「アウトレイジ 最終章」（ねたばれ注意）

改めて見ると、みんな極道に見えない。
北野武監督が描いているのは、固定観念に対する違和感ではないか。

一方、拳銃を撃つ前のためがなく、あっさりと発砲して相手を殺すリアル感がある。
違和感とリアル感の振れ幅で緩急をつけることで、観客の不安感を煽る手法ではないか。
このやり方は、お笑いに通じる部分がある。

極道の抗争を描きつつ、コントのような作品にも見えた。

点数は、7点（10点満点）。

タイトル：アウトレイジ 最終章
製作年：2017年
製作国：日本
配給：ワーナー・ブラザース映画、オフィス北野
監督：北野武
主演：ビートたけし
他出演者：大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、塩見三省、白竜、名高達郎、光石研、原田泰造、池内博之、岸部一徳、西田敏行
上映時間：104分

初札幌

初めての札幌。雨で気温は9度。寒い。

「エイリアン：コヴェナント」 （ねたばれ注意）

前作の「プロメテウス」を観ておらず、アンドロイドのデヴィットの存在感が今一つ理解できず。
ワーグナーの音楽の意味がよくわからず、ピンと来なかった。

アンドロイドが意志を持つことによって、人間に危害を加えるという状況は、
AI（人工知能）が徐々に活用され出した現在への警鐘の意味があるのかもしれない。

この恐さは、善意を持った人間が、人類の進歩のために行った発明が、人類の破滅を引き起こす可能性があることだ。

点数は、7点（10点満点）。

タイトル：エイリアン：コヴェナント
原題：ALIAN: COVENANT
製作年：2017年
製作国：アメリカ
配給：20世紀フォックス映画
監督：Ridley Scott
主演：Michael Fassbender、Katherine Waterston
他出演者：Billy Crudup、Danny McBride
上映時間：122分

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」 （ねたばれ注意）

東野圭吾の原作を読んで、救われた想いがしたので映画にも期待。
だが、ストーリーをわかって観ると、感動が薄くならざるをえない。
映像にすると派手なシーンがあるわけでもなく、わかりやすくなりすぎてしまうのだろう。

西田敏行、村上虹郎、門脇麦の演技は光っていたと思う。

点数は、7点（10点満点）。

タイトル：ナミヤ雑貨店の奇蹟
製作年：2017年
製作国：日本
配給：KADOKAWA、松竹
監督：廣木隆一
主演：山田涼介
他出演者：村上虹郎、寛一郎、成海璃子、門脇麦、林遣都、鈴木梨央、山下リオ、手塚とおる、PANTA、萩原聖人、小林薫、吉行和子、尾野真千子、西田敏行
上映時間：129分