とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

「攻殻機動隊 新劇場版」 (ねたばれ注意)

2015-06-22 23:38:33 | 映画
タイトル:攻殻機動隊 新劇場版
製作年:2015年
配給:東宝映像事業部
総監督:黄瀬和哉
監督:野村和也
主演:坂本真綾
他出演者:塾一久、松田健一郎、新垣樽助、咲野俊介、中國卓郎、上田耀司、中井和哉、沢城みゆき
上映時間:100分

大好きな作品だ。人間の未来の可能性と変わらない部分を考えさせてくれる。
草薙素子の無頼な性格や仲間との独特の信頼関係が味わい深い。

人間が義体化して、ここまで万能になれたら、どんな風景が見えるのか。
ゴースト(魂)がコピーできるとは、どういうことか。
人間がより長い命を手にしたら、考え方は変わるのか。
いろんなことを考えさせてくれる。

人間の生命に関わる技術を独占する企業が出てきたら、脅威ではあるが、
そんなことが可能だろうか。
人間の創造力は、製作者の意思を超えて、良くも悪くも発展するものなんだろう。

点数は、7点(10点満点)。

地味にブログ開始1周年。


「メイズ・ランナー」 (ねたばれ注意)

2015-06-18 23:09:05 | 映画
タイトル:メイズ・ランナー
製作年:2014年
配給:20世紀フォックス映画
監督:Wes Ball
主演:Dylan O'Brien
他出演者:Kaya Scodelario、Thomas Brodie-Sangster、Will Poulter、Aml Ameen、Ki Hong Lee、Blake Cooper
上映時間:113分

謎が謎を呼ぶ展開。
三部作の2作目の予告編が最後にあったが、迷路ではなく砂漠が舞台のようだった。
どうなっていくのだろう。

面白かったのは、自分たちが囚われの身と分かっても、日々をつつがなく暮らすことが優先の人間と
外の世界への脱出を試みようとする人間に、分かれたことだ。
両者では、生きることの意味、命の使い道が180度異なる。

どちらが正しいという問題ではないが、現代人を象徴化しているように見え、
現状から飛び出す勇気を思い出させてくれた。

点数は、6点(10点満点)。


「海街diary」 (ねたばれ注意)

2015-06-16 00:59:08 | 映画
タイトル:海街diary
製作年:2015年
配給:東宝、ギャガ
監督:是枝裕和
主演:綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず
他出演者:加瀬亮、鈴木亮平、樹希希林、リリー・フランキー、風吹ジュン、堤真一、大竹しのぶ
上映時間:126分

若くして才能ほとばしる人「広瀬すず」の眩しさで見る価値がある。突き抜けている。
四女すずの存在感とダブるところがあるが、ここまでの存在感を出せていることが天性の女優ということか。

また、是枝監督の何気ない日常の切り取り方、鎌倉の街の四季の折り込み方が、とても美しい。
桜であったり、しらすであったり、江ノ電であったり。

登場人物がみんな優しいので、癒された。

点数は、8点(10点満点)。


「予告犯」 (ねたばれ注意)

2015-06-07 00:38:09 | 映画
タイトル:予告犯
製作年:2015年
配給:東宝
監督:中村義洋
主演:生田斗真
他出演者:戸田恵梨香、鈴木亮平、濱田岳、荒川良々、窪田正孝、小松奈菜、田中圭、滝藤賢一、小日向文世
上映時間:119分

切ない作品だった。命の尊さを訴えているものの、ゲイツが死なない結末もあり得たと考えてしまう。
「死人に口なし」は良くない。

興味深かったのは、大衆は利用されるだけで、事件のやじ馬でしかない存在として描かれており、
これをマスコミが煽っているのだが、製作にTBSが入っているのに、これでいいのかということだ。
あくまで娯楽作品ではあるが、マスコミの良識の片鱗をどこかに表現できればよかったように思った。

鈴木亮平の関西弁があまりに自然なので調べたら、兵庫県出身だった。
既にブレイクしているが、いい雰囲気の人だなあと。もっと見たい気がした。

点数は、6点(10点満点)。


「イニシエーション・ラブ」 (ねたばれ注意)

2015-06-02 23:51:40 | 映画
タイトル:イニシエーション・ラブ
製作年:2015年
配給:東宝
監督:堤幸彦
主演:松田翔太
他出演者:前田敦子、木村文乃、亜蘭澄司、三浦貴大
上映時間:109分

怖~い話、ホラー映画だった。
人間は、悲しみを糧に強くなるってことかな。
かわいい女の笑顔は、理性を失わせるというか・・・。
何となくおかしいなと思っている間にラストシーンまで来てしまった。

やられた。

でも、不思議と嫌な騙され方ではなかった。できれば、ずっと騙されていたい感じ。

昔、懐かしい音楽とファッションも楽しめた。

しかし、前田敦子の笑顔は反則だ。俺もタックンになりたいなあ。

点数は、9点(10点満点)。