とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

「ミュージアム」 (ねたばれ注意)

2016-11-30 23:59:00 | 映画
大友啓史監督、小栗旬と妻夫木聡の競演ということで、観に行くことに。

なかなか、おどろおどろしい作品だった。
妻夫木聡の怪演ぶりが怖いものの、俳優としての役に入り込む姿勢には真摯なものを感じてしまう。

裁判員制度による冤罪とか、猟奇殺人とか、扱っているテーマの重さもあり、観終わった後、ぐったり疲れた。
始まりから終わりまで、息をつくところがなかった。

犯人であるカエル男の姉の女医が、なぜカエル男を殺したのか、
悪意にさらされた人間がストレスでアレルギーを発症することが現実にあるのかといった疑問が残り、
気持ちの悪さが残る作品だった。

点数は、7点(10点満点)。

タイトル:ミュージアム
製作年:2016年
製作国:日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:大友啓史
主演:小栗旬
他出演者:尾野真千子、野村周平、伊武雅刀、田畑智子、市川実日子、大森南朋、松重豊、妻夫木聡
上映時間:132分


2016年 ジャパンカップ 観戦

2016-11-27 23:27:05 | 競馬
不本意ながら、この秋最初の東京競馬場での現地観戦。

1着賞金が3億円と国内最高額のレースだけに各陣営の本気度もかなりのはず。

最終週で荒れているものの、上がりの3ハロンでは33秒台が出ており、微妙な馬場状態。
しかも小雨が降っており、やや力のいる状態になっている感じがする。
ここまでのレースで目の覚めるような差しは決まっておらず、先行馬有利に思える。

となると、キタサンブラックが最も合いそうだし、枠順も1番枠とベストだ。
これまでの戦績から気分よく逃げさせては、他の馬はなす術がない。
誰がどこで競りかけるかが勝負のポイントになる。

誰かがキタサンブラックに絡んでいくと、混戦の可能性があるが、どの馬も一長一短で読めない。
こういうときは、騎手の腕で判断するしかない。
実力でいくと、ゴールドアクターがキタサンブラックに絡むような乗り方をすれば活路が開ける気がするが、
吉田隼人騎手はそういうリスクは取らないだろう。
あるとすると外国人騎手だろうが、機動力のある馬に乗っていないので、キタサンブラックの押し切り濃厚と判断。

ゲートが開くと、ワンアンドオンリーが逃げるそぶりを見せたが、キタサンブラックが内から堂々の逃げ。
予想に反してリアルスティールがかかり気味に先行し、内にゴールドアクター。
これで隊列が固まり、ペースはスロー。
直線に入っても、キタサンブラックの勢いは衰えず、先行していた馬達のロングスパート勝負に。
キタサンブラックが抜け出し、ゴールドアクター、リアルスティールがばてたところで、サウンズオブアースが2着に。
武豊騎手の芸術的な逃げが決まった。

リアルスティールが一番、惜しかったが、もっと軽い馬場か、距離が2,000mまでならもっと弾けたかも。
最後にシュヴァルグランが3着に食い込んだが、来年の春に、キタサンブラックとの差が縮まるだろうか。
ゴールドアクターは、ここでは無理をせずに、有馬狙いなのか。もっと冒険してよかったのでは。

武豊伝説に新たな1ページが加わった。



スタート直前


レースが終わって、引き上げる武豊騎手とキタサンブラック


観戦料程度に参加

「GANTZ:O」 (ねたばれ注意)

2016-11-11 23:59:00 | 映画
フル3DCGアニメとは、どんなものかということで鑑賞。
映画というよりは、ゲームの映像に近い感じで、「GANTZ」の世界観の表現には適しているように感じた。
実写だとあまりにもグロくなって見れないだろう。

大阪チームのキャラクター名が、吉本新喜劇の芸人の名前だったのが笑えた。

点数は、6点(10点満点)。

タイトル:GANTZ:O
製作年:2016年
製作国:日本
配給:東宝映像事業部
監督:川村泰
主演:小野大輔
他出演者:M・A・O、郭智博、早見沙織、池田秀一、ケンドーコバヤシ、梶裕貴
上映時間:95分


「インフェルノ」 (ねたばれ注意)

2016-11-09 23:59:00 | 映画
ダン・ブラウン原作の「ロバート・ラングドン教授」シリーズの第3弾。
ヒロインには、スター・ウォーズの新作で主演するフェリシティ・ジョーンズ。

はらはらしたのは、主人公のロバートが数日間の記憶喪失になっており、
人類を滅亡させるウィルスに感染しているかもしれない中でストーリーが展開していくところだ。

フィレンツェ、ヴェネチア、イスタンブールと舞台を移動しての謎解きとラストのどんでん返しが面白かった。

点数は、6点(10点満点)。

タイトル:インフェルノ
原題:INFERNO
製作年:2016年
製作国:アメリカ
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督:Ron Howard
主演:Tom Hanks
他出演者:Felicity Jones、Omar Sy、Sidse Babett Knudsen、Irrfan Khan、Ben Foster
上映時間:121分


「湯を沸かすほどの熱い愛」 (ねたばれ注意)

2016-11-07 23:59:00 | 映画
宮沢りえとオダギリジョーが夫婦役ということで、どんなものだろうと思い、観ることに。
舞台が銭湯というのも面白そうで。

「強い愛情」とはどういうものかを体現した宮沢りえの演技に感服した。
子供への期待に裏打ちされる親としての辛さや、信用したいものの任せきりにできない不安が丁寧に表現されていて胸を打つ。

ここまで子供のことを想える理由が、自分も同じ境遇だったというねたばらしがあるが、このシーンはあえて必要なかったように思う。

自分は余命がどれぐらいあるかわからないが、こうありたいと思わせてくれる作品だった。

点数は、9点(10点満点)。

タイトル:湯を沸かすほどの熱い愛
製作年:2016年
製作国:日本
配給:クロックワークス
監督:中野量太
主演:宮沢りえ
他出演者:オダギリジョー、杉咲花、篠原ゆき子、駿河太郎、伊東蒼、松坂桃李
上映時間:125分