とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

「闇金ウシジマくん Part3」 (ねたばれ注意)

2016-09-30 23:42:29 | 映画
現実に起こっていそうなことを10倍ぐらい誇張している感じはするが、実際にありそうで怖い。

一番のはまり役は、藤森慎吾だ。
筧美和子のキャバクラ嬢もリアルだった。
白石麻衣の役はリアリティーはなかったが、独特の雰囲気がある。

続編の予告があったが、怖いもの見たさで観るかも。

点数は、7点(10点満点)。

タイトル:闇金ウシジマくん Part3
製作年:2016年
製作国:日本
配給:東宝映像事業部
監督:山口雅俊
主演:山田孝之
他出演者:綾野剛、本郷奏多、白石麻衣、筧美和子、最上もが、マキタスポーツ、児島一哉、さくらゆら、岸井ゆきの、藤森慎吾、浜野謙太、やべきょうすけ
上映時間:131分


「オーバー・フェンス」 (ねたばれ注意)

2016-09-28 23:55:40 | 映画
オダギリジョーと蒼井優、プラス函館に惹かれて鑑賞。

言うならば、イタイ二人の恋愛。
離婚して弁当とビール2缶をささやかな楽しみに生きる男と動物園でアルバイトする天真爛漫で感情が過剰な女。
お互いに惹かれ合いながらも、飛び込めないし、相手を受け容れることもできない。
一見普通に見えるが、人生に傷ついて、二人とも自己肯定感を喪失しているのだ。

でも、世の中の多くの人はこの二人と同じではないか。
「人生とは、楽しいこともなく、ただ生きること」という状態になっていた自分を直視することで、前を向けたのだろうし、これ以上は悪くならないという気持ちから思い切った告白ができたのではないだろうか。

タイトルの「オーバー・フェンス」を象徴するシーンとして、蒼井優演じる聡が白頭鷲を逃がそうとしても檻から出なかったシーンと、オダギリジョー演じる白岩がソフトボールでホームランを打つシーンがあったが、フェンスは越えられるものなのに越えないのは自分が越えようとしないからというのが、メッセージだろう。

面倒だったり、小さなプライドを守るために、壁の内側にこもるよりは、傷つくことを受け容れて、壁を越えることで、世界が変わるかもしれないと思わせてくれる作品だった。

点数は、9点(10点満点)。

タイトル:オーバー・フェンス
製作年:2016年
製作国:日本
配給:東京テアトル
監督:山下敦弘
主演:オダギリジョー
他出演者:蒼井優、松田翔太、北村有起哉、満島真之介、松澤匠、鈴木常吉、優香
上映時間:112分


福山雅治 WE’RE BROS.大祭 in TOKYO DOME

2016-09-26 22:00:06 | 音楽
福山雅治のファンクラブ「BROS.」の結成25周年ライブ「WE’RE BROS.大祭 in TOKYO DOME」に参戦。

「長崎が生んだ奇跡の47歳」が紆余曲折あって、渋谷eggmanから東京ドームをファンクラブ会員だけで2日間満席にするまでの道のりを振り返りつつ、今もさらに道を切り拓こうとしている。

デビュー時の映像は、その他大勢の若手アーティストと大きく違わないように見えるが、その他大勢と何が違ったのか。
たぶん、柔軟なんだろうと思う。

自分の可能性を狭めないというか、自らの好奇心に素直というか、求められる仕事に真摯に、かつ楽しむことが自然にできているように見える。
もちろん、表から見えないところでは、いろんな葛藤もあるだろうが、葛藤することでいいものができると信じて、身を任せる冷静さ、みたいなものさえ感じさせる。

また、あらゆるビジネスは、ファン、すなわち顧客ありきだということも、改めて感じた。
ライブハウスから東京ドームへ単純にこつこつやれば辿り着けるわけではないが、ファンの心をつかむのは、まんねり(歴史や伝統という方が適切かも)と新鮮さの間のバランスなのかなあという気もした。

「冬の大感謝祭」が楽しみだ。




「ハドソン川の奇跡」 (ねたばれ注意)

2016-09-25 22:46:30 | 映画
クリント・イーストウッド監督、トム・ハンクス主演なら観ないわけにはいかない。
「155人の命を救い、容疑者になった男。」というキャッチコピーにも興味をそそられた。

トム・ハンクスの演技がすばらしかったのは当然ながら、マスコミから英雄と称えられた男の苦悩ぶりの表現が素晴らしかった。

2009年1月15日に事件は起こったが、7年経って、映画になると、事故調査委員会の厳しい追及は必要なプロセスだったように思う。
これこそが、アメリカという国の凄いところだろう。
保険会社や航空会社の保険金の問題も絡んでいたのだろうが、真実を極力客観的に評価して、機長の対応が適切だったのかを徹底的に検証する姿勢には素直に敬意を払わねばならない。

検証のプロセスを見ていて感じたこととして、人間の判断に要する時間である35秒がなければ、コンピュータ・シミュレーション上は、空港へ引き返しての着陸が可能だったという結果が出たが、現在であれば、瞬時にコンピュータが情報解析して、パイロットへサジェスチョンする仕組みの実現が可能ではないかということだ。
人間なので、過度の緊張感により、集中力が高まることもあれば、ミスすることもある。
コンピュータをより高度に活用することで、安全性を高めることができそうである。

原題の「SULLY」(機長の愛称)から機長の人間性への尊敬が伝わってくる。
今度はドキュメンタリーでないクリント・イーストウッド監督の作品を観てみたい。

点数は、8点(10点満点)。

タイトル:ハドソン川の奇跡
原題:SULLY
製作年:2016年
製作国:アメリカ
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:Clint Eastwood
主演:Tom Hanks
他出演者:Aaron Eckhart、Laura Linney
上映時間:96分


「スーサイド・スクワッド」 (ねたばれ注意)

2016-09-24 23:37:53 | 映画
やっぱりアメコミは苦手だなあ。
予告編がスタイリッシュだったので、映像として見たくなった。

DCコミックスものなので、スーパーマンとバットマンが2大看板だが、スーパーマンが亡くなった後の世界という設定だ。
もしスーパーマンが邪悪な心を持っていたらという想定で、対抗できる部隊を編制することになり、凶悪犯の囚人が集められた。

まあストーリーはいいとして、デッドショットのウィル・スミスとハーレイ・クインのマーゴット・ロビーが見所だろう。
ヘリコプターをそんなに壊すかというアクションとピンクとブルーの色使いの美しさが印象に残った。

点数は、6点(10点満点)。

タイトル:スーサイド・スクワッド
製作年:2016年
製作国:アメリカ
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:David Ayer
主演:-
他出演者:Will Smith、Jared Leto、Margot Robbie、Joel Kinnaman、Viola Davis、Jai Courtney、Jay Hernandez、Adewale Akinnuoye-Agbaje、Ike Barinholtz、Scott Eastwood、Cara Delevingne、Karen Fukuhara、Adam Beach、Ben Affleck
上映時間:123分