ワイドショーで丹波哲郎さんの葬儀の模様が流れていた。愛人と呼ばれた女性と、その息子さんも葬儀に参列していた。丹波さんの息子さんである。丹波さんは彼女を公にしていたという。
お母さんの涙を拭くその息子さん、涙を見せなかったそうだ。
葬儀の後、レポーターが電話で取材を申し入れたが、ご長男がいるので、僕がなにかをいう立場にないと、やわらかく断られたという。
「あなたは泣かなかったようですが」と聞くと、「泣いてもいいんですか?」と聞かれた。
「人間だから悲しいときは泣いてもいいんじゃないですか」というと、しばらく言葉が途絶えたあと、彼は「そうですよね」そういって、電話の向こうから嗚咽する声が漏れてきたという。
葬儀の映像には30代前半の爽やかな青年の顔が映っていた。それぞれの立場でそれぞれの生き方がある。
お母さんの涙を拭くその息子さん、涙を見せなかったそうだ。
葬儀の後、レポーターが電話で取材を申し入れたが、ご長男がいるので、僕がなにかをいう立場にないと、やわらかく断られたという。
「あなたは泣かなかったようですが」と聞くと、「泣いてもいいんですか?」と聞かれた。
「人間だから悲しいときは泣いてもいいんじゃないですか」というと、しばらく言葉が途絶えたあと、彼は「そうですよね」そういって、電話の向こうから嗚咽する声が漏れてきたという。
葬儀の映像には30代前半の爽やかな青年の顔が映っていた。それぞれの立場でそれぞれの生き方がある。
憂い
☆
むかしの人の詩にありました
君看よ 双眼の色
語らざれば 憂い無きに似たり
憂い・・・・・がないのではありません
悲しみ・・・・・が無いのでもありません
語らない だけなんです
語れないほど 深い憂い・・・・・だからです
語れないほど 重い悲しみ・・・・・だからです
人にいくら説明したって
まったくわかってもらえないから
語ることをやめて
じっと こらえているんです
文字にも ことばにも
到底表せない
深い憂い・・・・・を
深い悲しみ・・・・・を
心の底深く ずっしり沈めて
じっと黙っているから
眼が澄んでくるのです
澄んだ眼の底にある
深い憂いのわかる人間になろう
重い悲しみの見える眼を持とう
君看よ 双眼の色
語らざれば 憂い無きに似たり
語らざれば 憂い無きに似たり
・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・
-相田みつをさん-
2006.10.02
☆
むかしの人の詩にありました
君看よ 双眼の色
語らざれば 憂い無きに似たり
憂い・・・・・がないのではありません
悲しみ・・・・・が無いのでもありません
語らない だけなんです
語れないほど 深い憂い・・・・・だからです
語れないほど 重い悲しみ・・・・・だからです
人にいくら説明したって
まったくわかってもらえないから
語ることをやめて
じっと こらえているんです
文字にも ことばにも
到底表せない
深い憂い・・・・・を
深い悲しみ・・・・・を
心の底深く ずっしり沈めて
じっと黙っているから
眼が澄んでくるのです
澄んだ眼の底にある
深い憂いのわかる人間になろう
重い悲しみの見える眼を持とう
君看よ 双眼の色
語らざれば 憂い無きに似たり
語らざれば 憂い無きに似たり
・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・
-相田みつをさん-
この青年の苦悩は他人にはわからないと思います。
貝のように口を閉ざしてじっと耐えているのでしょう。
◆私だったら (コスモス)さん
人にはそれぞれの生き方があるのでしょうね。
この愛人と呼ばれた女性は
丹波さんは公然と認めていました。
奥様はなくなられていて、
ご家族もそれを承知で招待したようですよ。
とても丹波さんを愛していたそうです。
これも人生なんでしょう。
◆ ・・・ (はぐれ雲) さん
≫考えてみたけれど
≫わかりませんでした
その人の立場にならないと
本当の気持ちはわかりませんね
≫立場や状況で
≫泣きたいときに泣けないなんて
≫これほど辛いことはないかも
レポーターの話を聞くと
この青年、とても気配りの行き届いた
いい青年に感じられました
だからこの悲しみのこらえ方に
胸を打たれました
◆そうだったんだ~ (陽子)さん
≫なんだか丹波さんらしい、
≫と言うのが私の感想です。
まさに丹波さんならでは
という思いです。
≫「そんなもなぁー、ここらじゃ誰でも知ってる。
≫タクシーの運転手でも知ってることだ!」
そういってはばからなかったそうですね。
ご家族も承知の上だったようです。
これも運命(さだめ)でしょうか?
◆立場・・・ (ぐう^^) ちゃま
≫考えさせられちゃいますねぇ~
その人の生き方でしょうが、
そんな人生もあって
人の世なんでしょうね。
≫できることでしたら。。
≫ずべてに祝福されることが一番ですよねぇ~
辛くてもいい人生と思えれば
幸せでしょうか。
≫影からお別れをすることでしょう~
いろいろなお別れがありますね。
僕も辛い立場のお別れを
たくさん見てきました。
≫好きな人の子であれば。。
≫産みたいきもちも分かります
この青年は、
いい育ち方をしているなと思いました。
これからいい人生を送って欲しいです。
できることでしたら。。
ずべてに祝福されることが一番ですよねぇ~
私だったら・・どうしたでしょう~か?
もし、、愛人と言われる身であれば。。
そっと、影からお別れをすることでしょう~
子供に関しては・・出来てしまったら
好きな人の子であれば。。産みたいきもちも分かります
その場合は、それ相当の覚悟が無いと産めませんよね。
立場を考えずに、心に正直に生きたらいいなぁ~なんて。。
想像でしかできません
実際に起きたらどうするのでしょうね。。なってみないと想像ができないですね。。
僕が
”愛人”と呼ばれる立場だったら
”愛人の息子”と呼ばれる立場だったら
考えてみたけれど
わかりませんでした
気持ちを察することは
できるかもしれないとは思いましたが、、、
立場や状況で
泣きたいときに泣けないなんて
これほど辛いことはないかも
表には出ません
いくらでも供養の仕方はあると思います
ちょっと意味合いが違うかもしれませんが、「私は貝になりたい」という話を思い出しました。
私も「貝」になりたいです。