とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

「メタモルフォーゼの縁側」(ネタバレ注意)

2022-06-29 23:59:00 | 映画
映画サイトの評価が高いので、観ることに。
芦田愛菜が演じる高校生のうらら。宮本信子が演じる老婦人の雪。
主役の二人のやりとりが輝いている。

うららは不器用で、同世代で友人と言えるのは、幼馴染の男子高校生の紡だけだ。
雪は夫の3回忌を終え、習字教室を営み悠々自適の生活。
二人がうららのバイト先の書店で出会う。
二人をつなげたのはBLマンガだ。

BLマンガが女性に人気がある理由が、母性を刺激するからのように描かれていた。
男女関係なく、何かに必死で取り組んでいる人は美しいということもあるだろうが。

宮本信子が演じるからこその雪の好奇心と包容力に癒された。
自分の好きなことを突きつめることで、成長していくのは、芦田愛菜も同じなんだろうとの想像も働く。

若さ故のにがさと甘さ、こんな年寄りになりたいという理想像。
両方、楽しめた。

点数は、9点(10点満点)。

タイトル:メタモルフォーゼの縁側
製作年:2022年
製作国:日本
配給:日活
監督:狩山俊輔
主演:芦田愛菜、宮本信子
他出演者:高橋恭平、古川琴音、汐谷友希、伊藤妙子、菊池和澄、大岡周太朗、生田智子、光石研
上映時間:118分


「犬王」(ネタバレ注意)

2022-06-28 23:59:00 | 映画
湯浅政明監督作品は独特の魅力がある。
足利義満の時代が舞台だが、テーマはアイデンティティだ。
琵琶法師の友魚(ともな)と能楽師の犬王が、今風にいうとライブで、人々を熱狂に包んでいく。

現代人に当時の熱狂を伝えるために、ロックミュージックやバレエを使っているのが、何でもあり。

クライマックスで友魚は自らの表現を貫いて殉じたが、犬王は自らの表現を封印する。
犬王の心持がどうだったのかには深く触れられていない。
もしかすると、観る人に委ねられているのかもしれない。

点数は、7点(10点満点)。

タイトル:犬王
製作年:2021年
製作国:日本
配給:アニプレックス、アスミック・エース
監督:湯浅政明
主演:アヴちゃん、森山未來
他出演者:柄本佑、津田健次郎、松重豊
上映時間:98分


「ベイビー・ブローカー」(ネタバレ注意)

2022-06-26 23:00:00 | 映画
是枝裕和監督作品。
韓国を舞台に是枝監督がどんな世界を見せてくれるのか。

昨今、日本でも話題の「赤ちゃんポスト」をめぐる、家族をテーマにしたストーリー。
日本人監督と韓国人俳優の共創も見所だ。

良くも悪くも韓国映画に漂う殺伐とした空気を感じなかった。

最初は赤ちゃんを高く売りたいという目的から、よい親を探したいと変わっていくところの俳優陣の演技と構成が秀逸だ。
みんなが赤ちゃんに自分を投影していき、やがて本当の家族のように大切に思っていく。

不幸の中に光る希望をつかむのは自分だが、自分だけが頑張らなくとも、希望をつかめるというのがメッセージだろうか。

人間、やっぱり様々な固定観念に縛られている。
固定観念から自分を解放することの重要さ、幸せの形は様々であっていいということを再認識した。

点数は、8点(10点満点)。

タイトル:ベイビー・ブローカー
原題:Broker
製作年:2022年
製作国:韓国
配給:ギャガ
監督:是枝裕和
主演:ソン・ガンホ
他出演者:カン・ドンウォン、ペ・ドゥナ、イ・ウジン、イ・ジュヨン
上映時間:129分


広島 vs 横浜(横浜スタジアム 2022/6/24)大瀬良がエース対決を完封で制す

2022-06-24 23:59:00 | 野球観戦
カープ・大瀬良対横浜・今永のエース対決。
今永は前回登板でノーヒットノーランを達成している。
簡単には打てない気がするが、カープ打線がどう攻略するか。



試合前の横浜・牧選手の表彰式(5月の月間MVP)


1回表のカープの攻撃。
上本、宇草が凡退のあと、菊池がレフト前ヒット。
今永の2試合連続でのノーヒットノーランを阻止。
マクブルームもセンター前ヒットで続いて、いきなりのチャンス。
ここで坂倉がセンターオーバーでフェンス上段に直撃のタイムリー二塁打。2-0。
風の影響もあり、よく飛んだが、ホームランまであとわずか。惜しかった。

1回裏の横浜の攻撃。
蝦名、桑原、佐野を三者凡退で、大瀬良は上々の滑り出し。

3回表のカープの攻撃。
先頭の上本がセンター前ヒットで出塁。
宇草はセンターフライで一死のあと、菊池がレフトのポール際へホームラン。4-0。
これも風の影響で打球が押し戻されてファウルにならなかった感じ。
上空の風が強く、打ち上げれば、何かが起こりそうな天候だ。

4回表のカープの攻撃。
先頭の中村健人(ケンティー)がホームラン。5-0。
これも風でバックスクリーン横のスタンド中段まで飛んだ。

7回表のカープの攻撃。
横浜のマウンドは6回から登板の入江。
二死からマクブルーム四球、坂倉センター前ヒットのチャンスで堂林。
ここまでの3打席凡退で1本欲しいところで、レフトオーバーのタイムリー二塁打。6-0。

7回裏の横浜の攻撃。
一死から宮崎がレフト線へのヒット。
この回からレフトに入った堂林がクッションボールを素早く処理し、中継の小園、菊池へボールが渡りタッチアウト。
リクエストでは微妙だったが、判定通り。

9回表のカープの攻撃。
横浜のマウンドは8回から登板の三上。
二死から坂倉が弾丸ライナーでライトへのホームラン。7-0。
坂倉は本日、猛打賞。

9回裏の横浜の攻撃。
先頭の蝦名がレフト前ヒットで出塁。
大瀬良は、9回にして初めて先頭打者に出塁を許したが、後続を断って、完封勝利。

両エースの投げ合いを予想したが、カープのワンサイドゲームで久々の安心して観れる試合。
序盤の得点だけでなく、追加点を取れたことが、明日につながる。
大瀬良も交流戦での悔しい投球から汚名返上を期するものがあったと思うが、さずがのピッチング。
目立ちはしなかったが、宇草や上本ら、バックの好守備にも支えられた。快勝。



FUKUYAMA MASAHARU 『WE'RE BROS. TOUR 2022』"光" -HIKARI-

2022-06-19 23:59:00 | 音楽
さいたまスーパーアリーナにて、FUKUYAMA MASAHARU 『WE'RE BROS. TOUR 2022』"光" -HIKARI- に参加。

コロナ禍で声が出せない中、バングル(腕につける光る輪)が定着したような。
一人でいろんな色を何個も両腕につけている人もいた。

映画「沈黙のパレード」の主題歌のセルフカバーなどなど、盛り沢山。
もしかすると、歌の根底にある死生観に共感して、聴き続けているのかもと気付いた。

次は年末の冬の大感謝祭まで、何とか頑張るぞ。