ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

お弁当

2011-12-20 21:00:38 | 平々凡々

 

師走の博多駅。イチョウ並木も終わりに近づいて。

 

毎週月曜日は学校の授業。後期の課目なので10月から2月までなのだが、もう12回を数えた。明日が後期の中間試験で、それが終わると冬休みに入る。私にとっても一息つける休みだ。授業自体は昨年の経験が役立って、まぁそれなりに楽しくやっている。教材も昨年使ったものがそのまま流用できるので随分楽だ。

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学校は博多駅から徒歩15分弱のところにある。途中に住吉神社という筑前一の宮があり、ここに参拝するのが常になった。博多のど真ん中に社の森がうっそうと茂っているのが神々しくもあって嬉しく感じている。

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1,2時限の授業が終わるのが12時20分。他の先生方は昼食なのだが、私はお弁当持参ではないので12時38分の小倉行きの特急電車に乗って帰るのが習慣となっている。18分しかないので、授業が終わると急いで駅に向かう。特急電車は1時間に2本なので、間に合わないとおよそ30分も待つことになるので。

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ずっと博多駅のキヨスクで駅弁などを買って電車内で食べていたのだが、つい最近、博多駅の近辺でお昼の時間帯ににわかお弁当屋さんが開業しているのを知った。博多駅かいわいは各種の学校やオフィスなどが並んでおり、彼らの昼食を販売しているのだった。

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10月の週だったと思うが、私も博多駅に急ぐ道すがら、そこでお弁当を買った。塩サバ弁当が350円で安かった! キヨスクで駅弁買うとすれば最低でも500円以上はするので、ずいぶんお得だし、何よりも塩サバ弁当が大好きなのだ。

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これは得だと、次週も同じ出店に寄ったのだが、何とその日は400円! 先週は350円だったのに!とつぶやくと、売り子のお姉さん(おばさんかも)「内緒なんです。実は12時半過ぎると350円になるんですよ!」・・・なるほど、スーパーの閉店と同じで、売れ残り対策だったのだ。

 

<o:p>別のお弁当出店です。このような出店があちこちに出ています。</o:p>

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その後数回、400円の「塩サバ弁当」を買っていたのだが、つい先週、その売り子のおばさんが私の顔を見ると、ニコッと笑って「さんまじゃなくて、塩サバでしたね。350円で良いですよ!」。<o:p></o:p>

400円をしっかりと握っていた私、驚いて「良いの? 350円で?」

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電車の時間に遅れるからと言ったような覚えはある。私が12時半を過ぎるまで待てないと判断してくれたのだろうが、有り難いことだ。 お金のことよりもその気持ちが嬉しくて「常連さんサービスですか?」と聞いたのだが、「そうです。内緒ですよ!」。やはり日頃から笑顔で接することが大切だ。

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20食くらいのお昼休み限定の出店さん、わずかな利益にしかならないと思うが、どうもありがとう。電車の中で美味しく塩サバの味を噛みしめました。 

 

 

 

 

コメント (12)
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