とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

「ザ・ウォーク」 (ねたばれ注意)

2016-01-28 01:20:11 | 映画
「綱渡り」という究極のアナログの世界を最新の3D映像で表現してみたという作品。
予告編を見て期待をふくらませたが、期待以上ではなかったかな。

この映画を観て、何かまどろっこしいと思ったら、携帯電話がなかったからだと気付いた。
肝心な時に意思疎通ができない不便さを随所に感じた。
古き良き時代の名残を残していた。

また、NYのワールド・トレード・センターは世界に衝撃を与える運命を背負ったビルだったと思わざるをえない。まさに歴史に残る建物である。

点数は、7点(10点満点)。

タイトル:ザ・ウォーク
製作年:2015年
製作国:アメリカ
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督:Robert Zemeckis
主演:Joseph Gordon-Levitt
他出演者:Ben Kingsley、Charlotte Lebon、James Badge Dale
上映時間:123分


「信長協奏曲(のぶながコンツェルト)」 (ねたばれ注意)

2016-01-26 01:20:59 | 映画
原作のマンガは読んでいないが、TVドラマは見ていた。
高校生がタイムスリップして織田信長と入れ替わって生きていく話。
発想が面白いし、タイムスリップしたのが1人だけでなかったところが笑える。

真面目に見ると、普通の高校生が、立場を与えられることで、
試練に立ち向かい、自分の生きるべき道を見つけて強くなる成長物語だ。

一方、史実を大きく曲げずに、現代人の信長が、いかに時代を切り拓いたかを
アレンジするところに面白さがある。

映画としてみると、小栗旬が高校生を演じるところでリアリティーが薄れているように感じた。
また、本能寺の変で信長が亡くなるのは49歳の時だ。
この映画の設定では30歳手前ぐらいに感じた。
本当の信長は天下統一目前で無念の死を迎えたはずだが、そのあたりも構えず気軽に見るべきだろう。

現代に戻ってきた元信長のサブローがどう生きていくのかに興味が惹かれる。

点数は、6点(10点満点)。

タイトル:信長協奏曲(のぶながコンツェルト)
製作年:2016年
製作国:日本
配給:東宝
監督:松山博昭
主演:小栗旬
他出演者:柴咲コウ、向井理、藤ヶ谷太輔、水原希子、古田新太、濱田岳、高嶋政宏、山田孝之
上映時間:126分


「人生の約束」 (ねたばれ注意)

2016-01-17 23:46:20 | 映画
東京と富山の対比がいい。
北陸新幹線でこの2ヶ所が結ばれたことで、色々な変化が起きているのだろう。

地域活性というが、古いものを壊すのではなく、よさをより多くの人に知ってもらうことが重要だろう。
この映画はSNSと地域の祭りを結び付けているところが面白い。

また、役者たちが祭りを楽しみ、かつリスペクトしている様が伝わってきて感動した。

点数は、8点(10点満点)。

タイトル:人生の約束
製作年:2016年
製作国:日本
配給:東宝
監督:石橋冠
主演:竹野内豊
他出演者:江口洋介、松坂桃李、優香、小池栄子、美保純、室井滋、柄本明、ビートたけし、西田敏行
上映時間:120分


「ブリッジ・オブ・スパイ」 (ねたばれ注意)

2016-01-13 21:56:22 | 映画
普通に見える人が大きなことを成し遂げる役は、トム・ハンクスの十八番だと改めて感じた。
「フォレスト・ガンプ」、「ターミナル」などなど。

この映画を観て感じたのは、東ドイツのスパイが悪意的に描かれていないことだ。
東西冷戦が終結し、ドイツが統一され、第二次世界大戦後の状況が客観視すべき歴史になったことを感じた。
そういう中で、米国最大の輸出産業であるハリウッド映画が、米国人の良識や自由意思に基づく信念をテーマとする作品を製作することに大きな意味がある。

ISであったり中国であったり、世界の価値観が揺らぐ中で、人権擁護に命を懸けた主人公の生き様への共感が、スピルバーグ監督やトム・ハンクスの心を動かしたのだろう。

点数は、8点(10点満点)。

タイトル:ブリッジ・オブ・スパイ
製作年:2015年
製作国:アメリカ
配給:20世紀フォックス映画
監督:Steven Spielberg
主演:Tom Hanks
他出演者:Mark Rylance、Amy Ryan、Alan Alda
上映時間:142分


村上隆の五百羅漢図展 (森美術館)

2016-01-03 21:40:59 | 美術館
六本木ヒルズの森美術館で開催中(2015/10/31~2016/3/6)の「村上隆の五百羅漢図展」を鑑賞。
村上隆はテレビ番組で観る程度の知識しか持っていなかったが、正直、面白かった。
意外と言っては失礼かもしれないが、日本と世界の今の時代を切り取ることに秀でた芸術家と感じた。

五百羅漢図はダイナミックで、制作プロセスを含めて楽しめた。
写真では部分ごとでしか見れないが、現物を見て、感じるエネルギーがある。

エントランスでお出迎え


五百羅漢図 白虎






五百羅漢図 青竜


五百羅漢図 玄武




五百羅漢図 朱雀