とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

広島 vs 巨人(東京ドーム 2019/7/30)ヒーローは原監督

2019-07-30 23:59:00 | 野球観戦
ようやく梅雨明けし、夏らしい天気に。

カープの先発投手は初登板のモンティージャ。カープアカデミー出身の左腕。
9連勝中とはいえ、ローテーションの谷間の感は否めない。
巨人の先発投手は、10勝で勝ち頭の山口俊。巨人としては負けられないところ。

1回表のカープの攻撃。
先頭の西川がインコースの難しい球をうまくさばいてレフト前ヒット。
菊池はセーフティー気味のプッシュバントがファーストへのフライで送れず。
バティスタは三振。
鈴木誠也は泳がされたがショートとレフトの間へのポテンヒットで、二死2塁、3塁。
松山に期待したがフォークで空振り三振。

1回裏の巨人の攻撃。
先頭の若林は三振。
続く山本にうまくライト前に運ばれた。
丸にもライト前ヒットを許し、一死1塁、2塁のピンチ。
坂本はショートゴロに打ち取ったが、強い打球で小園がファンブルし満塁。
亀井はカウントスリー、ツーからファウルで3球粘られた後、センターに弾き返され、先制を許す。0-1。
岡本にもカウントスリー、ツーまで粘られたが、三振。
ゲレーロはライトフライで何とか最少失点で切り抜けた。

3回裏の巨人の攻撃。
丸は三振の後、坂本、亀井が連続ヒット。岡本は四球で満塁。
ゲレーロにあわやホームランの左中間フェンス直撃のタイムリーツーベース。0-3。
ここで、カープのマウンドは、モンティージャからアドゥワ誠にスイッチ。
小林、山口俊を打ち取り、役目を果たした。

4回裏の巨人の攻撃。
先頭の若林がショートゴロの後、山本が四球で出塁。
丸のライトへのヒットで一死1塁、3塁。
坂本は打ち取った当たりだったが、1、2塁間を転がるタイムリー内野安打。0-4。
再び、一死1塁、3塁も亀井を三振、岡本はショートゴロでアドゥワも粘る。

5回表のカープの攻撃。
小園レフトフライ、アドゥワ三振の後、西川が右中間へのツーベースヒット。
菊池がレフトフェンス直撃のタイムリーツーベースで1点を返す。1-4。
畳みかけたいところだったがバティスタは三振。

6回裏の巨人の攻撃。
この回からカープのマウンドは中村恭平。
先頭の若林にいきなりホームランを浴びる。1-5。
山本に死球の後、丸にセンター前に運ばれ、無死、1塁、2塁。
坂本にはレフト前にタイムリーを許す。1-6。
亀井は四球で満塁。
岡本は三振に打ち取ったが、ゲレーロにセンターへの犠牲フライを浴びた。1-7。
小林は三振で何とか凌いだが、山口俊を打ちあぐねており、かなり厳しい展開。

8回表のカープの攻撃。
先頭の西川がバックスクリーン右へのホームラン。2-7。
さすがに山口俊にも疲れが出てきたようだ。
菊池はサードゴロに倒れたが、バティスタがレフト線へのツーベース。
誠也は死球で、一死、1塁、2塁。
ここで松山がライトスタンドへのスリーランホームラン。5-7。
カープの応援は最高潮に。
巨人は山口俊をあきらめ、左腕の中川にスイッチ。
カープは安部、坂倉の左打者をそのまま打たせて、三振とキャッチャーゴロで押し切れず。
ここは三好、會澤で勝負をかけて欲しかった。
會澤は先発を外れていたので、怪我か体調不良の可能性もあったが。

8回裏の巨人の攻撃。
カープのマウンドは7回から登板の島内が続投。
先頭の亀井にファースト内野安打。岡本にレフト前ヒット。
更に代打の重信へワイルドピッチの後、犠牲フライを浴びた。5-8。

9回表のカープの攻撃。
巨人のマウンドはデラロサ。明らかに球が速い。
150km台の後半がコンスタントに出ている。
先頭の小園は追い込まれてファーストゴロ。
代打の田中広輔は三振。
西川が左中間へのツーベースで一矢を報いたが、菊池三振でゲームセット。

原監督へ1,000勝目を献上。
山口俊を打ち崩しただけに勝ちたい試合だった。
緒形監督としては、ローテーションの谷間で、モンティージャ、アドゥワ、中村恭平、島内と若手投手を試せ、
會澤を休ませられたのは成果だったろうか。

上位打線はそれなりに打てているが、下位打線でチャンスメイクができなかった分の負けだったかもしれない。
連勝は一旦、途切れたが、勢いは失っていない。ここからがペナントレースの勝負所だ。






広島 vs ヤクルト(神宮球場 2019/7/26)小園の初HR、あわやサイクルヒットも・・・

2019-07-26 23:59:00 | 野球観戦
先発投手はカープが大瀬良、ヤクルトが高橋奎二。
ここのところ勝てていない大瀬良が6連勝の勢いに乗れるか。

2回表のカープの攻撃。
一死後、三好が二日連続となる先制のソロホームラン。1-0。

3回表のカープの攻撃。
先頭の菊池が三塁線を破るツーベースヒット。
次打者バティスタの初球が暴投で菊池は三塁へ進塁。
バティスタは三振に倒れたが、鈴木誠也が追い込まれながらもライト線へのポテンヒット。
形はともかく、これぞ四番の仕事。2-0。
誠也が盗塁と悪送球で三塁へ進み、松山がセンターへのタイムリーヒット。3-0。
會澤が死球、三好は三振の後、二死、一塁、二塁で小園が登場。
二球目を強振するとライナーで右中間スタンドへ飛び込む公式戦初ホームラン。6-0。
バティスタや誠也は、練習から当たればホームランの感覚だが、小園は意識して振るレベルだと思う。
狙っていたわけではないだろうが、自分のベストのバッティングを試合で出せるのが凄い。

6回裏のヤクルトの攻撃。
先頭の上田にフェンス際まで運ばれるレフトフライ。
打者のレベルから考えて、大瀬良が少し疲れてきたのか球の力が落ちたように感じた。
続く青木がライト前ヒットの後、バレンティンにレフトスタンド上段へのホームラン。6-2。
ここで雨が降り始めた。
村上にもフェンス際まで運ばれるレフトフライの後、中村はショートゴロでこの回は乗り切った。

7回裏のヤクルトの攻撃。
カープのマウンドは霞ケ浦高校出身、2年目の遠藤が登板。
初めて見たが、長身からのカーブがよさそう。
二死、一塁で山田哲人にセンターオーバーのフェンス直撃のツーベースを浴び失点。6-3。
上位打線につながる嫌なところだったが代打の雄平をファーストゴロ。
微妙なタイミングだったが、バティスタの好プレー。リプレー検証で判定が覆りアウト。

8回表のカープの攻撃。
先頭の三好が四球。小園は三振。代走曽根、代打高橋大樹。
曽根が盗塁で二進後、高橋がセンターへ大飛球。
青木が懸命の背走でグラブに当てたが捕りきれず、三塁打。7-3。
定位置であれば捕れたかもしれず、曽根の脚が活きた。
続く西川がレフト前へのタイムリーヒットで畳みかける。8-3。
ここでほぼ勝負ありの感。

8回裏のヤクルトの攻撃。
カープのマウンドは今村。
雨が降る中、村上に四球は許したが、得点を許さず、粘った。

9回表のカープの攻撃。
先頭のバティスタが右中間へのツーベース。
ここで雨脚が強くなり中断。
再開後に誠也のタイムリーと野間のホームランが出た。11-3。
會澤が三振の後、曽根が内野安打で小園の登場。
ヒット、ホームラン、ツーベースを放っており、サイクルヒットの期待が高まる。
8回の打席で三振に倒れ、二度目のチャンス。
レフト線への当たりで二塁を回り、バックホームの間に三塁を狙ったが、さすがに無理なタイミング。
二塁へ戻ったところでタッチアウト。
どうせアウトになるなら、三塁へ走ってよかったが、残念。12-3。

9回裏のヤクルトの攻撃。
カープのマウンドは菊池保則。
最後はショートゴロ、ダブルプレイで小園が締めた。

終わってみれば大勝だったが、バティスタの守備と曽根の脚がなければ、どうなっていたか。
小園はバッティングで目立ったが、守備も難しいゴロをうまくさばいていた。
4回のバレンティンのショートゴロでダブルプレイを取ったが、セカンドへの送球が微妙にそれ、菊池から指導が入った。
厳しく指導されつつも、伸び伸びとプレーできており、ムードメーカーになりつつあるのではないか。
今日はいいところが出たが、失敗してもめげず、チームを引っ張る存在になって欲しい。

田中広輔も頑張って欲しいけどなあ。サードでもいいから試合に出て欲しい。

300発の花火




小園のヒーローインタビュー

「天気の子」(ねたばれ注意)

2019-07-20 23:59:00 | 映画
いやあ、すばらしい。密度の濃い作品。
東京生まれではないけど、東京が好きになる作品だ。
普段、何気なく見過ごしている風景が凄く繊細に描かれており、画に愛情を感じる。

また、現代社会の様々な問題を東京を舞台に示しながら、それらに負けずに、
「人生を切り拓く」ことを応援してくれる。

新海誠監督のメッセージは、社会全体の小さな幸福よりも、
一人一人の個人がもっと幸せになろうとしていいということだと思う。

気象状況といった外的環境の変化に負けない人間の強さであり、柔軟さ、
あるいは鈍感さみたいなものをもっと信用してみようということもあるだろうか。

点数は、10点(10点満点)。

タイトル:天気の子
製作年:2019年
製作国:日本
配給:東宝
監督:新海誠
主演:醍醐虎汰朗、森七菜
他出演者:本田翼、吉柳咲良、平泉成、梶裕貴、倍賞千恵子、小栗旬
上映時間:114分


「こはく」(ねたばれ注意)

2019-07-08 23:59:00 | 映画
シネマート新宿にて鑑賞。
上映後、横尾初喜監督と兄・章一役の大橋彰のトークイベントが開催された。
「これからも、日本人の優しさを撮りたい」と横尾監督。
彰さんはいい人感が漂っており、お笑いの姿が全く想像できなかった。

兄と弟で、生き別れた父親に対する感情が違うことが痛々しい。
井浦新演じる弟・亮太は、自らも離婚し、前妻との子供にあまり会っていない様子。
再婚した妻の妊娠が分かり、前妻との子供との関係が希薄なことに後悔を感じ始める。

兄の父親への執着が理解できずにいたが、離れて暮らす自分の子供と兄がダブってきたのか、
父親捜しに主体的に取り組むようになる亮太。
子供の誕生、母の死を経て、父の離婚の真相にたどり着き、父との再会を果たす。
兄は父への恨みを捨てることができたようにみえた。

父親との再会シーンで、井浦新の役者としての凄さを感じた。
鶴見辰吾演じる父親と兄弟が抱き合うシーンで、井浦新が演じる亮太が完全に少年に見えた。

点数は、8点(10点満点)。

タイトル:こはく
製作年:2019年
製作国:日本
配給:SDP
監督:横尾初喜
主演:井浦新
他出演者:大橋彰、遠藤久美子、嶋田久作、鶴田真由、石倉三郎、鶴見辰吾、木内みどり
上映時間:104分


「Diner ダイナー」(ねたばれ注意)

2019-07-05 23:59:00 | 映画
蜷川幸雄追悼作品と言っていいだろう。
所縁の役者が舞台のような演技合戦。
極端な設定には極端な演技が必要なのだ。
絵心を感じる画面も好みだ。

伸び伸びと演技している藤原竜也はいい。

ボンベロとカナコの関係が蜷川幸雄と藤原竜也の関係へのオマージュになっている。

メキシコの「死者の日」も亡くなった人への追悼のお祭りであり、
蜷川イズムを感じれる作品だった。

点数は、10点(10点満点)。

タイトル:Diner ダイナー
製作年:2019年
製作国:日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:蜷川実花
主演:藤原竜也
他出演者:玉城ティナ、窪田正孝、本郷奏多、武田真治、斎藤工、佐藤江梨子、金子ノブアキ、小栗旬、土屋アンナ、真矢ミキ、奥田瑛二
上映時間:117分