有馬記念を久々に現地観戦。
インターネットがつながらないことは覚悟しての勝負だ。
出走馬をみて気付くのが社台レースホースの復権だ。
スターズオンアース、ソールオリエンス、ヒートオンビートと3頭が出走。
先週の朝日杯優勝のジャンタルマンタルに続けるか。
今回はメンバの実力が拮抗しており混戦だが、枠順が絶妙で、予想を難しくしている。
近走の調子がよくない馬が有利な内枠に入り、好調馬が不利な外枠に入っている。
また、騎手の乗り替わりが多数発生しており、この部分の見極めも難しい。
あえて、不利な外枠でも調子のいい馬から入ることにする。
13番タスティエーラは馬体重が+18kgで太いかもと思ったが、成長していると受け取って、本命とする。
同じ勝負服の15番スルーセブンシーズとルメール騎手の16番スターズオンアースを対抗格に指名。
先行するタスティエーラをスルーセブンシーズとスターズオンアースが捕まえるかという予想だ。
レースが始まり、予想通り、引退レースとなる4番タイトルホルダーが後続を引き離しての逃げ。
また、大外からスターズオンアースが二番手につけたのは、ルメール騎手の賭けだ。
対して、タスティエーラとスルーセブンシーズは中団の外につけている。
1番人気の10番ジャスティンパレスが最後方というのが意外だったが、末脚に賭けたのだろう。
大きな隊列の変化なく、最終コーナーから直線に向かう。
先頭のタイトルホルダーが粘っているが、外から武騎手の5番ドウデュースが追い上げてくる。
スターズオンアースと競り合って、タイトルホルダーをかわし、ドウデュースが前に出て、そのままゴール。
ジャスティンパレスが大外から追い上げたが、タイトルホルダーをかわせず4着。
タスティエーラ6着、スルーセブンシーズ12着と奮わず。
リプレイを見ると、タスティエーラは直線で不利があったが、スムーズでも3着ぐらいに見えた。
スルーセブンシーズは終始、かかり気味で、直線では体力が残っていなかった感じ。
しかし、大舞台で結果を出す武騎手に「恐れ入りました」というのが、率直な感想。
ルメール騎手の大外からの先行策も神騎乗の領域だ。
引退レースのタイトルホルダーも見せ場を作り、終わってみれば、素晴らしいレースだった。
結果的には、ジャパンカップの3着から5着の馬で決まったということで、実力通りだったのかもしれない。
タスティエーラは来年以降の活躍に期待も、適性がいまいち謎だ。
スルーセブンシーズはこのまま引退かもしれない。
母馬としての活躍に期待しよう。
今年の競馬もほぼ終了。
いろんなドラマがあった。
来年はどんな年になるだろうか。