10月1日は海神の神、宗像大社の秋の大祭の開始を彩る「みあれ祭」だ。「みあれ」とは、新しい霊力をいただくという意味で、沖ノ島、大島に居られる宗像3女神のうちの2女神を、神湊に居られる末の女神様がお迎えする折に、宗像七浦の漁船が供奉船として参加する海上パレードなのである。宗像水軍と称され、古代に朝鮮とも往き来をしていた歴史ある漁労の民で、沖ノ島は今でも女人禁制・神の島として海の正倉院とも呼ばれている。
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当日は500隻ほどの漁船が大島に集結して、女神様を乗せた御座船を守って、神湊まで豪壮に波しぶきを蹴立てて走るのであり、この地区では一番の祭りだ。何しろ、向こう1年の福運と陸海の交通安全、豊漁を祈って、宗像七浦の漁師が競争のように豪華絢爛の大漁旗や幟を風にはためかせ、鉦や太鼓を打ち鳴らしてパレードするのだ。漁師にとって、御座船は何よりも崇めて守らなければならないのである。
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宗像に勤務する私にとっても、みあれ祭は一度は見学したいと思っているのだが、その日は毎年、創立記念日でゴルフコンペが開催される事になっている。だから残念ながら見に行ったことは無い。知人・友人から話を聞くだけだった。ところが、私の技術相談役のUさん、娘さんが大島に嫁に行った。もちろん漁師さんのところだ。子供も3人出来て、幸せいっぱいだ。Uさん、週末になると大島から魚が届く(港に受け取りに行く)ので、お刺身はここ数年買った事が無いとか云っていた! (うらやましい!!!)
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その婿殿が、今年のみあれ祭は子供を乗せると言う。それを聞いたUさん、自分もお供したい!と。 孫と一緒に同乗することになったと喜んでいた。
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<o:p>大島で沖津宮、中津宮を迎えました。 中央が御座船。</o:p>
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それを聞いて、私もUさんにお願いした。「写真をじゃんじゃん撮ってきてくれ!」 <o:p></o:p>
当日は波も静かで、大島を発つころには晴れ間も覗いて良い天気になった。私は、その玄界灘を望む玄海ゴルフクラブで懸命にボールを叩いていたのでした。Uさん、船の波しぶきにも負けず、写真を撮ってきました。臨場感溢れる写真が満載でした。ありがとう。<o:p></o:p>