「ユナイテッド・シネマとしまえん」にて映画鑑賞。
タイトル:
LUCY
製作年:2014年
配給:東宝東和
監督:Luc Besson
主演:Scarlett Johansson
他出演者:Morgan Freeman、Choi Min-sik、Analeigh Tipton
「人間の脳は、10%しか機能していない」というのは、よくあるテーマではある。
脳と明言されていないが、「北斗の拳」も人間の潜在能力を全て活用することで、超人的に強くなる話だった。
人間の脳を活性化するきっかけが薬品であることや、活性化された後、コンピュータシステムとつながることはリアリティーがあり、期待以上に面白かった。
また、ルーシーが人間性を失っていく過程で、助かる見込みのない癌患者を射殺するシーンは、アグレッシブに感じた。
不安や痛みが人間が危機回避するためのアラームだとしたら、脳が活性化され、結果に対する曖昧さがなくなると、必要のないものになるのだろうか。
生物としての進化と人間性の進化の間にはギャップがあり、これらを両立させていく困難さが、未来の人間のテーマになっているかもしれない。
本作は、フランス製作だが、冒頭の舞台は、台湾で韓国マフィアが出てくる。
映画の興行的にアジアを取り込むことが重要になっていることが、ここにも表れている。
点数は、8点(10点満点)。人間の未来についての示唆がエンターテインメントとして折り込まれており、面白かった。