。手数を出すも有効だがほとんどなかったブラッドリー。少々攻めが強引でした。それを迎え撃ったバルガスも、好パンチを時折当てますが如何せん少なすぎました。

7回から前後へのフットワークを駆使し、試合展開を自分のものにしたブラッドリー。カウンター・パンチャーのバスガスはブラッドリーの動きに完全に後手になってしまいました。

最終的にはボクシングの幅の広さを見せて王座に返り咲く事に成功したブラッドリー。判定自体には何ら問題はなかったでしょう。私(Corleone)は116対112でブラッドリーとしています。

2013年10月以来の勝利を収める事に成功したブラッドリー、スター選手としては何かしら欠けるものがある事を改めて暴露した結果となってしまいましたね。また、いつどのような形で「暫定」の二文字を返上出来るかにも注目が集まりますね。
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