とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

2017年 日本ダービー観戦

2017-05-28 23:00:00 | 競馬
東京競馬場にて、日本ダービー観戦。
混戦ダービーの覇者はどの馬か。
藤沢調教師の悲願のダービー制覇なるか。
はたまた、里見治オーナーのダービー初制覇なるか。



パドックは、スワーヴリチャードが12kg絞ってきて、仕上がっているように見えた。
また、アドミラブルの落ち着きが何とも不気味。馬格があって迫力満点。
レイデオロは入れ込みがぎりぎりという感じ。
他では、ペルシアンナイトが伸び伸びといい歩きに見えた。


ゲートが開いて、内から3番の横山典弘騎手のマイスタイルが逃げて、1コーナ手前で8番トラストが2番手につけた。
それを7番アルアインと1番ダンビュライトのサンデーレーシングの2頭が追う展開。
淡々とした流れになるのかと思いきや、1000m手前あたりの向こう正面から後方5番手ぐらいを追走していた12番レイデオロが動いた。
1000mが1分3秒2のスローペースで、ルメール騎手が勝負に出た。
それにあわせて、11番のペルシアンナイトの戸崎騎手もレイデオロを追いかけて押し上げる。
18番のアドミラブルも動こうとしたが、前に17番のウインブライトがいて中段までしか押し上げられず。
3コーナ手前でレイデオロは、マイスタイルを見るように2番手で直線を待つ展開。
直線入口で早くも先頭に立つレイデオロを残り300mぐらいでスワーヴリチャードが外から追いつこうとするが差が詰まらない。
「四位、差せ!」と声がでたが、そのままゴール。
結局、4コーナでのポジション差がそのまま着差になったような展開。
3着にはアドミラブルが上がり最速3F33.3秒の末脚で詰めてきていたが、上位2頭には離された。
マイスタイルが大健闘の4着。それぐらいスローだったということか。

藤沢調教師が2週連続のG1制覇でダービー初勝利。
ルメール騎手も昨年2着の雪辱を果たした。この捲りは伝説になるかも。


馬券は、馬連と3連単が的中。単勝を逃したのが悔しい。
結果的には、皐月賞で末脚の光った2頭で決まった。
大外でなければ、アドミラブルはもっと際どかったはずだが、将来性は一番だろう。

「メッセージ」 (ねたばれ注意)

2017-05-25 23:59:00 | 映画
本年度アカデミー賞作品賞受賞作品。
ある日、突然、世界に12個の巨大な飛行体が出現。
異星人が乗っているが、コミュニケーションが成り立たない。
彼らはなぜ地球に来たのか、何か要求があるのか。
そこで、言語学者である主人公ルイーズが、異星人と文字での意思疎通を図ろうという作品。

ルイーズが未来を予知できる能力を活用して、平和を実現するが、ちょっとした種明かしネタあり。見てのお楽しみ。

点数は、7点(10点満点)。

タイトル:メッセージ
原題:ARRIVAL
製作年:2016年
製作国:アメリカ
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督:Denis Villeneuve
主演:Amy Adams
他出演者:Jeremy Renner、Forest Whitaker、Michael Stuhlbarg
上映時間:116分


「BLAME!」 (ねたばれ注意)

2017-05-24 23:59:00 | 映画
人類が「違法居住者」として機械に駆除される世界。
AI(人工知能)が徐々に浸透しつつある昨今からするとあり得る未来のようにも思える。
原作の漫画は20年前に連載開始したそうだが、世の中がかつてフィクションだったものに急速に近づいているのかもしれない。

心動かされたのは、霧亥が永久に見つからないかもしれない「ネット端末遺伝子」を探して旅する姿が、時代に関わらず、人生の縮図を表現しているからだろうか。

点数は、8点(10点満点)。

タイトル:BLAME!
製作年:2017年
製作国:日本
配給:クロックワークス
監督:瀬下寛之
主演:櫻井孝宏
他出演者:花澤香菜、雨宮天、山路和弘、宮野真守、早見沙織
上映時間:105分


茶の湯展 (東京国立博物館)

2017-05-19 18:00:00 | 博物館
茶の湯展を東京国立博物館にて鑑賞。

室町時代から近代に至る「茶の湯」の歴史を名品とともにたどることができる面白い展示だった。
残念ながら、曜変天目の展示は終わっていたが、油滴天目や黒楽茶碗、大井戸茶碗などを間近に見ることができた。

茶の湯の成り立ちから歴史をたどっていくと、やっぱり千利休が凄かったのが、よくわかる。
茶道具をコレクションするものから、自分の美意識の合うものを創り出すというように、変えたことが凄い。

日本人が外国のものを取り入れて、定着、発展させるプロセスの勉強になるところがあった。


ボイマンス美術館所蔵ブリューゲル「バベルの塔」展 (東京都美術館)

2017-05-19 16:00:00 | 美術館
ボイマンス美術館所蔵ブリューゲル「バベルの塔」展を東京都美術館にて鑑賞。

旧約聖書「バベルの塔」の物語を表現した絵だが、米粒のように1400人の人間が描かれている緻密さが、圧倒的な迫力を生み出している。
また、できたばかりの塔の上方はレンガの赤が残っており、下方は茶色がかっているといった色彩の表現にも拘りがある。
さらに面白いのは雲の使い方だ。
塔の高さを表現するとともに、緑っぽい色が塔の赤とコントラストになっている。

絵全体から醸し出される「生命力」に惹きつけられるのかもしれない。