とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

「グランメゾン・パリ」(ネタバレ注意)

2024-12-30 21:00:00 | 映画
2019年放送のTVドラマ「グランメゾン東京」の続編。
木村拓哉がカリスマシェフ尾花夏樹を演じる。

尾花はフランス料理の本場パリでの東洋人初のミシュラン三つ星獲得のため「グランメゾン・パリ」を立ち上げるが、二つ星に留まっていた。
苛立ちを抑えられない尾花は周囲の仲間との軋轢を生む。
三つ星を逃したら、レストランの立ち退きを約束したものの、状況は改善しない。
絶体絶命のピンチ!

尾花の孤高に道を究めようとする姿勢は、木村拓哉本人とも重なる。

オク・テギョンが演じる韓国人パティシエのユアンが放火事件に巻き込まれ、更にピンチ拡大。
さすがの尾花もレストランのスタッフ一同に頭を下げて協力を頼むとともに、権限移譲することを決断する。
ここから一気に反抗開始。

それまでのフランス料理の伝統重視の方針を覆し、東洋人としての自分たちの個性を生かしたフランス料理を生み出そうとする。
地元のよい食材を手に入れられるようになり、理想の料理とともに、三つ星を掴み取ることができるか。

ブラックなキムタクとホワイトなキムタクが堪能できた。

レストランのピリピリ感は、そのまま映画の撮影現場のピリピリ感につながっていると思うが、そのシンクロ感が心地よい。

結末がサクセスストーリーになるかどうかは大事でなく、全員で目標に向かって邁進する姿が美しいと思えた。

点数は、8点(10点満点)。

タイトル:グランメゾン・パリ
製作年:2024年
製作国:日本
配給:東宝、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督:塚原あゆ子
主演:木村拓哉
他出演者:鈴木京香、オク・テギョン、正門良規、玉森裕太、寛一郎、吉谷彩子、中村アン、冨永愛、及川光博、沢村一樹
上映時間:117分


2024年 ホープフルステークス観戦 来年のダービー馬が見えた

2024-12-28 23:59:00 | 競馬
有馬記念が不完全燃焼感があり、もう一丁でホープフルステークスを現地参戦。
ここは、来年の牡馬クラシック路線の主役の呼び声が高いクロワデュノールが出走。
前走の東京スポーツ杯2歳ステークスは馬体重+24kgでの快勝。
調整過程が順調な今回は、相手強化でも負けられない一戦。

レースが始まり、北村友一騎手の6番クロワデュノールはロケットスタート。
横山和生騎手の13番ジュンアサヒソラがダッシュよく先頭で1コーナーへ。
クロワデュノールは控えて7、8番手を追走。

スローペースなのか各馬とも手綱を引っ張り気味。
2番人気の12番マジックサンズがかなり引っ掛かっており、その内のクロワデュノールも掛かり気味。
1000mは61.4秒のスローペース。
ここで杉原騎手の11番ファウストラーゼンが後方から捲って、ジュンアサヒソラと並走で3コーナーから4コーナーを回って直線へ。
クロワデュノールも2頭を追いかけて3番手へポジションを上げる。

残り200mでファウストラーゼンを交わして、クロワデュノールが先頭立つ。
そのまま後続を突き放して、クロワデュノールが優勝。
松山騎手の1番ジョバンニがゴール前でファウストラーゼンを捕らえて2着。
ファウストラーゼンは大健闘の3着。

期待していた3番人気のピコチャンブラックは13着。
逃げを期待した10番アスクシュタインは中団からの競馬で6着。

過去を振り返っても、ナリタブライアンにしろディープインパクトにしろ、勝つときには人気薄を連れてきた。
クロワデュノールもそういう馬かもしれない。

北村友一騎手は落馬事故から復帰後の初G1制覇。
インタビューでは言葉に詰まるシーンもあった。
馬の能力を信じて、強気の競馬ができたと思う。
デビュー3戦でいろんなパターンで勝てているのは地力の証明だろう。

来年、クロワデュノールを脅かすような馬の登場を待ちたい。



1周目のゴール前




北村友一騎手のインタビュー





「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメン VS 悪魔軍団~」(ネタバレ注意)

2024-12-27 23:59:00 | 映画
福田雄一監督作品。
イエスとブッダが現代に降臨し、6畳一間のアパートでの二人暮らしの日常を描く同名ギャグマンガの実写映画化。
いい意味でくだらない。

イエスを松山ケンイチ、ブッダを染谷将太が演じる。
二人の息の合った掛け合いが秀逸。
他の出演者も豪華。
普段あまり演じない役になりきることで演技の幅が広がるという効果を狙っているのだろうか。

大人が真剣にふざけることでの熱量を感じるが、好き嫌いは分かれるだろう。
アドリブがそのまま採用されていると思う部分もあり、原作マンガにない面白さを追究しようとしたことは伝わってくる。

点数は、5点(10点満点)。

タイトル:聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメン VS 悪魔軍団~
製作年:2024年
製作国:日本
配給:東宝
監督:福田雄一
主演:松山ケンイチ、染谷将太
他出演者:賀来賢人、岩田剛典、白石麻衣、勝地涼、仲野太賀、神木隆之介、山本美月、桜井日奈子、中田青渚、川口春奈、吉柳咲良、田中美久、森日菜美、安西星来、山田孝之、ムロツヨシ、佐藤二朗、窪田正孝、藤原竜也
上映時間:94分


福山☆冬の大感謝祭 其の二十二(Kアリーナ横浜)

2024-12-26 23:59:00 | 音楽
Kアリーナ横浜にて、「福山☆冬の大感謝祭 其の二十二」に参加。

1年ぶりのKアリーナ。今回は7階席。
始まる前はステージとの距離感を感じたが、始まってみると、アリーナ中央まで花道があり、意外と遠く感じず。
俯瞰から観るレーザー光線は神秘的でさえあった。

今回のLIVEタイトルは「GUITAR HERO」。
MARTIN社の新品ギターのお披露目もあり、ギター愛に溢れるライブだった。

最後に来年の35周年DOME LIVEのアナウンスがあり、まさかのファンからのクレーム。
西武ドームはちょっと行きにくいけど、野球を観に行くと思えば、問題なし。
今から楽しみだ。




「六人の嘘つきな大学生」(ネタバレ注意)

2024-12-23 23:59:00 | 映画
2021年にヒットした同名小説の映画化。
就職活動がミステリーになるというのが斬新。

6人とも大学生というにはしっかりしすぎている感があるが、演技合戦は面白かった。
浜辺美波が演じる嶌衣織と赤楚衛二が演じる波多野祥吾は、いかにも好青年というタイプ。
他のメンバーは一癖ありそうな面々。

いい嘘と悪い嘘、両方あるなあと思いながら鑑賞。

人間の表と裏を描くという意味で面白かった。
すごくいい人間も、すごく悪い人間も少ないということだろうか。

点数は、8点(10点満点)。

タイトル:六人の嘘つきな大学生
製作年:2024年
製作国:日本
配給:東宝
監督:佐藤祐市
主演:浜辺美波
他出演者:赤楚衛二、佐野勇斗、山下美月、倉悠貴、西垣匠、中田青渚、木村了、渡辺大
上映時間:113分