DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

カスターニョ、敵地で初防衛に成功(WBAスーパーウェルター級:暫定王座)

2017年07月11日 01時05分00秒 | 世界ボクシング
今月1日、フランスで行われた試合結果です。
WBAスーパーウェルター級戦(暫定王座):
王者ブライアン カスターニョ(亜)判定2対1(115-113x2、112-116)挑戦者ミシェル ソロ(仏)

*昨年11月、ダウン応酬の打ち合いを制し、暫定ながらも世界王座獲得に成功しているカスターニョ。初防衛戦はフランスに渡り、2012年5月の世界初挑戦失敗以来、常に世界上位ランキングをキープしているソロと対戦。実力者を相手に苦戦を強いられましたが、僅差の判定ながらも勝利。初防衛に成功するとともに、全勝記録を14(10KO/TKO)に伸ばしています。

カスターニョが保持しているのはWBAの第3のチャンピオンベルトである暫定王座。スーパー王者にはエリスランディ ララ(キューバ/防衛記録6)が、そしてレギュラー王者にはデメトリアス アンドラーデ(米/0)という強豪選手たちが君臨中です。
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尾川、久々の快勝(日本スーパーフェザー級)

2017年07月10日 00時52分10秒 | 日本ボクシング
今月1日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーフェザー級戦:
王者尾川 堅一(帝拳)TKO2回2分 挑戦者山元 浩嗣(ワタナベ)

*その強打が自慢の尾川ですが、昨年9月の防衛戦以来KO/TKO決着から遠ざかっています。挑戦者山元は敗戦が13(7KO負け)と多いものの、海外での試合も数戦こなしているしぶといベテラン選手。そんな挑戦者を相手に、尾川は初回、2回にダウンを奪う快勝劇を演じることに成功。保持する王座の5度目の防衛に成功しています。

もちろん現行の王座では満足していない尾川陣営。その尾川が標的とする2017年7月10日現在のスーパーフェザー級王者の顔ぶれは下記のようになります。

WBA(唯一):ジェスリール コラレス(パナマ/防衛回数1)
WBC:ミゲル ベルチェル(メキシコ/0)
IBF:ジェルボンテ デービス(米/1)
WBO:ワシル ロマチェンコ(ウクライナ/2)
OPBF(東洋太平洋):伊藤 雅雪(伴流/3)

OPBF王者の伊藤は現在、同王座に加えWBOの同地域王座も保持。願わくば伊藤と尾川がそれぞれの王座を賭けた一戦を行って貰いたいですね。
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イースター、強豪を退ける(IBFライト級)

2017年07月09日 22時09分39秒 | 世界ボクシング
先月末30日、米国・オハイオ州で行われた試合結果です。
IBFライト級戦:
王者ロバート イースター(米)判定3対0(116-112、120-108x2)挑戦者デニス シャフィコフ(露)

*昨年9月に、当時空位だった同王座を獲得しているイースター。今回が2度目の防衛戦となります。イースターが今回迎えたのは、これが3度目の世界挑戦となった指名挑戦者のシャフィコフ。常に世界上位に位置しながらも、あと一歩世界に力が及ばない実力選手です。

そんな挑戦者を相手に、身長、リーチで大きく上回る王者はその体格差を生かしポイントを広げていきました。接近戦になっても挑戦者を上回ったイースター。最終的には大差判定をものにし、保持する王座の2度目の防衛に成功しています。地味な存在ながらもその実力を誇示したイースター。次なるターゲットは誰になるのでしょうか。


2017年7月9日現在のライト級王者の面々は下記のようになります。

WBA:ホルヘ リナレス(ベネズエラ・帝拳/防衛回数1)
WBC:ミゲル アンヘル ガルシア(米/0)
IBF:イースター(2)
WBO:テリー フラナガン(英/5)
OPBF(東洋太平洋):中谷 正義(井岡/7)
日本:西谷 和宏(VADY/0)
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今週末の試合予定

2017年07月08日 00時18分08秒 | 世界ボクシング
2017年7月第2週末の試合予定です。

9日 日曜日
ロシア
WBAクルーザー級戦(スーパー王座):
王者デニス レべデフ(露)対 挑戦者マーク フラナガン(豪)


10日 月曜日
後楽園ホール
スーパーバンタム級10回戦:
亀田 和毅(協栄)対 イバン モラレス(メキシコ)

*このモラレス、4階級を制覇した名選手エリックのかなり歳の離れた実弟になりますが、エリックは会場に来るのでしょうか?


11日 火曜日
WBOアジア太平洋ライト級戦:
王者荒川 仁人(ワタナベ)対 挑戦者マーボン ボディオンガン(比)
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5団体!?王座統一戦へ(色々:07‐07‐17)

2017年07月07日 02時16分13秒 | 世界ボクシング
最近(2017年7月7日ごろ)のニュースです。

1)8月19日に米国ネブラスカ州でスーパーライト級王者同士による王座統一戦が行われます。その試合に出場するのは、WBC/WBO王者のテレンス クロフォード(米)と、IBF/WBA王座保持者のジュリアス インドンゴ(ナミビア)。インドンゴはマイナー団体IBO王座も保持しているため、この試合で争われるベルトの数は何と5つ!凄いですね~

2)かなり注目度が高い上記のスーパーライト級戦。その2週間前に、米国・カリフォルニア州のリングでWBOスーパーフェザー級王者ワシル ロマチェンコ(ウクライナ)が登場。フェザー級を主戦場にしているミゲル マリアガ(コロンビア)を相手に、保持する王座の3度目の防衛戦を行います。ロマチェンコのパフォーマンスを見ることは楽しみなのですが、この挑戦者を選択した事には少々失望しております。

3)これまでに3人の世界王者が並立していたWBAクルーザー級戦線。まずは中間に位置していたベイビュート シュメノフ(カザフスタン)が、自身の怪我のために長期戦線離脱。そのためにまず保持していたレギュラー王座が剝奪されました。そして後日、現役からの引退を発表しています。

4)本来ならシュメノフと4月末に王座統一戦を予定していたのがジョニエール ドルティコス(キューバ)。レギュラー王座が空位となったために、戦わずして暫定王者からその空位の王者に昇格しています。

5)豪州国内でのクルーザー級頂上決戦が今年の2月に行われています。その試合に出場したのはダニー グリーンとアンソニー マンディン(当然の事ながら共に豪)。豪州国内同級王座が争われたこの一戦では、王者グリーンが僅差の判定勝利を収め保持する王座の防衛に成功。それと共に2006年5月にマンディンに喫している雪辱を果たすことにも成功しています。しかしグリーンはその王座を既に返上したようで、今月15日、空位となっている同王座決定戦が行われます。その試合に出場するのはジェイ オペタイアとダニエル アンマン。

6)この王座戦は比較的定期的に行われているようです。同王座が設置されたのは1981年の7月まで遡ります。その初代王座決定戦に出場し、王座を獲得したのがトニー マンディン。そう、アンソニーの実父になります。面白い事にトニーが王座を獲得したその試合には、豪州クルーザー級王座に加え、同ライトヘビー級、ヘビー級の3つの違った階級のベルトも争われていたようです。しかしアンソニーと対戦相手だったスティーブ アクゼル(Aczel)は174.25ポンド、ライトヘビー級のリミット以下の体重で試合に臨んでいます。
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坂本、暫定ながら日本の頂点に(日本ウェルター級:暫定王座)

2017年07月06日 00時32分27秒 | 日本ボクシング
先週6月30日・金曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本ウェルター級王座決定戦(暫定王座):
坂本 大輔(角海老宝石)判定3対0(97-94、97-93x2)川崎 真琴(RK蒲田)

*本来なら4月に正規王者有川 稔男(川島)への挑戦を予定していた坂本。しかし王者の負傷のためにその挑戦試合は延期に。変わって今回の川崎との暫定王座決定戦に出場することになりました。

共に勝ち負けを繰り返しながらここまでやってきた選手同士の一戦。前半戦をほぼ互角で終えた両選手ですが、手数で勝る坂本が中盤以降に抜け出すことに成功。明確な判定勝利を収め、暫定ながらも日本王座獲得に成功しています。坂本の次なるターゲットはもちろん、正規王者有川との王座統一戦と、その試合での勝利。今秋までにはその一戦が実現することになるでしょう。
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また延期(スーパーバンタム級)

2017年07月05日 00時25分40秒 | 強いぞジョーさん
今度の日曜日・7月9日、大阪市エル・シアターで予定されていた試合です。
スーパーバンタム級8回戦:
辰吉 寿以輝(大阪帝拳)対 ジュンドゥラ ファウザン(インドネシア)

*一昨年4月にプロデビューを果たし、これまでに4度の4回戦と2度の6回戦を行ってきた寿以輝。本来なら今年の2月に石橋 俊(仲里)と自身初の8回戦で対戦する予定でした。しかし自らの負傷のためにブランクを強いられる結果となってしまいました。

そして今度の日曜日にあたる9日、仕切り直しの試合が予定されていましたが、再び自身の負傷のために試合出場が不可能に。一体寿以輝のプロ7戦目はいつ行われる事になるのでしょうか。
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意見番(07‐04‐17)

2017年07月04日 00時39分42秒 | ボクシングネタ、その他雑談
2017年7月4日ごろの意見番です。


*前回と比べ、今回はやたらに遅い新刊号の更新となりました。両冊揃って同じものを表紙の持ってくるとは。芸がないですね。



WBAミドル級レギュラー王座戦の試合結果の投稿時にも書きましたが、負けていたと思います。その後の展開も、同級ナンバー1を堂々と避ける意向のようですし、世間で騒がれているほどの選手ではないですよ、少なくとも現時点では。

9月に防衛戦を行いたい意向のWBO王者への挑戦チャンスを断ったそうです。時間が少ないとかという理由で。日本ミドル級レベルでは、一流の実力者ではありますが、世界的に見れば2流が限界でしょう。ひょっとすると、このまま無冠のままで終わるかもしれません。

最近、トップランク社のボブ アラム氏の村田に対する評価等のコメントが聞かれません。あまり評価していないからでしょうね。

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この夏の世界戦予定

2017年07月03日 00時37分13秒 | 世界ボクシング
これまでに発表されている、日本人、または日本のジムに所属する選手が出場する2017年夏場の世界戦をまとめてみました。

現地時間の昨日(2日)、豪州
IBFスーパーフライ級戦:
王者ジャーウィン アンカサス(比) 対 挑戦者帝里 木下(千里馬木下)


7月15日、米国・カリフォルニア州
WBCスーパーフェザー級戦:
王者ミゲル ベルチェル(メキシコ)対 挑戦者三浦 隆司(帝拳)


7月23日、大田区総合体育館
WBAライトフライ級戦:
王者田口 良一(ワタナベ)対 挑戦者ロベルト バレラ(コロンビア)

IBFミニマム級戦:
王者ホセ アルグメド(メキシコ)対 挑戦者京口 紘人(ワタナベ)


7月28日、中国・上海
WBOフライ級戦:
王者鄒 市明(中国)対 挑戦者木村 翔(青木)


8月15日、京都・島津アリーナで予定される試合です。
WBCバンタム級戦:
王者山中 慎介(帝拳)対 挑戦者ルイス ネリ(メキシコ)


8月26日、米国・カリフォルニア州
WBOスーパーウェルター級王座決定戦:
ミゲル コット(プエルトリコ)対 亀海 喜寛(帝拳)


8月27日、熊本・しろやまスカイドーム
WBOミニマム級戦:
王者福原 辰弥(本田フィットネス)対 挑戦者山中 竜也(真正)


9月9日、米国・ネバダ州ラスベガス
WBCスーパーフライ級戦:
王者シーサケット ソー ルンピサイ(タイ)対 挑戦者ローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳)

WBOスーパーフライ級戦:
王者井上 尚弥(大橋)対 挑戦者アントニオ ニエベス(米)


*上記に挙げた選手以外にも、WBAフライ級王者井岡 一翔(井岡)、WBCライトフライ級王者拳 四郎(BMB)、WBOライトフライ級王者田中 恒成(畑中)、WBCフライ級王者比嘉 大吾(白井・具志堅)、WBAスーパーバンタム級王者久保 隼(真正)、IBFスーパーバンタム級王者小國 以載(角海老宝石)、WBAライト級王者ホルヘ リナレス(ベネズエラ/帝拳)が世界王者として存在しています。井岡、久保、小國、リナレスあたりの次戦がそろそろ発表されると予想されます。
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木村、上海で世界初挑戦(WBOフライ級)

2017年07月02日 00時08分16秒 | 世界ボクシング
7月28日、中国・上海で予定される試合です。
WBOフライ級戦:
王者鄒 市明(中国)対 挑戦者木村 翔(青木)

*今回の世界戦が発表された時、「木村 翔、誰?」と首を傾げてしまいました。木村の戦績を調べてみると、2013年4月のプロ・デビュー戦で初回TKO負け。7戦目、8戦目と続けて引き分けを経験。タイのリングに3度登場し、全勝(2KO/TKO)。昨年11月に大阪のリングで当時空位だったWBOアジア太平洋王座を獲得。今年5月に香港のリングで無冠戦に出場し2回KO勝利を収めた選手で、ここまでの戦績は14勝(7KO)1敗(1KO負け)2引き分け。対する王者鄒は、2大会連続で五輪金メダルを獲得している選手です。まあ、王者からすれば調整防衛戦といったところでしょう。挑戦者の奮闘に期待したいですが、なんともまあ、安易に世界挑戦が決定したという感は否めません。
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