2015年 ジャパンカップ観戦

この秋、初めての東京競馬場での現地観戦。
絶交の競馬日和で、富士山がくっきり見える。


注目は、ゴールドシップがきちんとゲートに入って、出遅れないか。
スタートは問題なかったが、逆に普通のレースをすると、途中で走る気をなくすのか、10着に敗れた。


1番人気のラブリーデイが踏ん張りきれず、ショウナンパンドラに競り負け。
内から来たラストインパクトにも差され3着。

有馬記念が混沌としてきた。
サブちゃんの「まつり」が聴けるだろうか。

「007 スペクター」 （ねたばれ注意）

最高に面白かった。
単純に、かっこいい。
スケール感が桁外れだ。

オープニングのメキシコシティの「死者の日」のシーンは現地でのロケらしい。
ローマ、モロッコ、オーストリア、ロンドンと世界を舞台にカーチェイスあり、
列車での格闘あり、ヘリコプターでのアクションありと贅沢この上ない。

ボンド自身、自らの過去と対峙することで、殺し屋としての宿命から解き放たれたような
ラストシーンが印象的で、次回作への期待を煽られた。

点数は、10点（10点満点）。

タイトル：007 スペクター
製作年：2015年
製作国：アメリカ、イギリス
配給：ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督：Sam Mendes
主演：Daniel Craig
他出演者：Christoph Waltz、Lea Seydoux、Ben Whishaw、Naomie Harris、David Bautista、Monica Bellucci、Ralph Fiennes
上映時間：148分

「ハーモニー」 （ねたばれ注意）

2009年に34歳で亡くなった小説家・伊藤計劃の3作品をアニメ映画化する「Project Itoh」の第三弾。
（第二弾の「虐殺器官」は制作会社の経営破綻により公開延期）

確かに問題作。優しさにじわじわと絞め殺される高度医療社会とそれへの適応を拒んで自殺する若者。
誰がコスト負担するんだと、現実に引き戻されそうになったが、健康至上主義の成れの果てか。
守られることで失う自由と、ドロップアウトすることで得られる自由との価値観の問題だなと。
日本社会のモノカルチャー化への警鐘もあるだろう。

意識のない人間の存在を設定することで、たとえ邪悪でも意思をもった人間を愛する、
この混沌としたカオスな世界を愛することのすばらしさ、切なさを再認識させてくれた。

伊藤計劃という人のピュアな想いが詰まった作品と言えるだろう。

点数は、8点（10点満点）。

タイトル：ハーモニー
製作年：2015年
製作国：日本
配給：東宝映像事業部
監督：なかむらたかし、マイケル・アリアス
主演：沢城みゆき
他出演者：上田麗奈、洲崎綾、榊原良子、大塚明夫、三木眞一郎、チョー、森田順平
上映時間：120分

「コードネーム U.N.C.L.E」 （ねたばれ注意）

林修先生のCMにつられて鑑賞。

CIAとKGBの敏腕エージェントとの設定だが、みんなアメリカ人に見える。

ストーリーの面白さ、映像の綺麗さは、一定の水準はクリアしつつも、ワンパンチ足りない感じ。
なぜかを考えてみると、悪役がそんなに強くないことが分かっているからではないか。

少し牧歌的な空気があるところが、安心して観れた。

点数は、7点（10点満点）。

タイトル：コードネーム U.N.C.L.E
製作年：2015年
製作国：アメリカ
配給：ワーナー・ブラザース映画
監督：Guy Ritchie
主演：Henry Cavill、Armie Hammer
他出演者：Alicia Vikander、Elizabeth Debicki、Jared Harris、Hugh Grant
上映時間：116分

「エベレスト 3D」 （ねたばれ注意）

過酷。山登りに命を懸けれるか。
もちろん人命第一で、14時までに山頂から引き返すと決めていたはずなのに、
世界最高峰を制覇できれば死んでもいいというぐらいの気持ちになってしまうのだろう。
自然の偉大さと人間の愚かさを対比しているかのようだ。

映画を観ると起こるべくして起こった事故のように思える。
無線はつながるのに近付けない世界が地上にあることが脅威であり、
テクノロジーの凄さでもある。

点数は、8点（10点満点）。

タイトル：エベレスト 3D
製作年：2015年
製作国：アメリカ、イギリス
配給：東宝東和
監督：Baltasar Kormakur
主演：Jason Clarke
他出演者：Josh Brolin、John Hawkes、Robin Wright、Michael Kelly、Sam Worthington、Keira Knightley、Emily Watson、Jake Gyllenhaal
上映時間：121分