先週4日、エディオンアリーナ大阪・第2競技場で行われた試合結果です。
日本スーパーフライ級戦:
王者奥本 貴之(グリーンツダ)KO6回1分49秒 挑戦者ダイナミック 健次(大鵬)
*ちょうど1年前、かつての同僚で大先輩にあたる久高 寛之(仲里)に僅差の判定勝利を収め現在保持している王座を獲得した奥本。その後2度の防衛に成功するも、引き分け、2対0の判定勝利と綱渡り的な防衛戦が続いていました。
日本王座獲得からちょうど1年。今回の3度目の防衛戦でようやくこれまでのうっ憤を晴らすパフォーマンスを見せました。この試合が王座初挑戦となったダイナミック 健次を相手に、サウスポースタイルからの右ジャブとそれに続く左ストレートで試合を大きくリード。バッティングで右目じりを負傷するアクシデントに見舞われましたが、その傷が試合自体に影響することはありませんでした。
最終回となった6回、左ストレートで挑戦者をキャンバスに沈めて奥本。3度目の防衛に成功すると共に、出場した5度目の日本王座戦で初のKO勝利を収める事に成功しています。
今後更なる上の王座を目指していくであろう奥本。2019年8月11日現在のスーパーフライ級王者たちの顔ぶれを見てみましょう。
WBA:カリ ヤファイ(英/防衛回数5)
WBC:ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ/0)
IBF:ジェルウィン アンカハス(比/7)
WBO:井岡 一翔(Reason大貴/0)
OPBF(東洋太平洋):アンドリュー マロニー(豪/0)
日本:奥本 貴之(グリーンツダ/3)
日本王者としてようやく実力がついてきた奥本ですが、現状では上の王座を狙うには少々苦しいでしょうね。