秋分の日、北九州地方はうす曇だった。予報では晴れのち夜に雨。昼間は何とか持ちこたえそうな天気だった。この数日孫たちが来なかったので夫婦2人だけだったし、私は例の1件で妻に頭が上がらなかったので、さすがに4日目ともなると気も滅入ってきた。そこで餌で孫たちを呼び寄せようとたくらんだのが、バーベキュー。 山の渓流の横で、孫たちを遊ばせながら焼肉にビール!と目論んだのだった。
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前日に妻が肉や野菜を買ってきて、私が朝から野菜を切り、お握りは妻が結んで用意を整えていると、長女から電話。 和音君が少し熱を出したという。 熱はあるが元気に遊びまわっているというが、水遊びは出来ないと判断して、場所を近くの足立公園に変えることにした。
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10時半、残念ながら次女は前回(春)に続いて勤務と重なって参加できなかったがその他はみんな集まった。さっそく、目的地の公園に出かけた。桜の葉が黄色く色づき始めていて、秋のたたずまいを見せ始めていた。孫たち2人はさっそく三輪車に乗ったり、ボールを蹴ったりして遊び始めた。お守りは奏汰パパと妻。嬌声を上げて騒いでいる。
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和音君のパパが慣れたものでテーブルセットや、バーベキューコンロなどを手際よくセットし、炭に火を付ける。程なく火も大きくなってバーベキュータイムの始まり。そこかしこに居座って楽しい昼食だ。和音君も奏汰君も椅子にちょこんと座って、お握りをぱくついていた。
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食べ始めて30分、火勢もちょうど落ち着いて好くなった頃に、雨粒が落ち出した。空を見ると厚い黒雲がわいている。雨の心配は無かったはずなのだが。 と言っても仕方ない。 大降りにならないうちに片付けて退去することにした。バドミントンやキャッチボールで楽しく遊ぶつもりだったのに残念だ!
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長女が、「ママが元気だから!」とつぶやいた。 「なるほど!」、言われて私もそう思った。 けれどそういう自分も雨女だと言う。 だけども、雨女の方が家庭は維持されるのだ!とも言っていた。 その心は、雨が降ると出かけられないので、お金が貯まる、というもの。出歩き大好き人間の長女の言葉とも思えない。 と云うことは、我が家と同じで旦那が妻(の雨女)をカバーしているのだろう。
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慌てて車に乗り込んだが、雨は止んでしまった。どうも公園の一角だけがちょっと降っただけだった。もう少し我慢しておれば、と残念だったがこれは結果論。孫たちが体調を崩さないうちに帰ったのは正解だろう。
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そして、夕方。西武ライオンズが8回に逆転して優勝間違いない、と思っていたが、なんと9回に押さえピッチャーの乱調で逆転されてしまった。ワインで祝杯と考えていたのに、それもお流れ! 昼間のバーベキュー中断と言い、ライオンズの優勝お預けといい、消化不良の1日でした。
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