2023年 ジャパンカップ観戦 最強馬VS三冠牝馬

東京競馬場にて、ジャパンカップを観戦。
世界最強馬のイクイノックスへ三冠牝馬リバティアイランドが挑戦する。
夢のようなレースだ。
普通に考えて、イクイノックスが勝つのだろうが、リバティアイランドがどれぐらい迫れるのか。
当然、他馬も漁夫の利を狙っている。



東京競馬場は8万人以上の観客で超満員。
コロナ後では最多ではないだろうか。

世界最強馬のイクイノックス、三冠牝馬のリバティアイランドともに調子はよさそう。

レースは予想通り、8番パンサラッサの大逃げを3番タイトルホルダーが2番手で追う展開。
2番イクイノックスは先行するだろうと読んだが、3番手を追走。
1番リバティアイランドのポジションも無難にイクイノックスのやや後ろと勝負できる位置につけている。
リバティアイランドの外に17番スターズオンアースが並んで追走する。

パンサラッサの1,000m通過タイムは57.6秒のハイペース。
直線に入ったところでは後続を10馬身以上引き離していたが、だいぶ勢いが落ちている。
残り200mほどでイクイノックスが先頭に立つ。
リバティアイランドが2番手に上がるが差はつまらない。
3番手にスターズオンアース、4番手に5番ドウデュースで、そのままゴール。

イクイノックスとリバティアイランドは4馬身差。
さすが世界一としかいいようのない圧勝劇だった。

優勝インタビューでは、ルメール騎手が言葉につまるシーンもあり、相当な重圧なんだろうと思わずにいられず。
当たり前にように勝つことの難しさは想像もできない。

リバティアイランドがイクイノックスに勝つためには前のポジションを取らないとダメだろうと思ったが、そうはならず。
川田騎手は、リバティアイランドのリズムを重視し、力を出し切ることで次走以降につなげる乗り方だった。

競馬史に残るレースを観れて感動。







単勝と3連単が的中も堅かった。

「正欲」（ネタバレ注意）

「正しさ」とは何かを考えさせてくれる作品。
理屈では説明できない生まれつきの嗜好もあれば、育った環境や教育によるものもあるだろう。
人生の積み重ねの中で、培われるものもある。

「明日も生きたいと思えない」という思いも否定することはできない。
それでも生きていくにはどうすればいいのか。

これだけ多くの人が世界にはいるのだから、理解してもらえる人がいると信じられることが、活力だと感じた。
もちろん、そういう理解者と出会えることが幸せではある。
それが無理だとしても、悩んでいることを吐き出す場があれば、随分、救いになるのだろう。

点数は、8点（10点満点）。

タイトル：正欲
製作年：2023年
製作国：日本
配給：ビターズ・エンド
監督：岸善幸
主演：稲垣吾郎、新垣結衣
他出演者：磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香、山田真歩、宇野祥平、渡辺大知、徳永えり、岩瀬亮、坂東希、山本浩司
上映時間：134分

「首」（ネタバレ注意）

武将のキャラクター重視の配役で、年齢とマッチしていないことに違和感はあった。
考えてみると、本能寺の変のとき、信長は49歳だったので、秀吉や家康はもう少し若かった。
まあ、史実をネタにした人間模様のエンターテインメント作品といったところか。

戦国時代の人間の命の軽さは、今の時代との比較だろうか。
一寸先は闇の中で、極限のかけ引きをして、生き延びることに、命の輝きを感じる部分もある。
これも人間の本能なんだろう。

点数は、7点（10点満点）。

タイトル：首
製作年：2023年
製作国：日本
配給：KADOKAWA
監督：北野武
主演：ビートたけし
他出演者：西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、木村祐一、遠藤憲一、勝村政信、寺島進、桐谷健太、浅野忠信、大森南朋、小林薫、岸部一徳
上映時間：131分

「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」（ネタバレ注意）

懐かしさに誘われて、鑑賞。
小学生にもなっていない子供客もちらほらいて、わりとグロい表現もあったが、大丈夫だっただろうか。
人間の本質的な部分に触れるところがあり、大人も楽しめる作品だ。

舞台は昭和31年で、戦後をひきずっており、反戦のメッセージも込められている。
主人公が目玉おやじになる前の鬼太郎の父親とサラリーマンの水木。
ラストに鬼太郎の誕生シーンがある。

鬼太郎が取り上げているのは、人間の欲望だが、今の時代、そこまで強い欲望を日本人は持っていないかもしれない。
持っているのかもしれないが、すごく見えにくくなったということだろうか。

昔は、ねずみ男は悪者だと思っていたが、今は普通に見える。
自分が年を重ねたことで、人間の弱さやずるさを知ったこともあるのだろう。

点数は、8点（10点満点）。

タイトル：鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
製作年：2023年
製作国：日本
配給：東映
監督：古賀豪
主演：関俊彦、木内秀信
他出演者：種﨑敦美、小林由美子、白鳥哲、飛田展男、中井和哉、沢海陽子、山路和弘、皆口裕子、釘宮理恵、石田彰、古川登志夫、沢城みゆき、野沢雅子、庄司宇芽香、松風雅也
上映時間：104分

「駒田蒸留所へようこそ」（ネタバレ注意）

仕事の醍醐味は、顧客に喜んでもらうことというのが表現されていて、「お仕事シリーズ」としては王道の作品。

最近、クラフトビールはよくみかけるが、クラフトウイスキーも注目されているようだ。
とはいえ、居酒屋でハイボールは普通に飲まれていると思うが、若者の酒離れもあって、ウイスキーの需要は減っているのかも。
クラフトウイスキーを買うのは、数少ない愛好家ということになるのだろうか。

そういう意味では、クラフトウイスキーの蒸留所を応援する作品なのだろう。

最初、まったくウイスキーに興味のなかったライターが、取材を通して、ウイスキーの魅力に目覚めていく。
幻のウイスキーの復活に向けて、家族の物語が語られていく様もよかった。

ストーリーとしては、苦労を克服してのハッピーエンド。
気軽に観れて、気持ちよく帰れる作品だった。
今、仕事がうまくいっていない人が観たら、気分転換になるかも。

点数は、8点（10点満点）。

タイトル：駒田蒸留所へようこそ
製作年：2023年
製作国：日本
配給：ギャガ
監督：吉原正行
主演：早見沙織、小野賢章
他出演者：内田真礼、細谷佳正、堀内賢雄、井上喜久子、中村悠一、辻親八、鈴村健一
上映時間：91分