ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

舞い散る落ち葉の中で

2017-12-07 14:05:19 | 平々凡々
 今日は大雪だそうだ。それに併せるように九州は寒気に覆われて寒い日が続いている。一昨日はついに湯たんぽを使いだした。寒すぎてトイレも近くて眠れないのだ。

 さて、先記事でも書いたが、会社をリタイアすると毎日が日曜日!で、身の周りに変化がない。このためブログアップがついついおろそかになっている。これでは先がないので、記事内容に変化を持たせることにした。具体的に言うと随想をテーマに入れることにした。もともと私のブログは随想記事からスタートしたので、原点に戻ると言うことかもしれない。色んな思いを我流で書くことにする。

 

 写真は博多駅筑紫口中央通り。平日の昼下がりだ。銀杏の葉が盛んに舞い散って風雅な趣を感じたのでスマホに納めたのだが、それを見た通行人が数人同じようにスマホを取り出してシャッターを押していた。やはり同じように何かを感じたのかも知れない。銀杏の黄色の葉というと私には特別な思い出がある。それは大学生の頃。熊本の大学の構内にはたくさんの銀杏の木があって、師走時分には構内が黄色の葉に埋め尽くされるのだった。それが風に吹き飛ばされて舞い散る様は、貧乏学生だった私には寒々とした中で一種の安らぎにもにた感情を起こさせてくれた。黄色の葉が実に鮮やかで、散った葉にも趣を感じたのだった。

 丁度その頃、3年生だった私は進級に必要な単位を落としていて、流年が確実な状況であり、実家の両親にどう伝えようかと悩んでいたのだった。流年するとその間は奨学金は下りず、その分、親の負担が増えるので親に迷惑を掛けると。もちろん遊びすぎて授業に出なかった私が悪いのだが、いざ、それが決定すると・・・。寒風が吹きすさぶ中で、襟首を立て学食に向かう道で銀杏の葉を愛おしく感じたのだった。・・・今更反省しても遅いよ・・・どうしようか・・・どうしようか・・・どうしようかと。
コメント
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