とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

広島 vs DeNA(横浜スタジアム 2015/3/31)2015年 カープ応援初戦

2015-03-31 22:55:50 | 野球観戦
横浜スタジアムにて、2015年シーズン最初の野球観戦。


先発投手は、広島が大瀬良、横浜が井納。ともに将来のエース候補だ。
だが、両投手が乱調で、点の取り合いに。
大瀬良は調子はよさそうだったが、初回、ポテンヒットや味方のエラーで波に乗れないところに、
バルディリスに満塁ホームランを食らい、その後も、テンポの悪いまま、降板した。
二番手以降のピッチャーがよかっただけに悔やまれる。

一方、打線はヒットが出て、チャンスは作るものの、攻めきれない。
阪神から、復帰した新井貴浩のタイムリーで1点差に迫り、勝てる雰囲気になったが、続かなかった。

ポイントは、調子が悪そうだった梵と野間に最後まで代打を出さなかったことか。
昨年の野村監督だったら、間違いなく代打だったと思う。
緒方新監督の頑固さが出た選手起用であり、スタメンで起用した選手に対しては、
その試合は任せるというという考えなのかと思った。
(前半で選手を使い過ぎて駒不足になったようにも見えたが・・・)

試合は、前半の失点が最後まで響いて、6-7で1点差負け。
選手個々の力は昨年よりも上がっているが、試合運びや決定力に甘さが出た。
鯉のぼりの季節までは大丈夫に思えたが、殻を破る選手が出てきて欲しい。

「インドの仏」展 (東京国立博物館)

2015-03-27 19:31:37 | 博物館
上野の東京国立博物館で、「インドの仏」展を鑑賞した。
音声ガイドには、インド仏像大使として展覧会をPRしている、みうらじゅん、いとうせいこう両氏が出演。
好きな人がやっているのに留まらない両氏の視点の面白さに感銘を受けた。

釈迦は、当初、信仰の対象として、足跡や光など間接的に表現されていたが、
後の時代になってから、人間の姿で表現されるようになったことを初めて知った。
時代を経るに従い、表現が自由かつ精巧になり、
釈迦の教えが生活に根ざしていったことが感じられる。

また、女性の仏像が多く展示されていたが、
現代のフィギュアに通じる、制作者の理想の女性像を仏像として具現化したような「気」を感じた。


「映画 暗殺教室」 (ねたばれ注意)

2015-03-26 01:12:04 | 映画
タイトル:映画 暗殺教室
製作年:2015年
配給:東宝
監督:羽住英一郎
主演:山田涼介
他出演者:菅田将暉、山本舞香、竹富聖花、高嶋政伸、椎名桔平
上映時間:110分

アニメでいいんじゃないかと思いながら見始めたが、実写で殺せんせーの質感を表現したかったのと
役者の演技で生徒たちの過酷な状況を見せたかったということかなと解釈した。

最近、よく見るが、菅田将暉はいい。どこがいいという訳ではないが、佇まいがいい。

高嶋政伸はいつもの悪役キャラだ。「ホテル」の頃の高嶋政伸はどこへいったのか。
本人は楽しそうに見えるが、普通の人を演じて欲しい。

暗殺すべき相手が先生で、お互いを理解し合う関係になって、どう落ちをつけるのか、
続きを見ないと何とも言えない内容だった。

点数は、6点(10点満点)。


「ソロモンの偽証 前編・事件」 (ねたばれ注意)

2015-03-21 01:29:48 | 映画
タイトル:ソロモンの偽証 前編・事件
製作年:2015年
配給:松竹
監督:成島出
主演:藤野涼子
他出演者:板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、黒木華、松重豊、小日向文世
上映時間:121分

単純にいじめをテーマにした作品ではない。
宮部みゆきの小説は、映画やTVドラマになっている作品が多いが、本作は満を持してといったところ。
宮部作品の特徴として、人間の悪意の怖さであったり、覚悟を試すものであったり、心の中心に突き刺さる感覚がある。
また、男が弱く、強い女性が登場するのが作風と言えるだろう。

この作品は非常に重い。
ただ、やや景気が上向いてきて、こういった重い作品を受け止める元気が世の中に出てきたのかもしれない。
バブル崩壊に始まる厳しい時代を乗り越えて、
真実に向き合い、正すべきことは正す気力が日本に戻ってきたのかなと思う。

小説を読んでいないので、後編のストーリーは知らないが、真実に向き合う人間の強さを体現している
若い役者の演技に期待し、後編を楽しみに待ちたい。

点数は、7点(10点満点)。