とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

「ルート29」(ネタバレ注意)

2024-11-17 23:59:00 | 映画
綾瀬はるかが人付き合いが苦手な主人公のり子を演じる。
のり子は鳥取で清掃員として働いている。
正直、この年齢までどうやって生きてきたのだろうという存在。

ハルを演じるのは大沢一菜。
ハルは年齢的には中学生だろうか。
空き地に基地を作って、浮浪者と戯れており、きちんと学校へ行っている感じはしない。

のり子が清掃先の介護施設でハルの実母に会い、娘に会わせて欲しいと頼むところから物語が始まる。
ハルが住む姫路から鳥取への国道29号線を二人で旅するロードムービー。

途中で、この世の人かあの世の人かわからない人々と触れ合う。
それぞれのキャラクターが濃すぎて、何かを意味しているのかもしれないが、違和感しかない。

のり子はハルを誘拐した容疑で取り調べを受け、恐らく釈放されるのだろうが、ハルと再会するのだろうか。
時間の流れがずいぶんゆっくりに感じた。

点数は、7点(10点満点)。

タイトル:ルート29
製作年:2024年
製作国:日本
配給:東京テアトル、リトルモア
監督:森井勇佑
主演:綾瀬はるか
他出演者:大沢一菜、伊佐山ひろ子、高良健吾、原田琥之佑、大西力、松浦伸也、河井青葉、渡辺美佐子、市川実日子
上映時間:120分


「ベルナデット 最強のファーストレディ」(ネタバレ注意)

2024-11-17 23:30:00 | 映画
フランス大統領ジャック・シラク夫人として親しまれたベルナデット・シラクを主人公としたコメディー。
「事実を自由に脚色」したということでほぼフィクションなんだろうと思う。

シラクが大統領に就任した1995年から2007年までを描いている。
日本では平成が始まった頃の話だが、随分、昔に思えた。

大統領夫人ではなく一人の政治家として存在感を示そうとしたベルナデットをカトリーヌ・ドヌーヴが貫禄の演技で魅せる。

運転手の扱いなど笑えないところも多々あり、昭和なドラマだった。

点数は、7点(10点満点)。

タイトル:ベルナデット 最強のファーストレディ
原題:Bernadette
製作年:2023年
製作国:フランス
配給:ファインフィルムズ
監督:Lea Domenach
主演:Catherine Deneuve
他出演者:Denis Podalydes、Michel Vuillermoz、Sara Giraudeau、Laurent Stocker、Lionel Abelanski
上映時間:93分


「室井慎次 生き続ける者」(ネタバレ注意)

2024-11-09 23:59:00 | 映画
いよいよ後編。
前編で起こった死体遺棄事件の真相がどう転ぶかを期待したが、ポイントはそこではなかった。

あくまでも主役は室井慎次。
室井が里親として家族とどう向き合っていくか、よそ者として地域の人々とどう絆を深めていくかの物語。

そういう死に方でいいのかと正直思ったが、死して何を残したかを描きたかったのは分かった。
どんなに凄いことを残しても風化していくものだし、人の世の移り変わりは速い。

ただ様々な修羅場を生きてきた人が言う「楽しい」に重みがあった。
やっぱり最後はそこに戻ってくることができるかだと思う。

点数は、9点(10点満点)。

タイトル:室井慎次 生き続ける者
製作年:2024年
製作国:日本
配給:東宝
監督:本広克行
主演:柳葉敏郎
他出演者:福本莉子、齋藤潤、前山くうが、前山こうが、松下洸平、矢本悠馬、丹生明里、松本岳、西村直人、真矢ミキ、筧利夫、飯島直子、小沢仁志、木場勝己、稲森いずみ、いしだあゆみ、小泉今日子、加藤浩次
上映時間:117分



ブログ記事1,000本達成。

「本心」(ネタバレ注意)

2024-11-09 23:30:00 | 映画
平野啓一郎の同名小説の映画化。
原作は読んでいたが、家族であろうが他人のことをすべて知っていると思うのは間違いだ。
仮にショッキングな事実がわかったとしても、今自分が生きているということで十分なのではないか。

それよりは将来の世界が二極化することが当たり前のように描かれていることが怖い。
技術を活用して便利になる側と、技術に使われる側の分断。

自分にとって未知なものとどう付き合っていくか。
柔軟であれ、ということだろうか。

点数は、7点(10点満点)。

タイトル:本心
製作年:2024年
製作国:日本
配給:ハピネットファントム・スタジオ
監督:石井裕也
主演:池松壮亮
他出演者:三吉彩花、水上恒司、仲野太賀、田中泯、綾野剛、妻夫木聡、田中裕子
上映時間:122分




「トラップ」(ネタバレ注意)

2024-11-03 23:59:00 | 映画
M.ナイト・シャマラン監督作品のわりに話題になっていない感じ。

娘と一緒に行ったライブ会場には警官がうようよいて異常な雰囲気。
売店の店員にそれとなく聞くと連続殺人鬼がライブ会場に来るという情報があり包囲網を敷いているとのこと。
その殺人鬼がジョシュ・ハートネットが演じるクーパーだった。
娘に知られることなく、クーパーはどうやってライブ会場から脱出するのか。

ライブ会場から脱出するまでの冷や冷や感から、クーパーを応援してしまうが、よもやの展開。
歌姫レディ・レイブンを演じるのはシャマラン監督の娘、サレカ・シャマラン。
歌姫とクーパーの駆け引きが面白い。

クーパーは娘を溺愛していたが、殺人鬼であることがばれて、家庭崩壊。
邪悪な殺人鬼の顔を見せるかと思いきや、意外とあっさり捕まる。
しかし、ただでは転ばないクーパー。
すっきり終わらないところがシャマラン監督らしい。

点数は、8点(10点満点)。

タイトル:トラップ
原題:TRAP
製作年:2024年
製作国:アメリカ
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:M. Night Shyamalan
主演:Josh Hartnett
他出演者:Ariel Donoghue、Saleka Shyamalan、Hayley Mills、Alison Pill
上映時間:105分