GoToトラベルを活用して、名古屋方面へ旅行。
いつか行こうと思っていた
犬山城へ。
現存する天守の中でもっとも古いと言われているらしい。
1935年に国宝に指定され、別名を白帝城という。
織田信長の叔父である織田信康が1537年に築城し、
その後、城主が頻繁に変わったが、江戸時代に入り、
1617年尾張藩付家老、成瀬正成が城主となって以降は、
成瀬氏が幕末まで城主を務めた。
木曽川沿いの小高い山の上に立つ城は、
攻撃に対する守りと水運への対応からこの地に建てられたのだろうと推測。
かつては、城下町全体を堀で囲んだ総構えだったとのこと。
幸い天気がよく名古屋市街の高層ビルが見えた。
天守の望楼が微妙に傾いているようで、やや恐怖を感じるが、
自然に囲まれた気持ちのいい景色。
地理的に西国に対する名古屋への備えでもあり、
いち早く、敵を察知して、木曽川で食い止める役割だったのだろう。
城とまちミュージアムでは、「犬山城主の武威」ということで、
成瀬家に伝わる武具や工芸品が見れた。
初代城主の成瀬正成は家康の信任が厚く、付家老に任じられただけに
徳川家につながる名品も多く残されている。
隣の犬山からくりミュージアムでは、からくり人形が見れた。
この技術が自動車につながっていると考えると、
戦国時代に日本を制した特質がこの地にあったように思える。
今度は、このからくりをのせた車山が繰り出される犬山祭を見てみたい。
天守閣からの眺め
城とまちミュージアム