先週の木曜日、親睦ゴルフの日だったが、ホテルのベッドで飲み疲れて寝ようとしたところ、NHKで特集らしきものを放送していた。何気なく観ていると、外人かハーフの女性が大阪弁で喋っていた。その口調が面白かったので、ついつい見続けてしまった。内容は学校音楽コンクールであって、その外人(アンジェラ・アキというシンガーソングライターで徳島県出身の人だと後で知った)が作曲した「手紙~15の君へ~」が中学校の部の合唱課題曲に選ばれ、その課題曲に感動した中学生たちが東京の全国大会を目指す姿を追ったドキュメントだったのだ。
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放送の中でこの課題曲は何度も歌われたので、覚えやすいメロディといくこともあったが、いつしか覚えてしまった。 歌詞は「千の風に乗って」と同じ系列の自分自身への励ましの歌で、子供から大人へ脱皮する頃の傷つきやすい多感な心の応援歌で感動ものだったが、感動したのは歌詞は勿論だがそれ以上にこの曲を生きている証として仲間と歌って、東京の全国大会に出場したい、という友達との連帯感・共有意識だった。
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この曲に感動して、長崎の離島にある中学校では2人だけで県大会を目指したり、アンジェラ・アキさんの出身中学では連日猛特訓を繰り返したり、東京を目指して懸命に頑張っている姿が実に印象的に映像化されていた。
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娘たちも中学校時代2人とも吹奏楽部に属して、東京目指して頑張っていた。東京への道のりは、県大会・地方大会を勝ち抜かなければならない。長女はクラリネット、次女はフルートを担当しており、毎年地方大会までは行くのだけれども、ここで銀賞止まりだったので、東京への切符がいかに難しいものか、知っているつもりだ。
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結局、紹介された中学校はすべて県大会、地方大会で涙を流すことになったが、それでも実にさわやかな笑顔だった。自分で出来る限りのことをやったという自覚があったのだろう。短い夏が終わった、という寂寥感もあったとは思うが、決してこの夏は無駄ではなかったと言いたい。
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さて、自分への手紙、NHKのこのサイトでは1000通を超えた手紙が送られていた。それも大半が中高生。少し読ませてもらったが、みずみずしくさわやかな自分への期待が溢れていて、私まで心が温かくなった。
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殺伐なこの時代、このように心を洗う歌が若者達の共感を得ていることがなぜか嬉しく感じた。最後に、もうひとつ、アンジェラ・アキさん、すばらしい美人だとは思うのだけど、関西弁(徳島弁?)は何とかならないものだろうか。お笑い芸人だと思ってしまう。
<o:p> 今日、ついに我が西武ライオンズがペナントレース優勝しました。4連敗ながら、オリックスが負けたためです。北海道の日ハムファンの皆様、東北の楽天イーグルスファンの皆様、どうもありがとうございました。さて次はクライマックスシリーズ! 勝ち抜いて欲しいです。</o:p>